F1第2戦マレーシアGPはフェラーリのライコネンの圧勝に終わりました。
予選はフェラーリのマッサ、ライコネンが1-2を獲得し、マクラーレンのハミルトン、コバライネンはそろって5グリッド降格のペナルティを受けてのスタート。
スタートでは、マッサがライコネンを牽制してライコネンをインに押しやりながら1コーナーに進入。しかしライコネンは、「マッサが1周早くピットに入るのが分かっていたので無
理はしなかった」と語るように、1回目のピットストップを終えると見事に逆転、そのまま横綱相撲のごとく逃げ切ってしまいました。
一方のマッサは、あっさりと首位を奪われた焦りがあったのか、7-8コーナーの立ち上がりでスピン。昨年までのトラクションコントロールがあれば、あのようなスピンは無かったのでしょうが・・・。少しだけアクセルを開きすぎてしまったのでしょうか。ドライバーの技量を際だたせるTCS禁止はその効果を発揮しつつありますね。
ペナルティにより8,9位からのスタートとなったマクラーレンは意外と追い上げてこなかったのが少々意外でした。すぐにフェラーリの後方にあがってくるかと思っていたのですが、意外と苦戦してしまいました。特にハミルトンはトヨタのトゥルーリを攻略できず5位。それでもランキングトップを維持しています。
今年は、サーキットによって、フェラーリとマクラーレンの攻防が激しそうでおもしろそうです。
BMWザウバーは今回も2位表彰台を獲得。マリオ・タイセンが今年の目標とする優勝は、意外と早くやってくるかも知れないと感じさせます。
予想外に苦戦したのがウイリアムズの2人。ロズベルグガ予選16位から決勝14位と期待外に終わってしまいましたし、中嶋一貴も予選18位から決勝17位と最下位完走。それでも2戦連続2台完走という数少ないチームです。
スーパーアグリの2台も今回はそろって完走。苦しいなりに前を向いて精一杯闘っています。
マグマグループとの提携内容も、次戦のバーレーンGPまでには発表されると言われていますが、どんな体制となるのか、レースの結果よりも気になるところではありますね。
ルノーのアロンソは今回8位となり、1ポイント獲得。しかし、マシン的には苦しさは隠せません。
序盤、アロンソ、クルサード、ハイドフェルドの3台がスリーワイドで争うシーンも見られましたが、BMWのハイドフェルドがあっさりとレッドブルとルノーをパスしてい来ました。
その後のアロンソとクルサードのバトルは見応えがありましたが、逆に言えば、ルノーのライバルはレッドブルをはじめとした中堅勢であり、BMWは一段抜けていることがはっきりと見えてしまいました。
次の舞台は、中東のバーレーンで4月6日決勝となります。
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