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January 16, 2011 楽天プロフィール Add to Google XML

バッハのお墓参り
[ 東欧の旅 ]    

ライプツィヒはドイツで3番目に古く大学が創立されたことで有名です。現ドイツ首相のメルケルさんもライプツィヒ大学にて物理学を学んだというばかりではなく、化学反応速度論で顕著な功績を残したオストワルド、量子力学の確立に貢献したハイゼンベルク、メビウスの輪で有名な数学者メビウスなど、科学の発展に古くから大きく貢献してきた大学として、重要視されています。一方、芸術分野でも、多くの著名人を輩出していて、作曲家のシューマン、ワーグナー、そして文学ではゲーテや森鴎外などがこの大学に通っていました。

 Ԥ  Ԥ  Ԥ  Ԥ  Ԥ

さて、市庁舎から歩いて数分のところに、中規模の教会があります。この教会は聖トーマス教会と言い、外観を見る限り、ドイツ国内ならどこにでもありそうな地味な教会です。しかし、この教会はドイツ国内で最も重要な教会の1つに数えられています。その理由として、作曲家バッハが27年間にわたり教会合唱団の指揮者として活躍し、また教会内のパイプオルガン演奏者として音楽を奏でた、歴史的に重要な教会です。

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     雪の積もった聖トーマス教会               教会前にあるバッハ像

聖トーマス教会の入り口には、薄雪をかぶったバッハの銅像がたっていました。さすが世界中の誰もが知っている作曲家!彼の銅像の周りには人だかりができていて、記念撮影をする人でごったがえしていました。ちなみに、この銅像をよく見ると、バッハ像の上着の左ポケットの中身が外に出ています。これを見た人々は、「彼はお金が無い」ことを示しているんだと、いつの間にやらそんな噂が広まっていったと伝えられています。

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         バッハが眠る墓                    ぽんカノの願い事

トーマス教会には、65年の生涯を閉じたバッハが祭壇の前に眠っています。墓の上には、切花と折り紙で折った2羽の鶴が添えられていました。偉大な作曲家にしては、地味な墓となっているのは、彼の生前を物語っているのかも。

そして、教会の前方部には十字架があり、そこに願い事を書いた紙を貼り付けると、願いが叶うと言われています。早速、ぽんカノさんが、「あなた(バッハ)の曲が、上手に弾けるようになりますように・・・・」との願い込めて、十字架に貼り付けていました。

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 遠くにあるのがバッハが弾いたオルガンかな?         バッハのステンドグラス

トーマス教会のもう一つの見所は、バッハのステンドグラスです。ただし、あまりにも小さくガラスに描かれているので、これを探し出すのに一苦労しました。教会内はクリスマスのムードが漂う、独特の雰囲気に包まれていました。たくさんの名曲が生まれた教会を去り、さらにライプツィヒの魅力を探ることにしました。



Last updated  January 16, 2011 19:42:36
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January 15, 2011

アウアーバッハス・ケラーで野生動物料理
[ 東欧の旅 ]    

こんにちは。年が明けて雪が融けて、ようやく暖かい日々が戻ってきました。とは言え、雨が1週間ほど断続的に降っていて、すっきりした天気は望めません。また、窓の外では、ビューと音を立てながら突風が吹いています。数週間後に、ヘルシンキに向かうの予定で、飛行機が強風によって絶叫マシンにならないことを願うところです。 

         

さて、旅の1日目(12月26日)、ライプツィッヒの旅日記を書いていきます。このとき、大雪によって、市庁舎裏にある文豪ゲーテの銅像には、雪が積もっていました。そのゲーテの銅像の向かいにあるは、メードラー通りというショッピングアーケードで、その中にたくさんの店が軒を連ねています。そのアーケードの中央部へと足を進めると、ファウストとメフィストフェレスの像(ゲーテ作、戯曲ファウストの登場人物)がたっていて、そのちょうど地下に、アウアーバッハス・ケラー(Auerbachs Keller)というレストランがあります。

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          雪をまとったゲーテの銅像              メードラー通りのアーケード

実は、ここがライプツィッヒでは最も有名なレストランで、観光名所となるほどの人気を誇っています。ゲーテは、若き頃、ライプツィッヒ大学法学部で学んでいて、その時によく通っていたという酒場が、同じ場所で今でも営業を続けているのです。さらに、このレストランは、ゲーテの代表作である「ファウスト」に登場し、それが理由でレストランのメニューの挿絵や入り口の銅像には、その戯曲の登場人物であるファウスト博士と悪魔のメフィストフェレスが用いられています。

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      メニューの表紙                     店先の看板

早速、店内に入ってみると、大盛況。このとき、お昼の2時という時間なのに、客足が減らないところが、噂通りの人気店であることをうかがわせます。これでは、席が見つかりそうになく、予約を取って夜に出直そうとしました。しかし、ぽんカノさんが、またここへ来るのは面倒との理由で、ウェイターさんをつかまえて、空き席をたずねたところ、運良く席が空いているとのこと。

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     戯曲ファウストのワンシーンを描いた壁画             ビールが旨い!!

                          店内の雰囲気

見渡す限りでは、この日は観光客の姿はほとんどなく、地元の人で賑わっていて、まさにゲーテが通っていた頃と同じように、酒場としてのムードが立ち込めていました。

さて、ここのメニューは、主にザクセン地方料理を出してくれますが、クリスマスの時期と重なっていたため、その特別料理として、この地方で獲れた野生動物を使った料理を振舞ってくれるようです。ということで、ガチョウのスープと、この近郊の荒野で取れたイノシシのシチューを注文しました。

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         牛肉の細切料理                 野生イノシシのシチュー

典型的なドイツ風の調理法で、盛り付けも若干大雑把(笑)。いやいや、これこそ、ドイツ料理の本質なんです。人気店というと、お値段が気になるところですが、これが意外と標準的な料金よりも安いぐらいでした。ちなみに森鴎外も通ったといわれていますが、残念ながら鴎外ゆかりのものは見つけることができませんでした。



Last updated  January 16, 2011 08:20:27
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January 9, 2011

東欧の旅のはじまりは・・・
[ 東欧の旅 ]    

2010年12月25日、東欧の旅の前夜、1つ気になることがありました。それは、歩道に積もった大雪の上を歩いて、しかも10日分の衣類をつめたスーツケースを駅まで引っ張っていくことは、厳しいということです。そこで、ぽんカノに頼んで、市内のタクシー会社に電話をしてもらい、翌日の早朝に家まで迎えに来てもらうことにしました。しかし、この時、12月25日、クリスマス。これが理由なのか、市内にある全てのタクシー会社に電話をしても、全く電話に出てくれないのです。クリスマスは、こちらでは特別中の特別な休暇なんです。

一度はあきらめたものの、もう一度掛けなおしてもらいました。すると、あるタクシー会社とつながり、耳の遠いおじいちゃんが電話に出てくれて、何とかかんとか会話が成立。翌朝迎えに来てもらう確約ができて一安心。

         

12月26日、早朝4時過ぎに目覚ましがなり、もう少し眠りたい気持ちを抑えて起床しました。タクシーも時間通りに迎えに来て、長い旅の幕が明けました。隣町の中央駅までは近郊電車で行き、そこから特急列車(ICE)に乗り換えて、真っ暗な早朝の町を列車はスピードをあげて走り抜けていきます。

実は、食堂車で食事をする予定だったのですが、本日休業というアナウンスが入り、ガッカリ。朝から何も食べずに、6時間の列車の旅というのは、少々厳しいところがありますね。

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  早朝の駅(雪で真っ白)        食堂車(休業中)         雪景色を見る女

列車は、文豪ゲーテの足跡を記念して作られた「ゲーテ街道を」をたどって、東に向けて走っていきました。ちょうどゲーテ街道に合流した辺りから、雪が次第に深くなってきて、それと同時に列車も、20分、30分・・・といった具合に、どんどん遅延していきます。列車はアイゼナハ、エアフルト、ワイマールなどの名所に停車し、これらの町はゲーテのみならず、音楽家のバッハ、リスト、ワーグナーや、宗教改革で有名なルターでも名をあげてている人気の観光地です(詳細は過去ブログで書いております)。

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      大雪の積もったエアフルト駅              車窓から見えた古城

真っ白の車窓の景色に退屈してきたころ、ようやく最初の目的地ライプツィッヒに到着しました。このとき、定刻よりも45分も遅れて、お昼の12時を回っていました。この中央駅はドイツで最大級の規模を誇っていて、ドイツの各地から長距離列車が乗り入れていますが、そのほとんどの列車が遅れているようです。

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   45分遅れてライプツィッヒ駅に到着              中央駅の巨大な出口

駅から数百メートルのところに位置するホテルにチェックインするために、歩道を歩いていくのですが・・・・・・ 雪があまりにも深いために、スーツケースを引っ張るのが大変。雪かきがしていない歩道では、30センチ以上の雪があり、歩く足がズボズボと雪に埋もれてしまい、これには参ってしまう。

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       駅のコンコース                         駅の外観

まっ、何とかチェックインできて、しばらく小さな2人部屋でのんびりと休憩。ちなみに、このホテル、朝食付きで2人で3800円という、すごくお得な宿泊料でした。そもそもここは、かつての郵便局をホテルに改造したもので、かつてはたくさんの郵便物がこの建物内で取り扱われていたようです。

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    格安の小さな部屋           ホテルの外観は、重厚な石造りで素晴らしい

外の気温は氷点下5℃。これから、市内観光に出ます。町自体がそれほど大きくないので、半日あればほとんどの見所を見ることができます。まずは、昼食をとるために、市内でも有名なレストランに向かうことにしました。この続きは次回にします。



Last updated  January 10, 2011 19:34:52
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January 1, 2011

今、ブダペストにいます

日本にお住まいの皆様、明けましておめでとうございます。只今、ハンガリーのブダペストからブログを書いております。こちらはあと2時間弱で、年が明けようとしています。

12月26日に旅をスタートし、ドイツ・ライプツィヒ、ドレスデン、そして国境を越えてチェコ・プラハを訪れました。ドイツとチェコの最低気温は平均してマイナス14℃、体感気温マイナス18℃近いという中、たくさんの観光客にまぎれて旅をしました。

昨晩、寝台特急に乗ってチェコ・プラハを発ち、眠っている間にスロバキアを通過して、ハンガリーのブダペストに到着しました。ブダペストはハンガリーの首都でありながら、隠し切れない「貧しさ」が至る所に見られます。錆付いた地下鉄、老朽化したバス、壁のペンキが剥がれ落ちた町並み、などなど・・・・・・

旅の詳細は、旅が終わった後に、ブログで報告したいと考えています。では、またネットの環境が調ったら得られたら、旅先から報告したいと思います。

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2010.12.26 Rathaus in Leipzig Germany
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2010.12.27 Altstadt in Dresden Germany
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2010.12.28 Moritzburg in Dresden suburb Germany
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2010.12.29. Nightview in Praha Czech Republic 
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Last updated  January 1, 2011 06:29:12
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December 25, 2010

今年のクリスマス
[ ドイツ日記 ]    

昨晩はクリスマスイヴで、夜更けにもかかわらず、教会の鐘の音が市内に響き渡っていました。今日は薄陽が差し込む天気で、雪が融けてくれるかなぁと期待したのですが、気温は氷点下のまま。窓の外は、相変わらず白い景色が広がっています。

さて、僕の家でもささやかながら、クリスマスパーティーをしました。ぽんカノさんは、ドイツの伝統料理の一つである「ザワーブラーテン」を作ってくれました。この料理については、このブログで度々登場してきましたが、牛肉ブロックを赤ワインとワインビネガーに漬けて、数日間冷蔵庫で寝かせて、オーブンで焼いた料理です。しかし、我が家にはオーブンがありません。なので、フライパンで牛肉を弱火で何時間も熱して、作ってくれました。意外とフライパンで作っても、オーブンで焼いたものと遜色なく、美味しく仕上がっていました。

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そして、ぽんカノから、クリスマスプレゼントとして、ウクレレを頂きました。早速、昨日からずっと練習をしていますが、中々指が言う事を聞いてくれなくて・・・。そして、一晩が過ぎ、何故か腕が筋肉痛?? 1つだけ、また趣味が増えたかな。



Last updated  December 26, 2010 03:28:55
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December 24, 2010

Hagen クリスマス市
[ ドイツNRW州の旅 ]    

昨晩は猛吹雪で、その風の音で何度か目を覚ましました。この大雪によって、航空、鉄道は運休・遅延が相次いでいて、数日後にひかえた旅立ちを心配しているところです。今朝とお昼過ぎに、家の前の歩道を除雪しましたが、どんどん積もってくるので、また夜にでも除雪しないといけないようです。ちなみに、ドイツでは住居(所有地)前の歩道を除雪することが義務付けられています。車道に関しては、市の除雪車が担当することになっているのですが、今日はクリスマスイヴだからなのか、除雪されていない状況です。そのため、走行中の車のタイヤが雪に埋もれて身動き取れないで困っている様子が、家の窓から何度か見られました。

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        ハーゲン野外博物館                 ライトアップされた木組みの家

さて、ハーゲンという町に、野外博物館があります。小高い山の中腹にあり、この地方独特の木組みの家が立ち並んでいます。この野外博物館は、大人というよりはむしろ子供が伝統産業を学ぶために建てられたものですが、この敷地内でクリスマス市が開かれるという情報をつかんだので、早速訪れてみることにしました。列車に約40分乗り、さらにバスに乗り換えてみたら、車内は大混雑!! 交通渋滞もあり、野外博物館に着いたときは陽が沈み薄暗くなっていました。

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         博物館のレストラン             レストラン内部(シャンデリアがおしゃれ)

博物館が所有する木組みの家には、ライトアップが施されて、クリスマスのムードを盛り上げていました。しかし、この寒さには耐え難い。こういうわけで、レストランに急遽入り、入り口に設置された暖炉であたたまった後、食事をすることにしました。

ここはNRW州の伝統料理も振る舞うレストランです。ドイツ料理の典型であるシュニッツェル(ドイツ風トンカツ)をNRW州風味に調理するらしいので、それを注文しました。すると、シュニッツェルの上に厚切りベーコンが1枚乗せられたものが出てきました。ベーコンとシュニッツェルの組み合わせは初めて口にしましたが、これが意外と旨かったです。

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                       薄暗いクリスマス市

クリスマス市の屋台では、クリスマスの飾り、手芸品、ハム・チーズなどの加工食品、そしてクリスマス名物であるグリューワイン(暖めたワイン)などを販売する屋台が立ち並んでいました。そして、日本の屋台でも定番となっている「天津甘栗」も、海を越えた西洋にも存在するのです。とはいえ、こちらでは栗の品種が違うので、少し変わった味覚のものです。個人的には日本の天津甘栗が好きですが・・・。

ドイツ人の中には、栗の皮をむかずに食べている人がいました。確かにこちらでは栗を食用とする機会が少ないから、食べ方が分からないのでしょう。ちなみにこっちでは、りんご、梨、ブドウなどは、皮をむかずに、まるかじりするのが普通のようです。

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         ドイツ風天津甘栗                 ハーゲン市庁舎前のクリスマス市

野外博物館のクリスマス市ですが、なんだか華やかさに欠ける感じが否めません。むしろこの後に訪れた市庁舎前のクリスマス市の方が派手で、しかも屋台の品揃えも豊富なので、こっちの方が好きです。



Last updated  December 25, 2010 02:21:17
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December 23, 2010

まだ生きています
[ ドイツ日記 ]    

お久しぶりです。約1ヶ月ぶりのブログ更新です。仕事もいよいよ大詰めで、それに付け加え、帰国の準備やその他諸々で、ブログ作成に携わる時間はもちろん、ブログ友達の皆さんの記事を読む暇すらありませんでした。こういう状況ですので、最近は休日なしという状況で、明日も、明後日も、実験をするために研究所へ行く予定でした。ところが、冬期休暇につき、来年まで一部の実験設備が停止されるので研究はできないという知らせが入り、しかも、窓の外は大雪というにもかかわらず、明日から所内の暖房も止めてしまうという連絡があり、びっくり仰天。

こういう状況に加え、これで約3年間のドイツ滞在で最後の大型休みとなるだろうし、滞在最後の記念として、東欧の国々を旅することにしました。毎度のことながら、土壇場で旅の計画を立て、大晦日まであと1週間という時に、格安ホテルなんて取れないだろうと思っていたら、意外にも簡単に取れてしまい、これまたびっくり。

まっ、窓の外は大吹雪で、こんな時に誰もヨーロッパを旅したがらないというのが理由だと推測しています。その甲斐あって、列車のチケットも格安でどんどん手に入るからうれしいです。その結果、10日間もの長旅なのに、都市間移動に使う列車の料金の総計が、東京-広島の新幹線往復料金をと大して変わらないから、驚きです。

さて、行き先ですが、今回はドイツを東に向けて横断し、国境を越えてチェコ、ハンガリー、オーストリアへと進みます。そして、南からドイツに再入国し、ドイツを南から北へと横断して、帰路につくことを考えています。国境越えは総計5回。 なお、移動はすべて列車です(寝台列車や蒸気機関車にも乗って移動します)。

旅のお供のぽんカノさんも同行しますが、彼女は相変わらず旅程を作るのに非協力的。なので、一人でいろんな観光協会に問い合わせたり、チケットの事前予約をしたり、鉄道会社に「寝台列車のeチケットが取れないぞぉ~」って嘆きながらコンタクトを取ったりしながら、ようやく旅程が完成しつつあります。

とりあえず、「まだ生きている」という報告がしたかったので、ブログを書きました・・・



Last updated  December 24, 2010 05:26:24
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November 6, 2010

黒い森&アルザスの旅 最終回
[ 黒い森&アルザス ]    

銀山を見学した後、黒い森の景色を見納めると、刻一刻とフライブルクを去る時が近づいてきました。これからぽんカノの知り合いのお宅にお邪魔をし、夕食をご一緒させていただくことになっています。しかし、銀山の探検によって、衣服は泥まみれ。こんな服装で、お邪魔するのは失礼なので、ホテルに戻って着替えることにしました。

市内から少し離れた場所に、素晴らしい日本庭園があります。実は、この庭園は愛媛県の松山市から贈られたもので、1988年にフライブルクと姉妹都市を結んだ故に、ここに造園されたのです。ドイツの各所で和風庭園もどきを見て来ましたが、ここで見た庭が最も本格的で規模も大きかったです。

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    中央駅の近くの教会             松山市から贈られた日本庭園

さて、この庭園の近くにあるお宅にお邪魔をすると、庭には美しいバラが育っていました。そして玄関前から窓越しに台所を見ると、夫婦仲良く料理をしていらっしゃいました。ちなみに、僕が台所に立つと、ぽんカノにつまみ出されます・・・(恐)。玄関を開けてもらい、中へお邪魔すると、パエリアの良い香りが漂っていました。

ドイツではパエリアにウサギの肉を入れることがあるのですが、ぽんカノが嫌がって食べないので、その代わりに鶏肉が入っていました。

            

ほんのわずかな間だけでしたが、楽しい一時をご夫婦と一緒に過ごさせていただきました。帰り際に、庭に咲いていた一輪のバラの花を、ぽんカノにプレゼントされ、お別れしました。約600キロ離れた遠い町へ戻ります。

フライブルク中央駅、時刻は00:14。定刻どおり夜行列車が発車。駅を出ると、町の灯が遠くなり、やがて暗い黒い森を列車は抜けて行きます。長かった旅もこれで終り、バラの花を見ながら楽しかった旅を回想するのでした。

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           夜行列車で眠るぽんカノ                  一輪のバラ

黒い森&アルザスの旅日記はこれで最終回となりました。長い間、ご愛読いただきありがとうございました。このブログで紹介した名所はほんの一部に過ぎません。広大な黒い森&アルザスを余すところなく巡るには、1週間と言う時間では少なすぎます。

最後に、この旅の計画を立ててくれたぽんカノと、お世話になったご夫婦に感謝します。



Last updated  November 6, 2010 22:58:58
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November 5, 2010

フライブルク銀山
[ 黒い森&アルザス ]    

フライブルク南部には標高1284 mの山があり、「黒い森」と呼ばれる山々の中でも、最も高いものの1つに数えられています。この山の名前は「Schauinsland」で、天気の良い日には、その山頂からスイス・アルプス山脈が見晴らせるそうです。しかし、生憎この日は、アルプスの壮大な光景は濃い霧に消されてしまいました。

フライブルクは、随分昔から急速に経済成長を遂げ、町が瞬く間に拡大をしていきました。そのきっかけの1つとなったのが、銀脈の発見です。この銀山は、南西ドイツ最大の規模を誇り、しかも約800年もの間、銀が採掘されていました。

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     銀鉱を運んだトロッコの機関車              銀坑道への入り口

歴史の深いフライブルク大聖堂には、ノミと金槌を持って銀を採掘している様子を描いたステンドグラスがはめ込まれていて、銀の採掘がフライブルクの成長と発展にいかに重要であったかが理解できます。

南西ドイツ最大の銀山と言えども、その入り口は人間一人が通れるぐらいの幅しかなく、足元にはかつて銀鉱を運んだトロッコのレールが敷かれていました。

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一部水没のため、狭い板上を歩く               銀坑道内部の様子

さぁ、いよいよ銀山の坑道内に潜入します。かつてここで働いていたと思われるガイドさんが、坑道内を案内してくださるのですが、旧銀採掘場は危険がいっぱいです。そのため、ヘルメット、軍手、ヘッドライトを借りて装備し、さらにヘッドライト用の大きなバッテリーを腰に付けて、内部を探検するのです。

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  昔は灯油を燃やして、周囲を照らしていた     簡易トイレ(トイレットペーパーは新聞紙)

この日、坑道のガイドツアーに参加した人は10名弱。2人のガイドさんに引率されて、足場の悪く、暗い横穴を進んで行きました。内部には岩盤を削る道具、錆付いたトロッコ、そして簡易トイレまでも残されていて、銀採掘当時の様子が損なわれることなく再現されていました。

このガイドツアーは、ショート・ツアー(1.5時間)とロング・ツアー(2.5時間)に別れていて、僕とぽんカノはロング・ツアーを選び、他のお客さんは全員ショート・ツアーに参加していたのです。ショート・ツアーが終ると、ガイドさんは我々2人のために坑道内に残り、さらにその先を案内をしてくれるのですが、驚いたことに、ショート・ツアーのお客さんは、ガイドさん無しで、もと来た道を迷わずに戻って帰らないといけません。

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 下へと続くハシゴを降りる     高さ10 mを超えるハシゴ        超狭い坑道

ここから、僕とぽんカノのためだけに、ガイドさん2人が付き添って、案内をしてくれます。難関なのは、長さ10メートル以上もある垂直に立てられたハシゴを何度も上り下りしなければいけないのです。岩から染み出た雨水で、ハシゴが濡れていて滑りやすいので、細心の注意を払わないといけません。それと体力もいります。また、ロング・ツアーに参加するには、いろんな制約があり、年齢が12歳以上で、身長150 cm以上でないと参加できません。

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        錆付いたトロッコ                    パーティー会場

さらに驚いたことに、こんな銀採掘場の中にはパーティー会場があり、いろんな催し物がここで行われているのです。もしや、パーティーに参加する人達は、細い坑道を通り、高さ10メートル以上もあるハシゴを上り下りしないといけないのかなぁ~。おそらく、それはないでしょう・・・会場に出入りできる別の穴がある・・・と思います。

随分長~い坑道内の探検を終り、ガイドさんにお酒を出してもらい、冷え切った体を温めました。外に出て気付いたのですが、衣服が泥まみれになっているのです。この後、ぽんカノのお友達の家に招待されているのですが、こんな泥だらけの服でお邪魔して良いのやら・・・



Last updated  November 6, 2010 07:51:08
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November 3, 2010

ドイツ最長のロープウェイ & スイス風シュニッツェル
[ 黒い森&アルザス ]    

フライブルクのお菓子屋さんで、ぽんカノにペロペロキャンディーを買ってもらいました♪♪。キャンディーを舐めながらホテルまで歩き、朝市で買ったお土産をホテルに預けると、すぐに駅前の停留所から路面電車に乗りました。交通量の多い市内を、路面電車が車の流れと共に走り、マーティンス塔をくぐり抜けて間も無い頃、東側の車窓には黒い森が広がっています。路面電車は山へと続く穏やかな坂道を登り、やがて山の麓にある停留所で停車。どのようやらここが終点らしく、電車を降りると、その前に接続のバスが止まっていました。

バスに乗り換えて、山道をグングン登って行き、山間の高台にあるロータリーに到着。ここで登山装備の若者たちも一緒に下車しました。彼らとは違い、我々はロープウェイに乗って空中移動をして山頂を目指します。そう言えば、ドイツに来てロープウェイに乗るのはこれが初めてだなぁ。

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        ロープウェイの駅                       ゴンドラ

このロープウェイは、走行距離が3.6 kmあり、ドイツで最長の距離です。高低差750 mを約20分かけて登ります。ロープウェイが進むにつれて、フライブルクの市内はもちろん、遥か彼方の町へと視界がひらけてきます。空中散策をすると、ここが「黒い森」と呼ばれる理由が良く分かります。

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  ドイツ最長のロープウェイ               遥か彼方まで見晴らせる

黒い森と呼ばれる理由の1つは、この一帯には濃緑色のモミの木がたくさん茂っていて、上空から眺めると確かに山々が黒く見えるのです。ちなみにドイツをはじめヨーロッパ諸国では、モミの木はクリスマスツリーとして利用されます。

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           銀山の名残                 緑鮮やかな木々のトンネル

ロープウェイを降りると、そこは標高1220 mの森の中。鮮明な黄緑色をした葉に囲まれたトンネルを潜りぬけると、銀山への入り口です。早速、中に入れてもらおうとすると、ガイドツアーが45分後に始まるから、しばらくの間時間をつぶして欲しいと言われました。


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        スイス風シュニッツェル              風船をもらって喜ぶ子供達

わずかながら時間があるので、ロープウェイの駅に併設されたレストランで食事をすることにしました。僕はスイス風シュニッツェルを注文しました。随分前のブログにも書きましたが、シュニッツェルとは「ドイツ風とんかつ」と訳されていることが多いですが、必ずしも「とんかつ」である必要がないのです。つまり、この料理の様に衣を付けて揚げなくても、ハンマーで肉を叩いて薄く引き延ばして、フライパンで焼いてものでも、「シュニッツェル」と呼んで良いのです。シュニッツェルの定義は曖昧ですが、どのようやら「ハンマーで肉を叩いて薄く引き延ばす」ことが重要らしいです。

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                    山頂から見晴らす小さな村

ここで食べたスイス風シュニッツェルは、薄く延ばした豚肉の間に、ハムとチーズを挟んで焼いてありました。おそらく、スイスとその近郊のドイツの町では衣なしのシュニッツェルが主流なのではないかと推測しています。(フライブルク市内のレストランでも、衣なしのシュニッツェルが出てきましたから・・・そのブログはこちら。)

ちなみに、ペロペロキャンディーは、このレストランに入る前まで舐めていました!!



Last updated  November 3, 2010 07:03:47
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