こんばんは。前回のブログでもお伝えしたように、能勢の田舎街を自転車で巡り、そこでしか見られない美しい景色を眺めながら、穏やかな秋の日を思いっきり楽しみました。でも、旅中はいつも楽しい事ばかりではなく、些細なハプニングもあり・・・・・・という旅でした。その詳細はこれから何日間かに渡って書いていきたいと思います。では、早速能勢へ向けて出発です。
朝6:15、朝焼けで赤く染まる空を眺めながら、自宅を出発。この日は今秋一番の寒さになりました。
ここで、サイクリングのルートを説明しましょう。地図を見ながら読んでくださると、分かりやすいですよ。僕の家から、豊中駅周辺の繁華街を抜けて、池田市に入ります。やがて、猪名川大橋が見えてくると、国道163号線(能勢街道)に入り、大阪とは一旦お別れで、兵庫県の猪名川町に入ります。
朝焼けに包まれる豊中市内 猪名川大橋
ここから穏やかな上り坂が続きます。このルートは能勢電鉄と一部併走するため、あずき色の列車が時々目に入ってきます。一の鳥居駅周辺からは急勾配の坂に変わり、自転車のスピードが徐々に遅くなります。おや? お城が見えてきましたぞ。
実はこれ、お城ではないのです。
大学です。本当です。
大阪青山大学の敷地内にある『歴史文学博物館』です。ここは一般のお客さんも入城することができ、お宝を鑑賞する事ができます。この博物館ですが、本当にすごいのです。あの土佐日記(もちろん国宝)、後醍醐天皇や千利休の書などを所蔵しています。この日は、博物館めぐりがメインではないので、通過します。
山下駅を通過すると分岐点で、そこにトンネルがあります。ここで、本日最初の迷走!!つまり道を間違えてしまい、日生中央方面へ行ってしまいました。Uターンするのも面倒なので、横道へ入り能勢街道へ入ろうとします。その途中、久保食堂を発見。なかなかいい雰囲気のお店でしょ?
そこからしばらく行くと、頭のはるか上に陸橋がかかっていて、それが能勢街道です。そこまで上る道がすごかった!傾斜11%の道路標識があり、とんでもない坂を上るハメに。
ようやく能勢街道に合流すると、そこからはトンネルが続きます。トンネル内のサイクリングは大嫌いです。なぜなら、車や大型トラックのエンジン音がすごく響いていて、悪魔が背後から襲ってくる感じです。それと、もう1つは排ガスです。たまに大きな排煙装置で換気してくれるトンネルもあるんですが、能勢街道のトンネルはそんな装置は付いていません。ただし、親切なのは自転車が十分に通れる幅の歩道を完備してくれているということです。
トンネルを抜けると、右側に大きなダム湖が見えてきます。これが一庫(ひとくら)ダムです。
まるでリアス式海岸のような景観です。でも、このダムの建設により、民家26棟、寺1、神社1、発電所1がダムの底に沈む事になり、ここの住民達は強制的にこの地を立ち退くことになりました。
しばらくの間、いろんなことを考えながらダムを眺めていました。
再び、安全運転で出発です。この後もトンネルをいくつか越えます。最後のトンネルを越える手前で、再び大阪に入りました。ここは能勢町!!
能勢街道を外れ、大阪府民牧場前を通過しました。ここから、能勢らしい景色が広がっています。能勢らしいとは?それは次回のブログでお話をし、そして、能勢の見所をたっぷりとご紹介したいと思います。では、また。
おまけ(自転車とぽんすけ) 行き先を示す看板をバックに写真撮影したつもりが、その看板がかくれてしまいました。残念・・・・・・ とりあえず、こんな感じでサイクリングしています。