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November 26, 2009 楽天プロフィール Add to Google XML

2009夏 ドイツ1周旅行 その16 夕暮れ時のヴァイマル(ワイマール)
[ 2009夏 ドイツ1周旅行 ]    

今日はヴァイマル(Weimar、ワイマール)の旅日記を書いていきます。

ヴァイマルという1つの小さな街に、2つの世界遺産が指定されています。

その1つは「古典主義の都・ヴァイマル」として世界遺産に登録されています。ドイツ古典主義作家のゲーテとシラーによって描かれた詩、劇作などの多くが、この小さな町で生まれました。彼らの作品のほとんどが世界的に有名であり、その偉業は世界遺産に値すると認められたのです。

もう1つは、「ヴァイマルとデッサウのバウハウスとその関連遺産群」として世界遺産に登録されています。1919年に芸術・建築学校のバウハウスがヴァイマルに開校されました。その教育理念は19世紀以前の様式建築を批判するものであり、近代建築(モダニズム建築)を教えてきました。これにより、斬新的なデザインの建築物を生み出すことになり、後世の美術・芸術に与えた影響は大きいことから、世界遺産に指定されたそうです。

さて、前置きが長くなりましたが、旅日記の続きを書いていきたいと思います。

         

お昼前にポツダムを出発し、青空の広がる中、ヴァイマルへと向かいました。ポツダムからヴァイマルまで約250キロ。この距離なら、だいたい3時間以内で到着できるだろうと見込んでいました。しかし、その予想が大ハズレ。なんと約5時間もかかってしまいましたSE108.gif

ヴァイマルのホテルに到着したのが午後6時ごろ。見学する予定だったすべての博物館は、すでに閉館。結局、ヴァイマルに足を運んだものの、何一つ歴史的文化財の中身を目に納めることはできずに悔しい思いをしました。ホテルで時間が過ぎるままにのんびりと過ごすというのもつまらない。せっかくここまで来たことだし、とりあえず、市内を歩いて散策することにしました。

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         ヴァイマルの街並み             世界遺産の芸術学校・バウハウス   

ヴァイマルにはたくさんの著名人が過ごし、数多くの文化財が残されていて、いわゆる観光名所と呼ぶのに相応しい町ではあるものの、意外にも人通りが少ないことに驚かされます。旧東ドイツの閑散とした街並みが続いていて、晩夏の寂しさというものがじわじわと伝わってきます。

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    音楽家のリストが晩年を過ごした家          ゲーテが50年近く住んだ家

ハンガリー生まれのピアニストで作曲家のフランツ・リストは、この小さな家で晩年を過ごしていました。リストは「ピアノの魔術師」と呼ばれていて、彼の超人的なピアノ演奏の腕前から「指が6本あるのではないか」と言われたほどです。リストハウスに取り付けられたプレートには、1869から1886年までここに住んでいたと書かれていました。

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                    広大な敷地を誇るヴァイマル城

すっかり陽が傾き、ヴァイマル城はオレンジ色に染まっていました。この城も世界遺産の1つであり、城内に国立美術館とヴァイマル古典期財団が入っていて、たくさんの芸術作品が所蔵されているそうです。

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     アンナ・アマーリアの宮殿                    シラーの家

公妃アンナ・アマーリアの宮殿も世界遺産に指定されています。アンナ・アマーリアは、1756年にエルンスト・アウグストと結婚したものの、その後わずか2年で夫と死別してしまいます。未亡人となったアンナはこの広い宮殿の中で、一人で生活することになりました。現在はヴィーラント記念館となっています(ヴィーラントはシェイクスピアのドイツ語翻訳者であり、ゲーテと同じく古典主義作家です)。

さて、ゲーテと親交の深かったシラーの家は、ゲーテの家からわずか100メートルちょっとのところにあります。シラーは、「ウィリアム・テル」や「ベートーベンの第九(歓喜の歌)の詩」を作ったということで世界的に有名です。シラーの家は今では博物館となっていて、彼の手紙や作品の草稿などが展示してあるそうです。

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2階のお店の窓に、蝋人形が読書中  老舗エレファントホテル(ベランダの黄金の像がおもしろい)

マルクト広場に足を運ぶと、そこにはエレファントホテル、市庁舎、クラーナハの家などの歴史的建造物が集結していて、見る目を楽しませてくれます。その中でも、エレファントホテルは1542年から続いている老舗の宿舎。客室はバウハウスやアールデコなどが設計に携わり、格調高い空間を作り上げています。かつて、このホテルにはメンデルスゾーン、バッハ、ワーグナー、トーマス・マンなどのたくさんの著名人が泊まったそうです。

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                    マルクト広場に堂々と建つ市庁舎

市庁舎はマルクト広場の正面に建っていて、重厚な石造りが印象的です。その向かいに建っているのが、画家のルーカス・クラナッハが晩年を過ごした家です。その隣がシュタットハウスと呼ばれているもので、1階部分が観光案内所になっています。どの家も特徴的な外観をしていて、まるでおとぎ話の世界にいるみたいです。

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          左がシュタットハウス、右が画家のルーカス・クラナッハの家

さて、赤の城(Rotes Schloss)は、本当に見つけにくいです。その名前から推測すると、城の壁面を赤く塗られているはず。早速、赤い城壁の建物を探しましたが、全く見当たりません。道を歩いていた地元の人に尋ねると、指をさして「あれがRotes Schlossだ」と。その指がさすものは、薄緑色に塗られた切り妻造りの家でしたSE108.gif。かつては赤く塗られていたそうですが・・・。緑色のお城でも、「赤の城」と呼ぶのは何だか変だけど。

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      リストの銅像                    緑色の赤の城???

マルクト広場に戻って、その一画にあるレストランでゲーテの愛した黒ビールを注文。そして、そのビールに合う料理として、グラーシュ(牛肉のハンガリー風シチュー)を食べて、この日の旅を終えることにしました。

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  ゲーテの好んだ黒ビール          グラーシュ&じゃがいも団子&ザワークラウト

外はすっかり暗くなり、藍色に染まった空の下で、市庁舎がライトアップされて黄金色に輝いていました。たくさんの詩と芸術が生まれた町。そして、静かな町でした。作家、芸術家を育む環境って、こういう雰囲気なんだなぁって分かったような気がします(実は分かってないかも)。

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                       黄金色に輝く市庁舎

翌朝から、エアフルトを目指し、旅を続けます。



【おまけ画像】
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      ゲーテとシラーが眠る墓地で           バウハウス前の光るモニュメント




Last updated  November 27, 2009 09:18:33
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Re:2009夏 ドイツ1周旅行 その16 夕暮れ時のヴァイマル(ワイマール)(11/26)   レッドのコッカーさん


きゃは♪   picchukoさん


Re[1]:2009夏 ドイツ1周旅行 その16 夕暮れ時のヴァイマル(ワイマール)(11/26)   ぽんすけ.さん


Re:きゃは♪(11/26)   ぽんすけ.さん


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