◆出発式ごあいさつ(2015・4・3)皆さん、こんにちは。もうり栄子です。いよいよ県会議員選挙です。私はこの4年間、地域をくまなく歩き、皆さんから切実な思いをしっかり伺ってまいりました。暮らしを壊す安倍暴走政治を止めさせ、だれもが人間らしく暮らせる社会にするために絶対に負けられない選挙です。県政改革にまっしぐらに取り組むもうり栄子を何としても県議会へ押し上げて下さい。よろしくお願いいたします。先日、諏訪広域で介護保険料が大幅アップし、基準額が1カ月5350円になりました。介護保険が導入されて15年、出発した時の倍以上です。「高齢者は死ねというのか。もうやっていけない」と悲鳴があがっています。それだけ上げても特別養護老人ホームの県の整備率は入所を待っておられる皆さんが2割しか入れないというひどい計画です。働いている皆さんも待遇改善が進まず人手不足も深刻です。その上介護報酬の引き下げでサービスの一部を取りやめた事業所も出始めています。私は介護難民をつくらず、介護の充実のために国の出し分をもっと増やし、県のお金も入れながら介護保険料の引き下げ、介護の充実を図ります。 子育て世代の皆さんの願いも切実です。子どもの6人に1人が貧困といわれるなか、先日お話を伺った若いお母さんは「子どもはちょくちょく風邪やけがをする。家計が逼迫している時に、サイフの中身を見て、受診を控え、悪化させてしまったこともあり、本当に切ない」と語っていました。全国ではすでに38の都府県で医療費は窓口で無料になっています。阿部知事は75000の署名を積まれても冷たい対応で、実施しようとしません。県議会はどうでしょうか?請願を日本共産党と無所族議員が賛成しただけで握り潰してしまいました。福井県や岩手県では全会一致で請願は採択されているのに、住民の声を受けとめない長野県議会はおかしいのではないでしょうか。 お金がないために、子どもや障害者の命や健康が脅かされるような事が絶対にあってはなりません。私は子ども・障害者の医療費を窓口で無料にします。 地域はどうでしょうか?政府はアベノミクス・地方創生などと盛んにあおっていますが、地域経済の落ち込みは深刻です。 わたしは儲かっている企業や大金持ちがますます儲けを増やすやり方ではなく、県として使い勝手のいい住宅リフォーム助成制度をつくり、市町村の制度と併用できるようにして地域でお金が回る仕組みを作ります。住宅関連の仕事はかかわる業種が20社以上といわれ、すそ野が広く、中小業者の仕事や雇用の確保にもつながります。私は、商店などにも使える住宅リフォーム助成制度をつくって地域経済活性化に道を開きます。 皆さん、いま県政のあり方が問われています。暴走を続ける安倍政権に、自民党推薦で2期目を勝利した阿部知事は県民の立場に立って物をいう事ができません。その知事をオール与党が支えています。これでは県民の願いが届きません。 いま国は医療費削減のために入院のベッド数を減らす事を考えています。国民健康保険も市町村の運営から県で一本化しようとしており、ますます国保税が上がる状況が危惧されます。こんなとき、県民の立場でしっかり物をいいストップをかける議員が必要ではないでしょうか。何でもオッケーというばかりではチェック機能は果たせません。わたくし毛利栄子は皆さんの願いをまっすぐ県政に届け、国にも県にもキッパリ物を言い、積極的な提案で県政を動かし県政に希望を開きます。ぜひ、働ける議員として県議会へ送って下さい。 財政力は全国20位、でも民生費は全国34位と遅れている長野県です。お金の使い方を変えましょう。スマートインターチエンジ・リニア中央新幹線に360億円も県の予算をつぎ込むより、暮らし・福祉・医療や教育の充実にこそ使うべきではないでしょうか。 最後に、平和の問題も大きな争点です。 安倍内閣は一斉地方選挙後に自衛隊が海外でアメリカと一緒になって戦争できる法律を策定しようと動きを強めています。戦後70年、日本の国のあり方を根底から覆すとんでもないたくらみです。 先日も80歳過ぎた方が「自分は13歳で終戦を迎えた。B29が飛んでくると物すごい豪音が聞こえて逃げ廻った。あの音を思い出すだけでもつらい記憶がよみがえって戦争はつくづくイヤだと思う。孫を絶対に戦場には遅らせないために命がけで反対していく」と語ってくれました。 一斉地方選挙は平和の問題でも暮らしの問題でも暴走する安倍政権にきっぱり審判を下す絶好のチャンスです。戦争はいやだ、暮らしを守りたいという思いを是非反戦・平和を貫いてきた日本共産党の毛利栄子に託して下さい。前回802票差で皆さんの期待に応えられなかった痛恨の思いをまた繰り返すわけにはいきません。今回は絶対にまけられない選挙です。全力を尽くして戦いぬきます。皆さんのご奮闘を心からお願いし毛利栄子の訴えとさせていただきます。(約8分) |