カテゴリ:環境
今日は東京大学の学園祭「駒場祭」に行って来ました。
東京大学は、駒場(教養)と本郷(専門)の2つのキャンパスがあり、駒場は11月、本郷は5月に学園祭を行います。 ![]() お目当ては学園祭のゴミ対策並びに、エコ・ブース、夕イ・スタディツアー展示。 「環境三四郎」さんは、東大の環境サークル。 駒場を中心に、様々な分科会に分かれて活動しています。 駒場祭ではエコ・プロジェクトという形で、協力をされているようです。 --------- さてさて、駒場祭のお話。 駒場祭ではゴミの分別が厳しく行われています。 これは「環境三四郎」さんの活動というよりは、駒場祭実行委員会の活動に協力する形を取っている、のかな? 一般来場の方も、ゴミ捨て場に行けば、分別を指導してくれる、青いジャンパーのスタッフを見ることができますが、バックヤードはもっとすごい。 屋台などをやっている各ブースは、それぞれの出したゴミを集積所に持って行くのですが、ここでスタッフのチェックが入るのです。 分別がきちんとされていないゴミは、やり直し。別なゴミが混じっていれば、その場できちんと分別を行います。 ゴミ袋に手を入れてチェックするスタッフの姿は本当に立派。 しかし、何がすごいか、と言えば、これが「当たり前のこと」として定着していること。 ゴミ集積所に、順序良く並んだ「フツー」の学生達は、これからの環境問題解決への期待を感じさせてくれます。 もちろん、色々な学生はいるのでしょうが、昔より現在の学生の方が、基本的な環境意識が高まっているのだなぁ、と。 --------- エコ・ブースは説明展示。 牛乳パックを素にした紙漉体験や、廃油キャンドル作りなどの体験もあります。 今回、秀逸だったのは、エコ・スタンプラリー♪ 12の企画がこれに参加。 「環境」とは関係ないサークルも含めて、それぞれがゴミを少なくするアイデアを出し、あるいは環境問題を考えさせる展示を行っています。 面白いのは、おせんべいなどを器にして、容器ゴミを出さない工夫をしている屋台がいくつかあったこと。 なかなか考えてますねぇ。 スタンプラリーは、このうちの3つのスタンプを貰えば、紙の缶で出来た飲み物が当たる、というシステム。 あるいは、ゴミ捨ての際にもスタンプを貰えるというのは、ちょっと嬉しい工夫です。 そしてそして、このスタンプラリーのマスコット・キャラクター「エコマちゃん」も忘れてはなりません。 愛らしい、このキャラクターの存在が、「真面目」に陥ってしまいそうなこの企画の良いアクセントになっています。 ![]() あのぅ、ゴールに置いてあったぬいぐるみ、実はちょっと欲しいと思ってしまったのですけど。 あ。写真。撮っとけば良かったですね。 --------- 「環境三四郎」さん自身は、エコクッキングでミネストローネ。 うーん。ちょっと趣旨が見えない部分があって、最初見過ごしてしまいました…。 まぁ、お祭りですから、固いことは言いますまい。 難しいことは考えず、楽しんだもの勝ち♪ これくらい天気が良ければ、ソーラー・クッカーとか使っても面白かったかもですね。 堆肥化の実演とかをこちらに持ってきても、環境サークルとしての趣旨が明確になったかと思います。 って、結局口うるさいこと書いてますね…。 --------- ![]() 「たいすき。」は、この夏休みに行われた、20日近くに及ぶタイ・スタディーツアーの発表展示。 あわせてタイの雑貨を扱っています。 雰囲気作り-展示と雑貨のバランスが秀逸。 なかなかセンスの良い企画展示。 もちろん、彼ら彼女らのこと。 ただの観光旅行の報告ではありません。 開発と環境。経済発展と環境汚染。貧困とAIDS。 途上国の抱える様々な問題。 これから、他の国々でも起こるであろう問題の最先端がそこにあります。 そうですねぇ。岡目八目な話をしておきましょうか。 「何故タイか」ということが、もう少し見えれば、説得力が増したかと思います。 タイからの留学生の方々が寄られたと仰ってましたけど、彼らとのコラボレーションとかが、今後出来ると面白いですね。 知識を身につけた20歳前後の若者達が、今、ここで共に経験を積むこと。 問題に直面して、考えること。感じること。悩むこと。 世界には様々な問題があります。 でも、それは知らなければ、解決方法を考えることすら出来ない。 まずは、知ること。問題の本質を捉えること。そして、そこから何を始めるのか。 そう、彼ら彼女らの経験が、いつか、問題解決の礎となることを信じて。 --------- 十年以上前、サークルの創立者の方達が打たれた「未来への布石」(学生がコーディネー卜する環境オムニバス授業の題名)は、閉塞感のあった環境問題に新しい局面を拓く一手でした。 これからの学生が、どのような手を打っていくのか。 そして彼ら彼女らが社会人となって、どのように社会は変わるのか。 どのように社会を変えるのか。 そう、私もいつまでも「お気楽社会人」を気取ってはいられません。 もっと知識を。もっと行動力を。そして、もっと行動を。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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