カテゴリ:フライブルク余話。
いよいよフライブルク滞在も最終日。
お世話になったホームステイ先のクーパーご夫妻に、感謝を込めて、お茶を点てます。 道具はいつものモンベルさんのセット。 器は百円ショップのもの。 お菓子は「雛あられ」。 掛軸代わりに扇子を用意。 ----- 器に桜柄の和紙を敷いて、「雛あられ」を盛り付けます。 本来なら、それぞれに懐紙をお渡しして、でしょうけど、器から直接でも問題ないですよね。 ----- お二人をお迎えして(って、ニ人のキッチンなのですが)、お茶の点て方と飲み方説明をして、まずは、掛軸代わりの扇子の説明から。 新年に先生から頂いた干支柄「竹に犬」扇子を持参。 小振りの、本当は女性用なのですけど。 今年は戌年で…と説明しようとして、干支って何だ、と? 12種類の動物をシンボルとして…元は中国から来ていて、 十干十二支の組み合わせが60年に一度… 英語でも説明不能だわ、と思い、干支の説明は割愛。 てか、日本語でも、干支を知らない人には説明できないや。 ----- 張子の犬って、どう見ても猫だよなぁ。 「これは猫ではない。これは犬です。」 漢字を書いて、 「漢字の「竹」と「犬」を組み合わせると、「笑」という字になります。 これは、おめでたい絵柄です。」 と説明。 ----- お湯で器を温め、茶筅を通します。 携帯用のもの、ということもあり、ここでちゃんと茶筅通しをしておかないと、 穂先が硬いままで、うまく点てられないのです。 ----- 茶巾でお茶碗をぐるりと拭いて、茶杓でお茶を…一杯だけ。 多分、苦く感じられるだろうと、抹茶は少なめにしました。 本来は3杯くらい入れるのですが。 いつも使っている「九重」は、出発前に新しいのが手に入らず…。 ----- 器はl00円ショップのものを… クーパーさんから、それらしい器をお借りしても良かったですね。 さっさと点てて、さあどうぞ。 ----- 続けて自分の分も点てます。 自分の分はお茶をたっぷりと。 いただきます。 …げ。 これは、ちと青い。 決して、まずい、というわけでなく、「九重」に比べると、 甘みが少なく、茶の香りが強いのです。 高級感はあるのですが、初体験で飲むお茶ではないです。 ----- うーむ。 道理で二人とも渋い表情な訳だ。 「お湯を足しましょうか?」 「ウム」「私も」 はは、申し訳ないですね。 ま、でも、お茶の道具を実演した、ということで許して下さい。 「雛あられ」は、大変喜んで頂けました。 いつもみたいに凝ったお菓子にしなくて、こちらも正解。 ----- これが本当の最終日です。 片付けをして、改めて御礼を言って、荷物をまとめて、迎えの車を待ちます。 本当にお世話になりました。 また、お会いできる日を楽しみにしています♪ ===== 後日談。 帰国してから、同じお茶を点てたら、ドイツで点てた時より、 青いカドがとれて甘い感じでした。 水の違いだったのかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 11, 2006 02:44:09 AM
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