カテゴリ:よしなしごと
ご存知のように、水戸の偕楽園は、岡山の後楽園、金沢の兼六園と並び称される、日本三大名園の一つです。
梅や桜が有名で、おそらく少し前には人も多かったのでしょうが、今は人もまばら。 そんな中、躑躅が咲き誇っていました。 うーん。あのちょっと濃い花の色と、葉っぱの粘着質な感じは、正直あまり好みではないのですけどね。 ----- さて、その中にある、好文亭。 いや、本当、「和風」の空間って落ち着きますね。 いや、襖絵を見るだけでも、行く価値十分。 ものすごい量の写真を撮ったのですが、今回は泣く泣く数枚で。 扇面散らしのセンスの良さとか、くぐり戸の形の面白さなど、見所いっぱい。 釘隠しが何種類かあるのが楽しくて、写真をそれぞれ撮っていたのですが、ケースにまとめて展示されていました。ふむふむ。 しかし、それにしても、寛ぐなぁ。 ----- さて、お茶室の名前は「何陋庵」。 論語からの命名。 待合は外から回って拝見。 ○と□の掛物に、△の窓。 このセンスは素敵。バランスも良い感じ。 こういうセンスなぁ。 一見陋屋に見せて、細やかな作り。 ----- 最高の部屋は最上階の「楽寿楼」。 竹の床柱?すごい存在感。大きく取った円窓も良い塩梅。 偕楽園から千波湖まで一望。 初夏の薫風吹き渡り、目にも鮮やかに萌ゆる新緑。 何と気持ちの良いことか。 ----- 三階には、なんと厨房エレベーターが設置されています。 井戸と同じ仕組みで、下からの配膳を楽にするよう工夫がされているわけですね。 左から、3階に設置されている装置、覗き込んだところ、一階の装置です。 いやぁ、この工夫は、面白い。 ----- この後、偕楽園内をうろうろ。 新緑と花々の美しさも触れたいところですが、吐玉泉には触れねば。 真っ白な寒水石の真中から、こんこんと湧き出す鮮烈な清水。 近くに、井戸水の水質調査票がちゃんと置いてあるのが面白い。 うん。甘い。気持ち良い。足が濡れる。あれ? えっと、行かれる時は、ご注意ください。 ----- さて、お土産やさんもオープンした時間。 そろそろ美術館めぐりに参りますか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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