カテゴリ:AV機器
Regza Zシリーズの便利な機能に、家庭内LAN上のPCに共有フォルダを作成すれば、その共有フォルダにRegzaから番組を録画したり、別のHDDにムーブができるとういう機能があります。しかもPT録画サーバーで保存されたMPEG2-TSファイルを入れておけばRegzaから再生できます。ですので「Regza + PT3(PT2、PT1)サーバー」という連携で快適録画Lifeを満喫されている方も多いのではないでしょうか? しかし、旧式のRegza(Z7000から9000シリーズ等)はWindows7の共有には対応しておりません。これはWindows7からの新機能「ホームグループ」の影響なのです。私のPT2サーバーは Windows7で、TVは Regza ZH7000。通常でしたらサーバー上の共有フォルダをRegzaにて参照できないのですが、先人の方々のおかげで録画サーバー上のTSファイルをRegzaにて再生できております。 以下私の環境での手順についてまとめたものですので、これをご覧の方はご参考まで。 ■動作確認環境TV:Regza ZH7000 サーバー: Windows7 Pro 64bit マザー ASUS E35M1-M PRO SSD Crucial m4 64GB (CT064M4SSD2) 起動ドライブ メモリ 8GB HDD WESTERN DIGITAL WD20EZRX + WD30EZRX (SATA 6.0Gb/s) PT2×2枚 ■準備するもの・Windows7未対応のRegza・Windows7録画サーバー(Windows7共有PC) ・偽装用のPC(Windows Vista 以下) ■Windows7録画サーバー(Windows7共有PC)の共有フォルダ作成1 Windows7 PC上に共有フォルダを作成(録画サーバーは保存先のフォルダを共有化)2 共有フォルダの「プロパティ」-「共有」-「共有」ボタンから「ファイルの共有」で「Everyone」を追加し、「読み取り/書き込み」の権限を与えておく ■Windows7録画サーバーのレジストリ変更作業1 「スタート」-「regedit」入力でレジストリエディタを起動2 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa の everyoneincludesanonymousの値 0→1 3 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\LanmanServer\Parameters の restrictnullsessaccessの値 1→0 4 PCを再起動 ■ローカルセキュリティポリシーのLAN Manager認証レベルを変更1 「スタート」-「secpol.msc」入力でローカルセキュリティポリシーを起動2 「ローカルポリシー」-「セキュリティオプション」「ネットワークセキュリティ:LAN Manager 認証レベル」で 「LMとNTLM応答を送信する」に変更
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Lsa に「編集」→「新規」→「DWORD値」で「LmCompatibilityLevel」を作成、値を0に設定 ■共有の詳細設定の変更ホームグループを使用しない場合の設定1 「コントロールパネル」-「ネットワークと共有」-左側の「共有の詳細設定の変更」を開く 2 「ホームまたは社内」の中の「パスワード保護共有」で 「パスワード保護の共有を無効にする」にチェック 3 「ホームグループ接続」で 「ユーザアカウントとパスワードを使用して他のコンピューターに接続する」にチェック 以上の設定を行ったら、サーバーの電源を切っておきます。 ■偽装用PCの設定偽装用PCにサーバーのふりをさせ、Regzaへの登録代行をします。1 サーバーの電源が切れていることを確認し、偽装用PCを起動 2 サーバーに設定した共有フォルダと同じ共有名の共有フォルダを作成 3 セキュリティソフトなどのファイアウォールを無効にする 4 「システムのプロパティ」から「コンピュータ名」と「ワークグループ」をサーバーと同じ名前にする(IPアドレスを同じにする必要はない) 5 再起動する ■Regzaに機器登録1 「LANハードディスク設定」-「機器の登録」で表示された接続機器「共有名(PC名)」にチェックを入れ登録する2 偽装用PCの電源をOFFにし、サーバーの電源を入れる 3 ハードディスク動作テストを実行し、最低限「録画 OK」になれば成功 うまくいかない場合はRegzaの主電源を切って、再度テストしてみます ■録画・視聴テスト1 実際にRegzaから録画・視聴テストを行う2 録画サーバーで録画したファイルが再生できるかテストする 3 上記が成功したら、偽装用PCのPC名をもとに戻す 設定項目が多いので疲れますが、これをやらないと快適な録画Lifeが送れないので… もしかすると環境によっては必要のない設定項目も含まれているかもしれません。 あとセキュリティがかなり低下すると思われますので、不安がある人は念のためサーバーに個人データなどは保存しない方がいいかもしれませんね。それもムリな人は「VMware Player」を使用して仮想環境を構築するという手もあります。あとはWindows7をあきらめるか、Regzaを買い替えるしかないですかね。 《関連リンク》東芝製レコーダーでTV画面に表示される「iマーク」を消す方法 (2012.11.06)お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.11.10 22:35:54
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