カテゴリ:小規模オフィス
今やレーザープリンタもA4までなら安いものは約1万円から、ネットワーク対応でも2万円台で買え、使い捨て感覚で導入できる時代になりました。 ちょっともったいない気もしますが、たくさん印刷するならこの手の安いプリンタを使って、ダメになったら修理に出さずに新品を買ってしまった方がコストパフォーマンスが高かったりするんです。 今回職場で使用していた Canon Satera LBP6300 が不調になったため、買い替えることになりましたが、オプションのカセットを増設していたので全く同じ機種にすることに。 じゃあ設置はそっくり入れ替えるだけだから簡単だ! と思うでしょうがそうは簡単にはいきません。 ネットワーク対応プリンタであるが故、面倒なIPアドレスの設定作業があるのです。 古いプリンタとIPアドレスを同じにしてやらないと動きません。 逆にこれさえ正しく設定してやれば、同じ機種なのでPCにドライバやソフトの再インストールは不要なので、全く新しい機種にするよりはかなり設定が楽だと言えるでしょう。 では、新しいプリンタに古いプリンタと同じIPアドレスを設定する方法を Canon Satera LBP6300 を例に簡単に解説します。 ■古いプリンタのIPアドレスを調べるプリンタ一覧から目的のプリンタのプロパティを表示し、「ポート」タブを開きます。「ポートの構成」ボタンをクリックすると以下のダイアログになり、IPアドレス(192.168.XXX.XXX)がわかります。) IPアドレスがわかったら、もう古いプリンタは用済みです。新しいプリンタに交換し、電源ケーブルとLANケーブルを接続して電源を入れておきます。 次のいずれかの方法で、このIPアドレスを設定します。 ■NetSpot Device Installer でIPアドレスを設定する方法Canon のデバイスのネットワーク設定を簡単に行うことができるソフトです。製品のCD-ROMに収録されているものを使用するか、以下からダウンロードします。Canon NetSpot Device Installer v3.2.3(r3202) for Windows 起動したら探索された該当のデバイスを選択し、「デバイス」-「IPアドレス設定」-「手動設定」でIPアドレスを設定します。 ■ARP/PINGコマンドでIPアドレスを設定する方法まず新しいプリンタ本体のMACアドレスを調べます。(MACアドレス本体裏面に記載されていることが多い。詳細はマニュアル参照)コマンドプロンプトを起動し、 arp -s <IPアドレス> <MACアドレス>を入力してENTER 例) arp -s 192.168.0.100 00-1A-2B-01-40-3F 次に、 ping <IPアドレス> -l 479 (「l」は小文字の「L」)を入力してENTER 例) ping 192.168.0.100 -l 479 以上でIPアドレスの設定は終わりです。正しく印刷できるかテストしてみます。 もし、古いプリンタも同一ネットワーク上で利用するようであれば、IPアドレスを変更してからプリンタを追加する必要があります。 関連記事 ◆レーザープリンタで紙詰まりが頻発するようになってしまった ◆レーザープリンタで二重に印刷される ◆レーザープリンタで印刷する際に文書に透かしを入れる(Canon LASER SHOT) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.12.18 18:51:41
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