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2007.06.21 楽天プロフィール Add to Google XML

「みんな仲良し」大批判
[ いろいろメガネ ]    

花たち


秀0430さん
>みんな仲良しという教育は、共同体主義を助長するものとして宮台真司氏が批判していたものでした。僕も、教育現場にいた経験から、この種の教育が大きな弊害をもたらすものだというのを実感として感じていました。

「みんな仲良し」という、否定しにくい命題が学校の前提になってしまっている。育つ過程では、否定すべきものも含めて学んでいかなければならないはずなのに…。

>仲良しならいいじゃないかと素朴に考える人もいますが、共同体主義というのは、主体的な判断力を鈍らせ、自分の主張を他者に説得するというコミュニケーション能力を育てる邪魔になります。みんながそうしているから自分もそうするというような、日本的な「空気」に流されるという性格を育てるようになります。

その日本的な空気が、社会のあらゆるめんに浸透している。
それが、祭などの共同作業では良い作用をもたらすことがある一方、自民党などの政治支配体制としても有効に作用されてきています。
保守的なものによりかかっていれば安心、長いものにまかれているのに気づかないという空気でしょうか。

>砂場で遊ぶというのは、主体的な人間にとっては、自分がそうしたいからしているのであって、他人がどういう希望をもっているかとは一応無関係です。つまり、主体的な判断と自己主張という問題がそこにはあります。

>みんな仲良しという原則で、教員の決めた遊びを誰もがやるというような、主体性のない従順な子供たちにするような教育は、自分の考えをもつ主体性を破壊し、他者の賛同を得るようなコミュニケーションに努力するという動機を奪います。

(善意に考えれば)国も、文部省も、その方針を忠実に守ろうとしてきた学校も、一所懸命全体から逸れた芽を摘みながら「みんな仲良く」的価値観で教育をしてきた。
しかし、現実には「みんな仲良く」していたはずなのに、(塾など)抜け駆けしてきた子が勝ち組になり、官僚になったり政治家になってきた。
一握りの成功者を産むための「みんな仲良く」を押しつけ、羊の群れをつくりだす一方、結果的に格差社会をつくってきた。
村上ファンドの彼は、同級生たちに言わせると、子供の頃はとても自分勝手で、学校で決められたルールは守らない、掃除や共同作業はしない、株の勉強には熱心、自分のためだけに時間を使うという少年だったようです。それが官僚になり、村上ファンドで一応の成功者になった。
これも異端ではあるけれど、健全な異端の芽を摘み、人の迷惑も顧みないという異端はちやほやされる。それが今の社会になってしまっているのではないでしょうか。

>このような教育を受けた子どもたちは、周りの空気に流されていくようになったり、周りとは無関係な変人として生きていくようになるのではないかと思います。共同体主義の困ったところは、違う共同体に対しては、それに対する配慮がまったくなくなることもあります。宮台氏は、「他人はみな風景」という言い方で表現していました。同じ共同体に所属していない他者は、感情のある他人として認識されないということです。

>みんな仲良し教育は、共同体主義を助長し、社会の中の個人として、他者を尊重する市民感覚を育てる邪魔をすると思います。やはり批判しなければならないのではないかと思います。

「仲良きことは良いこと」という共同幻想をひとまず置いて、個性の違いを尊重し合う、立場の違いを尊重し合う自立した人々が仲良く暮らす社会、こうなるべきでしょうね。




地球






Last updated  2007.06.21 18:25:23
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