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三鷹、聞いたか、吉祥寺、二子玉川 and Shibata

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2023.08.28
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カテゴリ:原発


岸田内閣の原発処理水海洋放出に反発する漁民の声を、TBSの報道特集などが伝えていました。

「最初から海洋放出ありき」原発処理水の放出開始 地元漁師は不信感募らせ“無力感しかない”【報道特集】 (msn.com)


からです。


処理水については8年前、国と東電が福島県漁連と約束を交わしていた。
「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わず」
しかし、政府は関係者の一定の理解が得られたとして放出を決定した。


岸田首相 
「約束は現時点で果たされていないが、破られたとは考えていない」
原発を所管する経産省の西村大臣は
西村康稔 経産相 
「今の段階では約束を私の立場で申し上げれば果たし終わったわけではなくて、守り続けている状況でありまして」

(漁民の高野さんが)質問書を送ると、解答の「案」と記した文書がただ送られてきたこともあった。
文書より
「関係者への丁寧な説明等、必要な取り組みを行うこととしており、こうしたプロセスや関係者の理解なしにはいかなる処分も行なわず」
高野武さん
「いくら追及しても『丁寧な説明をします』の一点張りで、それ以上の説明ってない」 


課題もある。
実は、タンク内の処理水は一度はALPSで浄化処理をしたものの、7割近くはトリチウム以外の放射性物質も取り切れておらず、排出基準値を上回っているのだ。


東京電力の担当者は
東京電力 リスクコミュニケーター 高橋邦明氏
134万トン位の水を保管していますが、66%位は基準を上回る水になっている
この基準値超えが発覚したのは2018になってから。


東京電力は説明不足を謝罪。国の専門家会議や公聴会でも問題になった。
公聴会の参加者
「トリチウム水だと思ったらトリチウムじゃない水だった。この公聴会、前提がおかしいです。やり直してください」


中でも「J1-D」と呼ばれる9基のタンク内の処理水は、排出基準を14000倍も上回る。
最初の頃、ALPSで処理したものの、フィルターの不具合で骨にたまりやすいストロンチウムなどが残ったためだ。


膳場キャスター
「再処理すれば基準超の核種を取り除ける?」


東京電力 リスクコミュニケーター 高橋邦明氏
ALPSの設備につきましては、基準以下に取り除けるという性能がある。今、基準を上回っているものも、再処理すれば基準以下に落とすことはできる」


30かかるとされる海洋放出。
処理水がゼロになる時期を聞くと
東京電力 リスクコミュニケーター 高橋邦明氏
「(処理水が)ゼロになるまでは具体的な計画はまだ決まっていない。廃炉の期間、ずっと取り組んでいかなければならない」


元原子力委員会委員長代理の鈴木達治郎・長崎大学教授は、処理水について
元原子力委員会委員長代理 長崎大学 鈴木達治郎 教授
他の国が危険だ危険だという説明には賛成しないが、中にはまだ放射性物質が入っていますので、純粋のトリチウム水とは違うものとして扱わなきゃいけないと思う。他の国の原発や施設からトリチウム水が大量に流れているからこれも大丈夫だという説明は私は間違っていると思う


説明や放出には、今以上の慎重さが求められるという。
長崎大学 鈴木達治郎 教授
「(ALPSで)二次処理すれば確かにきれいになっていくと思うので、半年なり1年なりALPSがきちんと動きます。出てきた処理水は明らかに基準値以下になると、書類ではなく実際にやってみてデータを公開するプロセスがあって、初めて本格的に放出を始めましょうとなるのが筋だと思う


放出する処理水のモニタリング方法についても疑問を呈す。
長崎大学 鈴木達治郎 教授
「地元の方が信頼できる第三者機関を設け、ウォッチ・監視する仕組みを作る必要がある。前代未聞の作業なので、ALPSが本当に30年間、順調に動くのか、トラブることはないのか、トラブった時に情報公開されるのか。安心感や信頼感がまだ得られていない」





この問題に関しては、NHKはじめ安全を強調するだけの政府広報のような報道が多い中で、問題点を指摘した真っ当な番組でした。

このほかにも番組では、スリーマイルズ島原発事故では反対派を加えた助言委員会を設けて、大気放出に関して理解を得ようとした話や
IAEAのグロッシ事務局長が、もろ手をあげて賛成しているのではなくて、住民や国民とのコミュニケーションが不足しているとの指摘をしていること
などに関しても報じていました。

力で押すやり方は民主主義に反するもので、中国の強権的なやり方と本質的に変わらないのではないでしょうか。

翌日のサンデーモーニングは、日本はALPS処理水、中国は汚染水と言っているのに対して、NYタイムズはradio active waterと表記していると元外務次官の藪中が話していました。
radio active water=放射能水ということですね。
ALPS処理水といっても、大量の放射能(トリチウムの半減期は14年)を海に流している事実は変りません。
処理水という言い方には、うさん臭さを感じます。

タンクにたまっている大半が汚染水であることは、当の東京電力が一番よく知っていて隠していたことが一番の問題かと思います。
もう一度ALPSを通せばきれいになると言っていますが、実証データはありません。

また、廃炉は30年では終わらないでしょう。
800Tもあるデブリの取り出しは失敗続きで、まだ1mgも回収できていません。
なのに、今の時点で海洋放出は30年と言い切るのもインチキです。

子どもでもわかる嘘を平気でついているようでは、内閣支持率は低迷したままでしょう。
岸田内閣、支持率26%で横ばい 不支持は68 毎日新聞世論調査 (msn.com)






(参考)
NHKとは違うBBCの記事です。

【解説】 福島第一原発の処理水放出、その背景の科学は (msn.com)














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Last updated  2023.08.28 00:00:10
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