夫婦でヨーロッパ PART3 #10
*ケルン(続き)明日は早い出発なので、ケルン観光は今日の午後だけ。まずは駅に行き、明朝発のパリ行きのタリスの切符を買う。結構並んでいたが、切符はすんなり買えた。ガイドブックでは、朝のパリ行きは人気なので満席の可能性があり、日本から予約した方が良いとあったが、杞憂に終わった。これで昼前に下車してブリュッセルを家内に見せてあげることができる。 その後ケルンといえばこれ、大聖堂を見学する。600年の歳月をかけて作られた建物。確かに大きいがいわれているほどの威圧感は感じなかった。家内の感想はミラノの大聖堂の方がすごいとのこと。眺める位置にもよるのであろうが下から見上げると岩山のように見える。もちろん我ツアー恒例の塔登りも行う。南塔が公開されておりひとり2ユーロ、高さは95メートル。途中で4時の鐘を聞くべく、大鐘のところで待つがジーンと一回なっただけで期待はずれだった。塔からの眺めた町の様子は,高層ビルがないというのが印象的であった。*正式名は、ザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂(Dom St. Peter und Maria。聖ペトロとマリア大聖堂) 塔の高さは157mで、ゴシック様式の建築物としては世界最大です。*世界遺産登録は1996年ですが、周辺の高層建築物計画による景観破壊の危機で 2004~2006年まで危機遺産指定。 ケルンのランドマークで、日本の大阪城などとは大違いです。*塔の先端部分です。*塔からの眺望です。 流れるのはライン川ですね。 大聖堂を出ると4時半でローマゲルマン博物館はパスし、街歩きを楽しむことにする。道がかなり曲がりくねっていて地図をみながら歩くが、時々自分の場所を見失ってしまう。ただ、町自体は日本の大都市とあまり変わりない。化粧品店やデリカテッセンをのぞく。おいしそうな惣菜がならぶが、寿司をまねたオードブルが1個1.5ユーロとは高い。スポーツショップがあったので、息子のお土産を物色する。ドイツナショナルチームのサッカーユニフォームが65ユーロと結構良い値段である。もう一件そばの店をのぞくと同価格。どうやら公定価格のようである。各チームや他国のものもあり、結局イングランドのユニフォームを69.5ユーロで買う。支払は安売り店なので、現金売りとの事。帰国後、息子に聞いたらイングランドのものは最新モデルで日本ではもっと高いとの事(吉祥寺の店で9,900円+消費税。中国製)。ドイツの方は値崩れしており5,000円くらいで買えるとの事であったので、この買い物は正解だった。通りの端に百貨店カウホフがあったのでここものぞいてみたが、さっきの専門店には及ばない。ここは観光土産も扱っている。3階にはカフェテリアもあり、リーズナブルに食事ができそうである。前に母とウィーンに行った時とひとりでベルリンに行った時にカフェテリアを利用したがとても良かった。しかし、若干室内が暗いのでやめる。ここで空腹を覚え、通りに出ると中華料理屋が目にはいったのでここで食事を取る。テーブルに腰掛けていたので客と見えたのは店員で、われわれが今日一番の客のようである。店の名前は「珍宝城酒楼」ケルン市のパンフレットに広告を出していた店だ。偶然見つけたのも何かの縁か?今夜は軽くということで、エビ焼きそばとチャーハンそれにビールを注文する。久しぶりの醤油味に食が進みすべてたいらげおなかいっぱいになる。お値段の方は28.5ユーロ、約4,000円で聘珍楼並みかそれ以上のお値段。駅前の中国飯店にすべきだったか。まあ、どこかの本にあったように薬代と思うことにしよう。 まだ、明るいのでハビタをのぞいたり、アイスクリームを食べて、徒歩でホテルに戻る。家内はサンダル履きなのでやや歩きすぎて疲れ気味ではある。明日の早い朝の出発に備えて10時に就寝する。明日はいよいよドイツからベルギーに入る。旅も半ばだが、ふたりとも体調に問題はない。 (11,909歩)*ドイツ編は終わりです。*第2次世界大戦で9割が破壊された都市ですが、そんな感じがしない復興ぶりでした。 ケルンと言えば、世界初オーデコロンの4711が有名ですが、ちゃんと売っていました。