孫たちの運動会
天高く澄んだ秋の空でも浮かぶ雲はむくむくとまだ夏のもの強い陽ざしが校庭に満ち満ちてことちゃんの小学校の運動会が9月28日(土曜日)にありました。(走るの大得意、走るの速いことちゃんは運動会大好き、綱引きでも顔しかめ、歯くいしばり、懸命に綱曳いています。(左から3番目)ことちゃん、3年生になりました。3年生の綱引き、ことちゃん、踏ん張っています。凄い迫力で紅組引っ張っています。校庭の土埃が舞い上がり、子どもたちの力強い声援が響き渡っています。ことちゃんは、小学校の生活にも慣れ、運動に勉強に伸び伸びと元気いっぱい大きく成長しています。 その翌週の土曜日、妹のちーちゃんの保育園の運動会。 この細い道を登れば、ちーちゃんの保育園。ちーちゃんたちのお散歩道でもある裏山年長組となり、保育園最後の運動会 年長組のリズム体操ソーラン節のびのびと楽しそう。でも年長者としての、規律もしっかり保って、陣形を次々に変形して見事な集団技も披露しました。 ちーちゃんも一生懸命踊っています。 今までは、集団からはみ出して、参観席をきょろきょろ見回して落ち着きないちーちゃんが、さすが、年長さんみんなと歩調を合わせて楽しんでいます。この園は0歳児から年長児まで60人ほどの小規模園で運動会といっても特別なことをするのではなく、日頃の子どもの姿を保護者に見せることに主眼をおいており、赤ちゃんから年長へとどう成長しているかを見ることが出来とても温かくほほえましい。年齢に見合った身体能力の発達を日常の保育の中で実践している園。年長さんは運動会で、それを一人一人披露します。ちーちゃんは跳び箱4段跳び鉄棒の逆上がりに挑戦。 ほらこんなに出来るようになりました。 ボールをつきながら走って行き(この年齢の子たちには難易度高い)、10メートル先のパパやママにそのボールを投げる ちーちゃん、見事にボールをパパにパス。(このピンボケの写真、リレーのものではありませんが、ちーちゃん走っています(左)。とてもしっかりとした体のバランスをとって走れるようになりました。昨年では考えられない成長です。) 年長組の最大のプログラム、全員での紅白リレー、凄い迫力でみんな頑張ります。参観者たちも「年長さんになると、こんなに走れるのだ」と感嘆の声があちらこちら聞こえてきます。ほぼ全員が、しっかりと競争して走れます。この競技を通して、一人一人が大きく成長しています。 最後の整理体操。1歳6か月から5年間通った保育園。大きく元気に成長したちーちゃん。みんなありがとう!最後の運動会園庭にはコスモスがやさしく揺れています。増々忙しいママのお仕事、そのママ、パパに代わって、育児支援の重責を担っている爺さん、ちーちゃんの成長ぶりにしきりに感激している。「これでやっとみんなと並べた。追いついた。小学校に行っても大丈夫」と何回も言う。爺さん、ちーちゃんの体つくりにかなり熱心、スイミングに週2回も連れて行き(親たちの意志ではない)、体幹をしっかり作らなくては、とか、集団の中で仲間と動ける子にしなくては、とかという自分の方針のもとで色々やっているので、ちーちゃんは成長していると自画自賛してござる爺さん。保育園の保母さんたちのご苦労もお忘れなく。園舎はボロボロだけれど、このような良い園が、2年後には廃園となり、大規模なスマートな新しい園となるという。乳幼児期は人として育つ土台のそのまた土台をつくっている時期。高い専門性とゆったりと保育できる環境や保育士さんが安心して保育に専念できる身分保障などを、第一に確保してこそ親たちは安心して仕事に励めるし、親もその保育を通して成長する。現在の保育行政はこのような状態と逆行しているように見える。子どもを金儲けの対象にしているだけのただの託児所。このような保育所が増えても幼い子どもたちの育ちの場とはならない。