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2006.07.18
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 先週は孫娘・コトネ(2歳3ヶ月)が手足口病で保育園が出席停止となり、バアバの久々の育児支援とあいなった。
ことちゃんの個性も、よりくっきりとしてきて、楽しみでもある反面、21世紀にしっかりと自立できる大人に育てていく為には、今、何をすべきか、今後どうすべきか、中々難題も多い。

 現代の若いパパやママは、我が子に何を望んでいるのだろうか。どんな子どもに育てたいと思っているのだろうか。
よく「優しい子」とか「他人に迷惑をかけない子」とかを目標に上げている親がいるけれど、「やさしい子」ってどんな子?「他人に迷惑をかけない子」ってどんな子?
幼い時には、何を身に付けさせたら、そういう子どもになる。
『言葉』で「やさしい子になりなさい」とか「他人に迷惑をかけてはいけないよ」と子どもに言い続けることだけで、『やさしい子』なんて育つかしら。
若いママたちは「言葉かけ」とは裏腹に、たえず反対のことを日常の実際では、幼い子にやっていること多いのでは。

 私が、中学生の子供たちに接していて、一番気になる事は、男の子も含めて、すべての子どもが虫ぎらい。極端に虫をきらいなのである。虫に恐怖を持っている。
部屋の中に、蚊一匹、ハエ一匹浸入しただけで、大騒ぎ、悲鳴を上げて追い出したり、殺したり。蝶やセミでもしかり、アリでもしかり。
とにかく小さい生き物は触るのが気持悪いのである。

このようなことで「人」として、全うな感性を育て、周囲と共生できるのだろうか。
人間さまに好都合なものだけを、自分の周囲に従えて生きる感性しか育たないのではないか。
『やさしい子』など育たず、自分中心の独りよがりしか育たないのでは。

 これは、幼い時に、どんな皮膚感覚を育てているかと関係しているのではないかと、私は常々思っていた。
コトネのママのブログに、最近のコトネの保育園での遊びのようすと自らの仕事のなかで出会う問題意識で「感覚統合」という記事を書いていたので紹介したい。

コトちゃんは泥んこ遊び苦手。泥んこ遊びの時は、いつもすべり台の上から眺めていましたが。さて、どうなったか。。。

コトネのママのブログ:Poetry Melodyより(原文のまま)

  『泥んこ遊び&水遊び~感覚統合』

 6月にはいってからは、保育園では、ほとんど毎日泥んこ遊びです。毎日泥んこセット(Tシャツ、短パン、タオル)を持たせ、それが毎日茶色になって帰ってくるのが、私たち親の楽しみでもあります。
子どもが、どれだけ楽しんで保育園で遊んでいるか、その茶色の服を見るとよく分かります。

 
 保育園では、バケツの中に泥んこをつめて、それでお団子をつくったり、ホットケーキを作ったり、そのバケツの中にはいって、泥んこお風呂を楽しんだり、泥んこの運動場に寝転んだり、ワニさんをしたり、さらにそこにホースで水をまき、シャワーの雨だ~~!と走り回ったり・・それはそれは体全体で泥んこを楽しんでいます。

 敏感なコトちゃんは、去年も泥んこ遊びを経験しているのに、今年は1ヶ月たって、やっと泥んこ遊びに慣れたようで、それまでは遠巻きに見ていたり、お団子を作って終ることが多かったようです。
砂遊びは大好きなのに、泥んこになるとしり込みする。。。
それだけ子どもにとって、あの泥の感覚ってショッキングな体験なんでしょうね。
分かる気がします。
先生がいろいろ工夫して誘導してくださり、最近はみんなと一緒にはりきって遊べるようになっています。
そうなると、持ち帰ってくる泥んこセットの洋服の茶色加減がすごくなってきました~(笑)
いいことです!

 保育園だとこんなに豊かな遊びができるけれど、これを個人でやろうとすると大変ですよね。

 仕事で児童館に出かけたときに、泥んこ遊びのよさや、具体的に泥んこ遊びの仕方を説明すると、みんな絶句。。というか「えーーーー!泥んこ?!!」という反応です。

小さい子ならともかく、3歳児でも、泥んこはさせたことがないという人がほとんどでした。


 泥んこ遊びは、乳幼児の子どもの発達にはかかせない遊びの代表的なものです。
 専門用語で言うと、感覚統合をうながす遊びと言います。
 泥んこ遊びをはじめ、水遊び・粘土遊び・砂遊び・紙遊びなどなど。
 5感(味覚・嗅覚・視覚・聴覚・触覚・動く感覚・重力・姿勢)をフルに使うことができ、出来 るだけ形がなく自分で自由自在に変えることができる遊びのことです。

****感覚統合とは*****
私たちは何気なく、何かを触って、匂いをかいで、聞いて、見て、味わって・・それを情報処理して、自分の身体をコントロールして動くことができますが、それは自然にできているようで、とても複雑で難しいことなのです。
皮膚というのは、自分とその他のものの境界線です。
体のどの部分がどういう風に動くか、気持ちよく感じるものはなにか、痛かったり不快に感じるものはなにかを知る事があとになって 無意識に体を操縦するときに必要です。そういうことを「体の地図づくり」と言ったりします。
もっと月齢があがれば、もっと複雑な感覚統合をしていきますが、コトちゃんくらいの子供たちは、まずはこのことがとても大切です。
*****


 囲いに囲って、幼い子を育てているのが現代の子育て。

 わたしの知り合いの婆さんは、孫を自分の畑で遊ばせようと畑に連れて行ったら、ママから「汚れるから畑には連れて行かないで」とか、「ムシなど気持悪いので、家のなかに持ち込ませないで」と若いママに注意されている。
先日、バラ園に行った時、噴水や小川で、水と戯れているコトネを「羨ましそうに眺めている」同じような年齢の子が幾人もおり、水に触れようとすると側からママが「汚れるからダメ」と注意が飛ぶ、しかも幼子は、とても親の言葉に従順でよく従う。驚くべく「いい子」ちゃんたちである。

幼い子に汚れることを嫌い、汚れる遊びを禁止する育児。
ムシに触れることを気持悪がる育児。

ジジババも若いパパママも、幼い子をどこに導こうとしているのか。
一体、何を子どもに要求しているのだろうか。どんな子どもに育てたいのだろうと、疑問を感じる婆さんなのである。





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最終更新日  2006.07.18 16:22:03
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