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2011.09.13
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カテゴリ:Danjoseの南米紀行
Danjoseの南米紀行(18)
北部アルゼンチン・フォルクローネを訪ねる旅は
昨年春から始め1年半を経過し、
いまだ途上にあり完結できないでいますが、
今回は、アルゼンチンフォルクローネの巨匠アタワルパ・ユパンキ
ヒロシマに捧げた詩がありますので紹介します。

赤い岩
(天空に荒々しく聳え立つ赤い岩肌。ユパンキが愛してやまない赤い山々や
彼を育んだ澄んだ風わたる草原・パンパは彼の歌の原点でもある。)

死の街・ヒロシマに衝撃を受けたユパンキ、
その廃墟の中から甦る街ヒロシマの
力強い生命力に深い感動をしたユパンキ。
このユパンキの希望は
フクシマに通じるか?。


ヒロシマ!(忘れえぬ街)
訳詩:Mr.Danjose 

¡HIROSHIMA! (La ciudad que no olvido)

“Como Ave Fénix, de las cenizas renaciendo.
 Como una Sinfonía de Beethoven
que alcanza la alegría a través del dolor.

          不死鳥のように 灰から生まれ変わる。
        痛みを通じて喜びにいたる
        ベートーベンの交響曲のように。

Como un héroe legendario resucitando
 en cada célura,
organizando el pulso de las arterías,
vigorizando el músculo,
lavando el alma con an agua y luz de siglos
hasta recuperarte y consagrar

           
 ひとつひとつの細胞の中に
          甦る伝説の英雄のように
          動脈を活性化し
          筋肉に活力を与え、
          数世紀の水と光で魂を洗い、
          破滅から回復し、身を捧げる。

 al oficio y al libro.
al canto y la esperanza.
Labrador del futuro, gran sembrador
del sueño,                                    

             仕事に本に。
          歌に希望に。
          未来を作る者。夢の種を撒く者。

Así mi corazón te siente, enamorado,
 ¡Hiroshima!

             このようにわたしの心は
             あなたに恋をする。
             ヒロシマよ!

Qué noche fue tu noche, kimono desgarrado.

             あなたの夜はなんという夜。
             着物は引き裂かれ、

 Cuando todo era sol sobre la tierra     
El horror sin fronteras, y la ciudad sin niños--
Ni pinos en las sierras, ni arrozal en los prados.
 Ni u ave, ni una flauta de bamu   
   
             地上がすべて太陽であったとき、 
             果てしない恐怖と子供のいない街。
             山に松はなく、野に田圃なし。                           
            一羽の鳥もなく、一本の竹笛もなし。

Contando historias bajo las estrellas. 
Todo fue un gran silencio, sin salmo, 
 sin adioses.                   
Ni lágrima ni salmo.

                 星のもとで歴史を語りながら
                すべては大きな静寂。
                聖なる歌なく、別れの言葉もなし。              
                涙もなく、歌もなし。

Sólo un inmenso asombro horrorizado 、
¡Hiroshima!  
                  
               あるのはただ、
               計りしれぬ恐ろしい驚愕。
               ヒロシマよ! 


 3月11日の地震・津波による福島第一原発事故の発生から半年がたったが、今も原子炉の冷却や放射性物質の放出抑制は不安定なままで、収束に向かっているとは言い難い。相次ぐ水素爆発や海洋への汚染水流出などにより、広範囲に大量に放射性物質をまき散らしたままである。
収束への確かな道は何も示されていない。
まさにSilente Townが今後、数十年続くのは必至。
この事実をしっかり見つめることでしか、明日への希望はないのではないだろうか?未来へと続く道はないのではないか?
事実を隠し、甘い希望や期待をもつことこそ、真に人間らしい解決から遠ざかることではないか?この事実をしっかりと見極めて、原発に頼らない社会の実現こそ、今、真剣に模索すべきこと。
半年たち、社会の気分は「原発あってもやもうえない」という宣伝に流され始めている。





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最終更新日  2011.09.14 21:38:38
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