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2008年05月30日
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 なぜ声を良くしたいのか,歌がうまくならないのか
 その3
 
 ・声が悪い,歌がへたな理由 緊張と恐れ
 
 人は誰でも基本的に恐れを持っています。
 なぜ恐れるのか,それは生きたいからです。
 
 生きたい,だから死にたくない,怖い目に遭いたくない
 痛い目に遭いたくない,危険は嫌いです。
 
 心理学のある考え方では
 自殺すら生きていることの証明であり
 
 死のうとすることによって、自分を傷つけることによって
 自分の存在を確かめようとしている、と解釈する専門家もいます。
 
 人が生きている のは基本的には生きたいと望んだ結果です。
 
 医学では 意識 または 意識のある状態 というのは
 
 意識を保ち続けようとしている時 と定義しています。
 
 寝ていない,だから意識がある(起きている)ではなく
 
 起き続けようと意識している状態を
 正常な状態と医学では考えるのです。
 
 
 
 人は通常,起き続けようと意識し続けようとしている、
 だからこそ
 
 その反対である死に近づく「危険」は本能的に避けたい、
 と望みます。
 
 絶えず危険を察知し避けようとする。
 
 恐れを感じるのは生きる限りとても健全な行動です。
 
 しかし一方でその恐れ(緊張)が自分を苦しくする場合があります。
 少なくはありません。
 
 失敗したくない,もっとうまくやりたい、批判されたくない
 傷つきたくない
 
 恐れは様々ですが,死を遠ざけようとして本能的に感じる
 危険と
 
 自分を良く見せたい,見られたい,というのは本質が違います。
 
 自分は歌がうまいと思われたい(下手だと思われたくない)
 これは自己表現または自己顕示性であって
 
 生死とは別に,自分の価値を高めたい、もしくは
 高いと思われたい,と言う願望です。
 
 
 お金で例えると,死なない程度のお金があれば良い,と
 考える人と
 
 もっともっと1円でも多く欲しいと考える人の違い です。
 
 この違いは貧乏でも幸せな人はお金持ちになっても幸せだが
 貧乏で不幸な人は,例えお金持ちになっても
 
 やはり不幸だ,と言うのと良く似ています。
 
 今の豊かさを増やしていける人はどれほど豊かになっても
 裕福でゆとりがありますが
 
 浪費でいつもお金がなく困っている人が大金を手に入れても
 さらに浪費して,やはりお金に困る。
 借金の桁だけが増える、と言われます。
 
 
 
 今すでにあるものに対して意識がいけば安心が生まれます、
 感謝というのは安心があってはじめて出来るのです。
 
 しかし
 足りないものに心奪われると
 
 どれだけ満ち足りても,足りないものを探し出し
 足りないものを見つける,または作り上げるのです。
 
 今現在歌がうまい,もしくは声が良い人が
 さらに歌がうまく声を良くしようとすれば
 
 楽しさが増えます。
 
 一方,良く思われたい,悪く思われたくない不安がある人は
 
 どれだけ努力して上手くなっても
 
 下手だと思われるんじゃないか?
 という不安は決して解消しません。
 
 恐れを持っても
 自分の生命を守ろうとするのは、とてもポジティブな考えなのに
 
 良く見せたい,悪く思われたくない,というのは
 非常にネガティブな感情です。
 
 自分を良く見せたい,無いものに心奪われる人は
 
 練習ではもっと上手いとか,自分はやれば出来るはずなのに,
 こういった非現実を基準に考えてしまうので
 
 必ず,何かが満ち足りていない気持ちを自ら作ります。
 
 実際歌のレッスンでよくあることですが
 
 私はどうしても本番で緊張してしまうんです、
 練習ではもっと上手いんです、なんとかなりませんか?
 
 という要望。
 
 こういう人は普段から
 
 もっとこうだったら、これがこうだったらするのに
 あの時ああしなければ、といった
 
 今目の前の現実ではない,
 自分の都合の良い理想を基準に
 
 出来てない,足りていない点 を探しては作ります。
 
 その人の音楽的力量、ではなく考え方を変えなければ
 改善しません。
 

 自分を良く見せたい、悪く思われたくない という不安,
 これは
 
 ネガティブな感情です。
 
 大事な時に失敗する,良く思われたい人の前ほど緊張する,
 
 これは自分で不安を創り上げ,それに対して恐れているだけなのです。
 
 
 その証拠に,当たり前だと思っていることに対しては
 恐れません。
 
 電車に乗って,事故が起きないだろうか
 道を歩いていて,地震が来ないだろうか
 
 歩いていて右足を出したあと,本当に左足は動くのだろうか
 
 などといちいち気にする人はそう多くありません。
 
 そしてあまりに気にしすぎる(不安を抱えたがる)人というのは
 
 不安を持つことで安心しようとしているのです。
 
 緊張を解いたら危ない,だから緊張し続けることによって
 不安を解消しようとしているわけです。
 これは非常に疲れます。
 
 
 以前ある生徒さんで,自分を良く思われたい意識が非常に強い人が
 ライブの直前のリハーサルで突然
 
 「自分がどう声を出していいかわからなくなりました」と
 言ったことがあります。
 
 これが不思議なのは
 
 自分がどう声を出していいかわからない と喋っていること。
 
 声の出し方がわからない、と声を出している。
 矛盾してます。
 
 
 明日に本番を控えて,上手くやれる自信が無い、
 最後の練習なのに,全然思った通り出来ていない。
 
 
 その恐れに対する逃げ,が先の発言になるわけです。
 
 今上手く出来ていない,どうしていいかわからない、
 ここで、自分は下手だ,と現実を受け入れられれば
 
 何かが吹っ切れて,よし、やるだけやろう!といった
 ポジティブな気持ちになることも可能ですが
 
 上手く出来てない,悪いのは自分じゃない,
 自分は下手じゃない,そう思われたくない
 でもそう思われてしまいそうだ,でもこれは
 自分のせいじゃない、これは本当の自分じゃない
 
 こんな自分を認めるなんて絶対したくない,だから
 
 何かが悪い,そしてその理由(原因)を
 創り上げます。
 
 ネガティブはネガティブを引き寄せ,それはまた
 他人にすら,伝染します。
 
 だから、この人は本番でお客さんに誰1人として
 受け入れてもらえませんでした。
 
 イベント自体は大成功したのにこの人は
 
 「自分が上手いと思われなかった」点だけに固執して
 一人落ち込んでいました。
 
 この人にとって他の出演者もお客さんもイベントの成功も
 まるで関係がなく関心があるのは唯一
 
 自分がどう思われるか。
 
 だからどんどん嫌われるという出口の無い悪循環。
 
  
 歌が好きで歌えるようになりたくてレッスンをして
 行き着いた所は歌を辞める。
 
 恐れを持ち続ける限り,どれほど上手くなっても
 豊かさにはたどり着かないのです。

 
 
 ある別な人は,ステージで歌いたいと望みながら
 ステージに上がるたび、
 
 「自分を見ないで欲しい」と強く思ってしまうんだそうです。
 
 自己否定したまま自分を顕示するからこういった
 矛盾と葛藤が起こるわけですが
 
 解決するのはただ一つ,現実の自分を受け入れることしかありません。
 
 シャドウ とも言われる自分の負の部分。
 
 これはどれだけ消しても一生ついて回ります。
 自分では見ないつもりでも振り返れば(下を見れば)
 必ずそこにいますし,いくら無いと言っても
 
 相手からはバレバレに見えるもの。
 
 見せたい所だけ,見られたい所だけ、で
 影は存在しない(隠した)といくら思った所で
 
 本人が一番,それを知っているものです。
 
 隠そうとすればするほど,見えてないか,ばれてないか,と
 
 結局心はずっとそのことに縛られる。
 
 これを別な言い方すると,苦手意識とも言います。
 
 イヤなことが起きそうだ,苦手なことが近づいて来た
 と思うだけで,まだそうなっていないのに
 
 ものすごく心が苦しくなってしまう。
 
 これは、ただただ、自分が不安を
 創り上げているだけなのに。
 
 繰り返します,自分を良く見せたい,これはネガティブな感情です。
 決して癒えない渇きのようなものです。
 
 しかし恐怖心を克服する,というのは決して簡単ではありません。
 また、自分は恐れてなどいない,といくら強気でも
 
 本当に恐れていない人とは明らかに違います。
 
 私たちは生きている以上,恐れに対して非常に強い
 関心を持ってしまうため,敏感に反応するものなのですから。
 
 ではどうすれば、恐れ を克服出来るのでしょうか。
 いや、恐れとは克服出来るものなのでしょうか?
 
 
 Heart of Voice ホームページ
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Last updated  2008年05月31日 00時39分33秒
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