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テーマ:お勧めの本(7214)
カテゴリ:むぎこの本棚
ぼんくら・・・を読んで少し間が空いたので、なんだか少しずつ頭の中で「鉄瓶長屋」を思い出しながら読みました。 相変わらず、パズルのパーツが一つ一つ組み合わさって、カメラを江戸の街に何台もしかけ、その一つ一つが全部、物語を写しだし、結末と伴に、ほんの少しの謎を残して積み上がる・・・そしていつの間にか一カ所に集約される・・・。 超美形ゆみのすけ、そしておでこさんの二人だけが物語の中心にいたらきっと厚みがないでしょうが、ここに平四郎がはいってくると、本当に全てのものが生き生きとしてくるのです。 江戸の街の喧噪や、水のおと、風の気配まできこえそうな、宮部さんの時代物は本当におもしろくて、そして読みやすい。 何故でしょう・・・読みやすいのです。 秋の夜長、ぼんくら とセットでどうぞ。というお勧めの本です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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