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そういちの平庵∞ceeport∞

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BILLYJOEL

「HONESTY」 オネスティー 誠実

あなたがもとめているのが優しさなら
見つけるのは難しくない
生きていく上で必要な愛を得る事も出来よう
しかしこの世で正直さを求めると
むしろ盲目になった方が良いくらい
見つけるのは本当に難しい

誠実とはまことに淋しい言葉だ
誰もがあまりにも不誠実だから
誠実という言葉を耳にすることは少ないが
しかしそれこそあなたから欲しいものなのだ

私が包み隠さず打ち明ければ
同情する、と言ってくれる人は
どこにでもいるものだ
しかしきれい事な顔をして
きれい事の嘘をつく人は要らない
私が欲しいのは信じられる人だ

誠実とはまことに淋しい言葉だ
誰もがあまりにも不誠実だから
誠実という言葉を耳にすることは少ないが
しかしそれこそあなたから欲しいものなのだ

恋人をみつけることは出来よう
友を得ることも出来よう
安定を得ることも出来よう
いずれ苦い終わりがくるまではーーーー
誰でも約束の言葉でもって
私を慰める事は出来る
そうだ、それは知っている

私が深く思いにひたっている時
余り心配しないで欲しい
そういう時私は何も求めあしない
しかし真摯さを求めたとき
私はどこに求めたら良いというのだ
だってそれはあなたから欲しいものなのだから

誠実とはまことに淋しい言葉だ
誰もがあまりにも不誠実だから
誠実という言葉を耳にすることは少ないが
しかしそれこそあなたから欲しいものなのだ

訳詩あらいあきら

ビリージョエルのこの詩を今は亡き、無二の親友と話し合った
それ以外にも中高時代の仲間と何回も論じ合った
4畳半一間のボロアパート多いときには20人とか
僕の部屋に雑多な人が集まりいろんな話をした
「すげー詩書くよな」「良いメローディだ」
「若さ」は「バカさ」とも言う
よく一曲の詩であれだけ何回も論じ合えたと今では思う
だけど・・・今読んでもズシリと応える
重みのある内容だ
この曲は52NDSTREET「ニューヨーク52番街」というアルバムに収められている佳曲だ

「夏、ハイランドフォールズにて」

近頃はいい時代じゃないと人は言う
でも僕はこの時代しか知らない
それに、自分自身の心の聖堂で
よく考える時だと思うんだ
愛する瞳の中に
悲しみにうちひしがれた色があっても
他人のぼくには同情するしかない
ぼくらはいつも周囲の状況が及ぼす
結果によって結びついてるだけなんだ
それが悲しみであっても歓びであっても
だから熱心に言い合いして
妥協してみても
結局はなんにも変わっていないんだ
互いの経験したことも
それぞれが達する結論も
まったく同じなんだから
今や、いやがおうにも社会の残酷を
思い知らされる
世の中、狂気あっての道理なのだ
ぼくらがその中間を望んだとしても
それは悲しみの時にも歓びの時にも
言えることだ
愚かにもぼくらは力をすりへらすだけ
互いの理想を果たすことなど出来はしない
だからやがては人生の岸壁に
立ちすくむはめになる
それぞれ同じ考えをひきずって
悲しみにしても歓びにしても

これもビリージョエルの詩だ
この詩は周囲には人気が無く
僕は独りで何回も黙読して考えた
そして10歳年上の従兄弟に聞いた
「ああ俺もその通りだと思うよ!この世は生存競争だ!誰の詩だい?そりゃ」
「ビリージョエルなんだ」
「ああ・・・そうかいあいつも皮肉屋だな」
今読んで見ると
やはり当時と同じで反感を覚えるのだ
やってみなきゃわからねえじゃねえか!!と・・・・ああ・・・バカかもな俺は・・・
岸壁ならよじ登ればいいじゃねえかと・・・本気で思うのだ
変われない自分・・・・そんな自分が好き・・格好良いと思う


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