かりん御殿

今日の日記は全く冷静な視点ではなく肌感覚みたいなもんで
書くわね～。（いつもそうだろ、というツッコミはしないように....）
私は日本と中国のハザマのはんぱな所にいる存在なんだけど、常々
日本人と中国人って顔は似てるけど感情表現は
（っていうか、考え方そのものも）
全然違うな～～...って感じるのよ。
それは韓国人と日本人・中国人についても言えると思うんだけどね。
これがさ全然違う顔立ち（例えば西洋人）だと「まぁ、そんなもんか」って
割り切れると思うんだけど、なまじっか似てるもんだから
表現とか反応も似ているべきと
無意識に期待しちゃうんじゃないかしらね...？


つい最近、社会科学院日本研究所が発表した
中国の一般市民の民意調査（どういう風に調べてるんだろ？）を
簡単に紹介した記事を読んだんだけど...

「日本に親しみを感じる」は6%（さびしぃぃぃ～ToT）
「親しみを感じない」は54%

親しみを感じる理由は
「日本の経済発展」が31%
「中日友好交流の歴史」が25%で

親しみを感じない理由は
「中国を侵略した」が26%
「侵略の歴史を反省してない」が62%

さらに
首相の靖国神社参拝については
「どの様な状況でも参拝は絶対認められない」が42％
「侵略を謝罪すれば可能」が19％
「戦犯を別の場所に埋葬すれば可能」が17％...


こういう調査を見ると
「親しんでくれなくて結構、こっちだって親しみたくないし」とか
「いつまでも戦争の事をしつこく...」とか
「靖国神社参拝は、日本の内政だ、口を出すな...」とか
反対意見っていうよりは
「反感」を強く持つ日本の人も少なくないんじゃないかな...と
漠然と予想する。

「南京大虐殺」とか
「慰安婦問題」とかについても
証拠や証言に矛盾がある、とか
実際は無かった、とか
（あっても数は少なかった...^^;）とか
様々な「考証」活動みたいな事が
近年、年々、盛んになっている様に感じる。

韓国でも、日本の賠償金問題について
当時の韓国政府の反応が明るみに出て
それがもとになって
（ある意味「それでも」とか「それだからこそ」）
「日本人に一言いいたい」気持が
韓国人の中に湧き上ったらしいのが、
楽天のおでこ美人Shaq姫の日記
に書かれていた。

あぁ、
反日...
あぁ、
反日に対する日本人の反感....

これはさぁ...
あくまでも私が皮膚感覚で感じるには
中国人や（おそらく）韓民族と日本人の
感情表現の違いや
反省の「見せかた」（反省心の示しかた？）とか
罪悪感の示しかたとかが
めっちゃ、かけ離れてるから
こう、どんどん、溝が深まるんじゃないの？って思うのよねぇ....。

例えば
戦争・侵略に対する責任の取り方
謝罪の仕方...
これがさぁ
どっち側から見ても
謝罪したんだかしてないんだかわかんない様な
こう曖昧な感じだったじゃん？

謝罪はしている（歴史的に、事実的に...云々）
とか
謝罪同様の行動をとった
とか
賠償金は払った
とか
政府間の取り決めに従った
とか
それ、一応
正論なのよね
で
事実でもあるんだろうけど
でもさ
そんな
説明とか解説しなきゃ伝わらない「行動」なんて
たぶん
中国的な目で見たら
「行動」のうちに入らないんだよ。

反省してるんだったらね
もう
国民総出で
中国とか韓国の
戦没者・犠牲者墓地の墓標とか
記念碑に抱き付いて
泣き女みたいに大泣きするとかね
そのくらいの
パッション見せないと
わかってもらえないと思うのよ。

涙を心の中に流すみたいのは
（もちろん、中国でも、そういう考え方もあるのよっ！）
なかなか心意が伝わらないんじゃないかって思うの。

そこに
南京大虐殺は無かったとか
またまた
「あくまでも事実の追及」っていう
したり顔の正論擁護者が
追い討ちかけたらさ
関係は、どんどん悪化するよね。

いや、事実の追及は追及で、やってくれて構わないんだけどさ
それを
国単位で大っぴらに出したら
反日感情が強まって当然だっての。

感情なんてのは
冷静に事実を鑑みて起きるもんじゃないんだから....

だからといって
中国や韓国・朝鮮は怒らせるな...とか
おどおどビクビクしたり
全てを賛美したりして
言うべき事（反論すべき事）も言えない状況
こういうのも違うと私は思う。

でもさぁ
「同じ土俵に立って腹をわって話し合う」って事が
中国や韓国・朝鮮と日本で行うのは
なかなか難しいんじゃないかなぁ～....。

例えばね
靖国神社参拝問題にしたって
中国・韓半島側に対して
「もう二度と侵略しません」って
向こうが納得するように態度で示すには
神社にまつられてる
「戦犯（の定義も難しいのに...^^:）」の墓を
「泣きながら」掘り返すくらいの事しないと
伝わらないって感じがするのよ～。
もちろん、そうしろって言ってるんじゃないよ、私は！
おそらく日本じゃ有り得ない事だからねぇ....。

だけどさ
中国・朝鮮側が求めていたのは
そのぐらいの
「めっちゃ激しい痛恨表現」じゃなかったかって
私は思って来ていた。
もう、今になっては「今さら」だけど....
それに
もろに犠牲になった人々の大多数は亡くなっている...

でも
人が亡くなったって
「先代の恨み」っていうのは無くならないし
余計に強くなったりするもんなのよ。

で、そういう恨みの感情は
理屈では片付かないわけ。
感情に対しては
感情を通したメッセージじゃないと
伝わらないんじゃないの？って私は思うのよ。

だけどさ
その感情表現っていう所で
かっなり違うからねぇぇ...
日本海（東海？）の東と西じゃぁ.....

って事は
この「反日感情」ってのは
自然消滅するのを待つしかないのか...？？
って、実は、日本側では期待してるんじゃないかと思うんだけど

自然消滅ってのは
無い
と思うのよね。

自然消滅ってのはさ
日本は、割に得意だと思うのよ。
歴史的にね(^^;)
「水に流す」って言葉もあるけど
これも一種の自然消滅でしょ。

だけどさ
私が思うに
すくなくとも
中国では（おそらく韓半島でも）
自然消滅ってのは
無い
と思う。

中国大陸で、自然消滅とか言ってたら
自然淘汰されちゃうからね。

あの大陸で
自然淘汰されずに生き残って来た国民には
自然消滅...なんて方策は無いと思うのよね。

意識的に
溢れる感情を克服して
不幸な歴史の上に
建設的な未来を築く...みたいな
あくまでも
意図的な
積極的な
「行動」

それが、あの大陸で生き残る方策だったと私には思えるのよ。

自然消滅じゃなくて
前向きな努力？
忘れるじゃなくて
赦す...
って感じか？？？

先代の罪をわび
先代の仇を赦す...
これ、
代が進めば進むほど
複雑になるのよねぇ。
それで
「じゃ、具体的に日本は何したらいいのよっ？！！」
っていう質問の答えは
私には、まだ見つかってないのよ...(ToT)。

私みたいにハザマにいる者は
どっちサイドからも
つつかれたり
理由を聞きまくられたり
意見を聞かせまくられたり
ひっじょぉぉに辛い立場にあるもんで
その答えを見つけたいんだけどさ
ほんと
日本人と
中国人の
ちょっとした事に対する考え方一つとったって
ぜぇ～んぜぇ～ん違うんだからさ
ま、誤解が起きない方が不思議だし
両者が両者に対する不満をつのらせるのも不思議じゃないし
せめて
これで、外見がぜぇ～んぜぇ～ん違ってたら
まだ救いがあったんだろうか？？？なんて
絶望的な気持で長い事
海峡両岸の動静を見ていたんだけど
最近
ちょっと
いちまつの希望が見え始めてもいるんだ。

それはね
両国間の国際結婚が増えたり
ドラマとか大衆カルチャーの交流が盛んになったりで
お互いの
「違い」を
もっと肌感覚で理解る様になったり
或いは
次世代・次々世代と
両岸での考え方が
似通ってくる...なんて事があったら
少しは状況も良くなるんじゃないかな？？
って事。

そうなるといいんだけどね...
ほんとに...。