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![]() 久保田さんが、つぶやきます 「今年は研修生の中から農業やってくれる人が出るかな」 久保田さんが研修生を受け入れるのは、 有機農業を広めたいと、切に願う気持ちが根源となっているようです。 「何故、広めたいと思っているか」 これについては、もう少し深い話になるので、多分今の私の理解は充分でなく、改めて書きたいとは思いますが、今時点の認識としては ・おいしくて健康な野菜をたくさんのヒトに食べてもらいたい ・食料が不足している場面において、自給できる知識を伝えたい (現実としての飢餓も、輸入に頼っていて自給率が低すぎる隠れた飢餓も含む) という食べるほうと、作るほうの、両方に対する気持ち・・・、 とにかく他意の無い、純粋な気持ちを感じます。 自分ひとりがやれることには限界がある。 たくさんのヒトが自分と同じような野菜を作れば、たくさんのヒトがおいしい野菜を食べられる。自分のところで農業を学んだヒトが、また他のヒトに伝えてゆけば、あちこちで自給率が高まり、もっともっと多くのヒトがおいしい野菜を食べられる・・・。そういうこと・・・・・。 研修生だけではなく、周囲の農家のヒトにも、自然肥料の作り方や、貴重な経験から得た知識を、久保田さんは惜しげもなくシャベッテしまいます(笑)。少し前にブログに書いた「ぼかし」の作り方についても然り。シロートの私の視線でしかないあれだけの情報でも、多少農業に携わってるヒトが見れば、十分な情報やヒントになると思います。 料理屋さんでもあるじゃないですか。 「秘伝のタレ」 この味を出せるのは自分のところだけ。先祖代々長い年月をかけて生み出したこの味を、他の誰にも教えられるかいっ!みたいな。(笑) つまり、商売をやる上では、他との差別化をもてることは大きな強みとなるわけで、この味を食べたければ客はうちにくるしかない。久保田さんだって、この野菜を食べたければ、うちの野菜を買うしかない・・って状況作れば儲かるのに・・・。 これって、私が生きてきた(またオオゲサな・・・(笑))社会においては、当たり前の競争意識だったし、人情としてだって、自分が苦労して得た経験や知識を、横から来た商売上手なヤツがするっと盗んでいって、まるで自分が作り上げたみたいな顔して大もうけしたりしたら悔しい・・とか・・・・・。 あれ・・・、私ってセコイのかしら・・・(笑)。 それで、久保田さんに聞きました。 「久保田さん、教えちゃっていいんですか? みんなマネするかもですよ」 答え。 「広まってくれたら嬉しいじゃない。 もちろん、遊びでやってるわけじゃなくて、俺、農業で食べてるわけだけどさ。 もしそんなに広がって、みんな同じことはじめて どこでもいい野菜が手に入るようになったなら、 俺は、違うことを始めればいいんだ。 大好きな農業の、もっと面白い面を考えるよ。 それもみんなが始めたら(笑)、また俺は次に行く。 完成形なんてないんだし、行き着きたいとも思わない。 冒険はワクワクする。決まった作業を追われるようにこなすだけになってしまったら 農業だって、やっぱりつまらないと思うんだ」 あくまで私が感じた久保田さんの言葉です。 普段「取材」としてではなく、もっと前後の話のある雑談の中でふっと吐いた久保田さんの言葉を捕まえているので、ニュアンスの大小はあるかもしれません。 それでも、 ほんの一言に・・・、とっても感じいってしまって、書かずにはいられません。 あしからず! (笑)
Last updated
2006.03.21 18:24:46
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