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テーマ:ゲーム日記(30136)
カテゴリ:FC・SFC・GB・GBA
つぶやこうと思ってたら色々と思うところがあったので記事にしてみましたぁ
SFC「大貝獣物語」はハドソンさんが世に送り出した大作RPGです 個人的には,ストーリー,音楽,システム,インタフェース諸々も含めて名作だと思います! ちなみに前作にあたるFC「貝獣物語」,続編にあたるSFC「大貝獣物語2」があります. 大貝獣物語3はよ! ここからは,プレイ済み前提のネタバレなので,ご注意をば! さて,大貝獣物語といえば皆のトラウマダンジョン,バイオベースがよく取り上げられると思います. 理由としては,色々欝になる要素があるところですね バイオベースという見た目が非常にグロテスクなダンジョンのいたるところに,老若男女問わずに人間,あるいは猫などの動物がいます…ダンジョンと一体化して見るからに助からないというマユに取り込まれた姿で. もうこの時点で気分が悪くなる方も多いかもしれません…ですが,それ以上に台詞がパンチ効いてます 「だって…だってもうこのマユと体がマユの中で溶けて このマユも体の一部になっちまってるんだ…」 「どんどん…私が…私で…なくなっていくみたい…ああっ」 「このマユはこの基地の一部じゃから基地が死ねばマユも死ぬ… わしらはマユと合体してしまっとる じゃから マユが死ねば わしらも死ぬというすんぽうじゃ」 「………………完全にマユと同化してしまっている…」 も,もう何ていうか本気ですね…ひでぶー. 主人公達の立場としては,これ以上犠牲を増やさないためにもボスを早く倒そうとする訳ですね. これをやったのが悪の親玉の娘,グジューです. こういった残虐な行為に対して,プレイヤーの中ではグジューに対して「しゃーんなろー」って思う方も多々いるでしょうか. グジューというキャラクターに対しての魅力はさておき(私は大好きですが),この行為はグジューの立場としてはある意味,自然で当たり前のことかなぁと. 確か人間を生体兵器として改造して戦わせようとしたり,エネルギーを吸い取ってボスのもにしようとする目的だったかな(あやふや). でもね,これって私達人間が種族の発展のために動物を飼育し,遺伝子組み換えをし,実験をし,私達にとって邪魔だと思うものを排除することと何ら変わりないのだなぁとふと思ったのです. あ,こういった行為をやめろって言いたいのではなくて,相手はこれを単にやってるだけなのですよと 残酷な行為だとは分かってても,やらないと生きられないなら多くの方はその選択をするでしょう. 当たり前にやってれば残酷だとも思わないかもしれません. 「あー,そろそろ焼肉食べたいなぁー」ぐらいの感じで. 例えば,人間達の住む世界に巨人族がやってきて「ここは今日から俺達の世界なんだぜー(分かりやすく日本語喋れる設定)」といって人間達を制圧していきました,というお話があったとしましょう. これに「何て理不尽な行為をするんだ!何とかして巨人族をやっつけるんだ!」と思うのは,とても自然なことでしょう. でも巨人族の立場からすると,「あ,蚊がいる!えいっ(ぷち)」という行為と同じかもしれませんよ?? 人間だから…人間としての立場だからそういう視点になるけど,自分も今とは異なる立場で異なる種族だったら…どうだっただろ?? ぬーん,ブルーになりますよねー. まぁでもこういうテーマは,何が正しいと決めるよりは色々考えてみることが大切なことだと思ってますし,これはこれで頭の運動になったかなぁと このゲームには,グジューをはじめ,ロボットなど種族や立場などで悩む存在が多々登場しますし,そういった刺激を求めてる方にとっても非常に面白い,考えるキッカケになるのじゃないかなぁと思いました. こういうテーマってキワドイので,今後ゲームとしての登場は倫理的に少なくなる気がするのですよね~. そういう意味では良き教材だと思いますので興味を持った方はぜひぜひっ 関係ないですが,「この世に悪があるとすれば,それは人の心だ」という言葉を思い出しました. 【メール便可能】【中古】 FC 貝獣物語 (ソフト単品) 【中古】〔スーファミソフト〕大貝獣物語 【メール便可能】【中古】 SFC 大貝獣物語II お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/05/04 01:35:40 PM
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