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2007年06月28日
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カテゴリ:映画・海外ドラマ
「プレステージ」 のつづき

混乱しないように 「彼」 という言い方は避けて、しつこいけどいちいち名前を出して行きます。
でないとほんと混乱するから。

面白かったけど、1つ納得行かないのは、何故アンジャーがあそこまでボーデンを憎んだのかって
いうこと。

マジシャンやアシスタントがマジック中の事故で不幸な事になるのは、覚悟しているでしょう。
プロなんだから。
ボーデンは確かにロープの結び方を替えたりして研究していたけど、それはジュリアも承知して
いた事。
彼女もプロだから、より高度な縄抜けに挑戦する気持ちはあったはず。
危険だと思えば、アンジャーに 「そちらのお客さんも確認して下さい」 などと言って彼にも見せれば良い。
そこで危険だと判断すればアンジャーがうまく直すだろう。
それぐらいプロだから出来るはず。
彼女はそれをしなかった。ボーデンと顔を見合わせてはいたけれど、何も言わず水槽に入った。
たとえボーデンの結び方が悪かったにしろ、あれは完全な事故だと思う。

そして、カッターがちゃんと秒数を計って危機に備えていた。
60秒で水槽を割り始めて、それから30秒かかったとしても、そのくらいじゃ人間死なないと
思うけどなあ…
仮死状態になってても水を吐かせれば蘇生すると思うよ。
えっ何であれぐらいで死んだの?って不思議だった。まあそこは突っ込みなしのところかな(笑)

誰かのせいにしたい気持ちは分からなくもないが、プロ意識が足りないんじゃない?って思った。
アンジャーはそういうところがあるね。
長男ではなかったから家督を継げなかった、ボーデンが売れたから自分のマジックにお客さんが
来ない、とかね。

最初にカッターに小鳥が消えるマジックを見せてもらってるのはジュリアの小さい頃かと思いました。
ボーデンの娘だったのね。シーンは最後またここに繋がります。

テスラを訪ねるアンジャー、シルクハットが転がっている。
つまり、彼が来るまでにも帽子で実験してたって事なんだw
ボウイ、年を取っても格好良いです~ 素敵…
あまりSFチックになりすぎても冷めてしまうけどなと思っていたのですが、観てみると大丈夫でした。
クローンならば急に同じ大きさはおかしいだろおい、と突っ込むところなんだけどコピーなので(笑)
そう、あれはコピー。だから記憶も性格も全部そのまま同じ。
テスラは実在の人物で、エジソンのライバルでした。

子供は鋭い、小鳥が殺されたと泣く。消えた小鳥と現れた小鳥が違うと判っている。
サラも気付いていた。
指を欠損したボーデンがまた、今怪我をしたかのように出血していた時も。
「愛している」 「今日はウソ」 「今日は本当」 と会話の中にも気付いている事をにおわせていました。
でもそんなウソの方の日に耐えられなくなった。
言えば良かったのに。私の前に現れるのは私を愛しているあなただけでいい、と。
彼のマジシャンの道具が置いてある場所で死んだのは抗議の意味?

あ、そうそう突っ込みどころがもうひとつありました。
アンジャーの瞬間移動の装置の助手、奈落の水槽で溺死させるところを見せないために盲目の人を
雇っているけど、耳は大丈夫だからブクブク言ってるところや助けてくれと水槽を叩いているのは
聞こえるんじゃないの?
毎回黙って死んでないと思うよ、どうしても苦しくてブクブクいうだろうし。

マットを退けたボーデンは悪い、一歩間違うとアンジャーは打ち所が悪くて死んでいたかもしれない。
でも彼がした復讐ってそれぐらいじゃないのかな。
日記にデタラメを書いたけど、結局それでアンジャーは本物の瞬間移動装置を手に入れたのだから。
あ、アンジャーのダブルをたきつけて脅迫させたか。
でもそれを殺したのはアンジャーだし。
けどアンジャーの復讐はしつこい…
トリックを明かせないから真実は言えないというのを理由にして、ボーデンを死刑にするだけでなく、自分は兄から家督を継ぎお金持ちになったのでボーデンから娘の親権も奪おうとした。
彼が今度こそトリックを話すからと渡したメモも破り捨てる。
なんか、性格悪いなと思いました。

ボーデンの方は、ルックスが…
素顔のクリスチャン・ベールは人前に出ていない時の片割れ、ファロンの顔に近いと思う。
素顔の方が断然良いね。ボーデンはちょっとブサイク気味(笑)←失礼w

ボーデンは双子だって事以外は誠実であろうとした。
ジュリアのロープを結んだのがファロンの時は 「わからないんだ」 と言っている。
また、サラの相手とオリヴィアの相手はちゃんと決めていた。
死刑になったのがオリヴィアの相手の方で、娘の父親の方が生き残ったのは不幸中の幸いか。
アルフレッドとファロンの役割を固定せず常に入れ替わり、どちらかだけが陽の目をみる事のない
よう日頃からマジックに命をかけていた。
ルックスはアンジャーの方が良いけど、ボーデンの味方をしてしまいます(笑)
カッター役のマイケル・ケインが渋かったわ。

ラストシーン、ボーデンに撃たれたアンジャーは果たしてコピーかオリジナルか?
試写会に行ってくれた友人は、同行の人がアンジャーが見ていたシーンを数秒のため見逃して
いて、終演後感想を話し合ったら結末の解釈が違っていたそうです。
私はじーっと見てたから確認しましたが(笑)
あれはどっちなんでしょう?

今まで水槽でコピーが死んでいたのなら、今度は撃たれたのがオリジナルでコピーが生き残ったとも考えられるし、
アンジャーのオリジナルは常に奈落の底にいるようになっていて、喝采を浴びるのはコピーなんだという皮肉だって説があります。
それならば残ったのはコピー?
いやでも、今度こそオリジナルが残っていたのかも。
うーんどっちだろ、わかりません…

ボーデンが最後に娘と幸せそうだったから、まあいいかなって感じです。
とにかく伏線が多いのと時間軸が過去と現在を行ったり来たりするので油断できません。
ちゃんと真剣に観ると、見応えのある作品だという事が分かります。


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Last updated  2007年07月02日 00時23分38秒
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