カテゴリ:友人・知人
この間、こちらの友達のまきさんから電話があった。
まきさんは私が最初にロンドンで勤め始めた時の同僚だったが、彼女はその後、すぐにその職場を辞めたので、一緒に仕事をしていたのはたったの2ヶ月くらいだった。 彼女のほうが私よりも5つ年下だけど、イギリスでの生活も結婚生活も彼女のほうが先輩だと考える私と、私を勝手に人生の先輩と考えている彼女とは、なんとなくウマが合って細く長く続いてきた。 私が今の職場に来てから、新しいポジションが一つできた時、一人めの赤ちゃんの世話が一段落着いた頃だった彼女に何を置いても来てほしくて頼み込んで来てもらったが、その後、どうしても時間の都合がつかなくなり、1年半たって彼女は退職した。 その彼女が、私の住んでいるかなり近くに引っ越してきた。 電話でいつも「早く会おうね」と言いながら、今度は家が近くなったから、むしろいつでも行けるという気持ちが先に立ってしまい、4ヶ月も経ってしまったものだから、彼女から「日曜に来てよ~」のお誘いがはいった。 まきさんのご主人のロジャーも、性格がまったりしたいい人で、うちのダンナを含めて4人で話していると本当にほっとする。 ロジャーは勘のいい人で、たまに私が電話すると私がハローももしもしも言わないうちに、いきなり「ハーイ、チャトサーン!」と第一声を発するので驚く。 「どうして私ってわかったの?」ときくと「今、一瞬そう思ったんだ」と彼は言うが、後でまきさんに「びっくりしたぁ、私ってどうしてわかったんだろ」と言うと「やめてほしいよね。だって、うちはちゃとさん以外にだーれも電話してこないみたいじゃん」だって。(笑) さて、このまきさんとロジャーの間の一人息子、ジョーは可愛い顔をした悪魔くんだ。 この間、最後に遊びに行った時は私とダンナとで、ひきつけを起こすほど遊んでやった。 まきさんにもロジャーにもジョーとの毎日はルーティンワークだから、ほったらかす時はほったらかしているが、こっちはたまに遊びに行くものだから、テキも興奮しているし、こっちもジョーが喜ぶから余計おもしろい。 しかし、昇り調子一方の子供の相手をしていると、こちらはなんせ人生下り坂を迎えた2人だからだんだん疲れてくる。 出産前からまきさんを知っている私は、まきさん、よくやっているなぁとしみじみ感心する。 ジョーは、自分が「かわいいね」と言われるのをちゃんと知っていて、3歳のくせにとんでもないことをする。 この間、いろんなゲームやおもちゃで遊んでいたら「でへへ~」と言いながら、突然、両腕を伸ばしたかと思うと、私の両胸がぐわしっとわしづかみにされた! まきさんは台所にいて、その場にいなかったのだが、うちのダンナとロジャーが一部始終を目撃していた。 2人とも、一瞬のことで「あっ」と言ったきり、どちらがどうフォローしていいかわからず、固まっている。 リビングに戻ってきたまきさんに「ジョーがこんなことしたのよ」と言って、ジョーが悪魔のようにえへらえへら笑いながら伸び上がって両手で私の胸をむんずとつかんだ真似をしたら、まきさんもげらげら笑って「あらぁ、おかあちゃんの胸がちっちゃいから、ちゃとさんの胸に触ってみたかったのよねー」なんて言っている。 (注.これは事実に反する。まきさんもやせているから大きくはないが、私もどっこいどっこいの「つかみどころのない」貧乳なのである。) その後、どうやらコレをすると大人たちが何か狼狽する・・・困っている・・・という空気の変化を敏感に感じ取ったジョーはその行為を面白がり始め、ぐへへ~という顔をしながら、一瞬の隙を狙って同じことを繰り返した。 3歳のくせに、なんちゅうやっちゃ。 それからしばらくの間、我が家ではダンナが「じょ~」と言いながら、それを真似するようになり、ジョーよ、ヘンなことを大人に教えるなと、一度意見してやらなければいけないとかねがね思っていたところだった。 さて、明日はまきさんとロジャーと、デビル・ジョーとの久々の再会だ。 ちらし寿司とレアチーズケーキでも持っていこうと思い、ケーキのほうだけはさっきまでかかって完了したが、明日は朝からごはんを炊いてお寿司を作る。 ジョー対策のために、体力を整え、できるだけガードの堅い服装で出かけねばなるまい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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