カテゴリ:雑感
日曜の朝。
Mちゃんに「どこか観光したいところはないんですか?」と聞かれたが「いや、ない」と言い切った私であった。 イギリスも20年前は日曜はお店が閉まっていたと記憶している。 いつ頃から開くようになったのかははっきりわからないが、とにかく昨今では日曜も、原則的に6時間は営業していいということになったので、日曜でもほとんどのお店が開いている。 しかし、パリではそういうわけには行かず、日曜のパリ市内は旅行客相手の免税品店でさえほとんどが閉まっているし、マレ地区だけは一部営業しているお店もある程度。 イタリアもスペインもそうだが、やっぱりカトリック色の強いところでは特に(ドイツにカトリック色がそんなにあるかどうかはしらないがドイツも)日曜は安息日で、お店は閉まっている。 今回のパリ訪問の最終日も、月曜でありながら祭日なので、お店は休み。 こうなると、この日曜に力を出して行けるところはただ一つ。 アウトレットでございます。(爆)→そこまでしたいか? このアウトレットには今回初めて行ってみた。 パリに住んで1年になるMちゃんもまだ行ったことがないという。 お昼前から、郊外電車に乗って、パリのディズニーランドの方向に向かって身軽に出発した。(身軽に出発した理由は書かなくてもおわかりだろう) 実はこの日の天気は最悪。 ホテルを出る時に、いつものように傘を持って出ようとするとMちゃんが「傘なんていらないんじゃないですか?」と言った。 本当は雨が降ってもまずささない傘なのに後生大事に必ず荷物に入れてしまうのはイギリス住民の宿命。 まいっか、と思って傘をホテルに置いていったら、目的地に着く頃にはかなりの雨が降り始めた。 駅の出口から結構遠いアウトレットのショッピングセンターまで辿り着くと、まずは屋根つきの大きなフードコート。 しかし、判断が甘かった。 実際に買い物ができるアウトレットのお店群の並んでいるエリアは屋根なし。 そのうちにどんどん雨が強くなっていく。 とは言え、対策を考えるのは先送りし、片っ端からお店に入って行く。(懲りてない) まずは、はいったが買わなかった主なところ。 アニエス・ベー・・・色が強すぎるものが多くてダメ。いかにもアウトレット品。 バーバリー・・・強烈な人出で人気最強ですが、買うものナシ。 カンペール・・・うーん、楽そうな靴が多いけど私の趣味ではない。 セリーヌ・・・とてもいい皮のジャケットがあったが、これを買うと何も買えない。 BODUM・・・結構スグレものの家庭用品多し。重いので買わず。 シャルル・ジョルダンとロベール・クレジュリー・・・両方のお店とも、やっぱりちょっと私の趣味とは違い、気を惹かれるものはない。 ランセル・・・ここの旅行カバンのラインはいつ見ても好き。見るだけにしておく。 ロンシャン・・・ここのバッグも定番だが、やっぱり見ただけ。 MEXX・・・一度ここでコートを買い逃がして痛恨の思い出あり。でも他はイマイチ。 ラルフ・ローレン・・・面積も大きくて人の入りもよかったが、たいした商品なし。 VENTILO・・・ここはかつて好きだったんだけど、最近どうも何か違ってきている。 それで、買ったもの。(笑) マンダリーナ・ダックでまたカバン。(爆) ↓これの紫色。 実はここで応対してくれた男性Aがとても愛想がいい。 レジで精算する時に、その男性Aが、横にいた男性Bにイタリア語で話しかけたのを逃がさず「ひょっとしてイタリア人?」と聞いてみると、Aはイタリア人でBがスペイン人。 ここしばらく、なかなかイタリア語を話す機会がなかったので思い切ってAに話しかけてみると、AはAで日本語を少し習っているらしい。 でも私のイタリア語もそう長く続かないので英語に切り替えながら話していると、そこに参入してきたBもこれまた愛想よしで英語もうまい。 すると私の連れであるMちゃんは英語を話さないので、AやBが私の横のMちゃんに話しかけるとMちゃんはフランス語で答える・・・が、それは私にはわからない。(爆) どうもAとBは彼彼関係のようで、それもまた見ていて微笑ましかったし、Aの出身がシチリアのアグリジェントと聞き、Mちゃんと顔を見合わせて「2人で行ったんだよ~」とAに言うとBが「いいところでしょー!」と答え、Aが「シチリアの人間は閉鎖的なところはあるけど気持ちはあったかいからね」と言う。 場違いに英語と初歩のイタリア語ちゃんぽんで切り抜けようとする私と・・・ 初級フランス語のMちゃんと・・・ フランス語とイタリア語と英語を使い分けながら、スペイン語も話すAとBと・・・ 会話が入り乱れ、結局30分くらいをそこで費やしてしまった。 その間、クマイチは私がまたカバン屋に入って行ったのを見てこりゃダメだと思い、どこかに行方不明になっていたのだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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