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美浜原発事故で11人の方が死傷されました。亡くなられた方には、心からお悔やみ申し上げます。また、お怪我をされた皆様には1日も早くご回復されるよう、お見舞い申し上げます。
95年12月の高速増殖炉「もんじゅ」におけるナトリウム漏洩事故につづき、またもや2次系配管の破損によるトラブルである。今回は、原子炉の熱によって蒸気発生器でつくられた蒸気を受け取り、その力で回転して実際の発電を行なうタービンという機器が格納されている建屋での復水配管(使用した蒸気を水に戻して再利用する役目をもつ機器を復水器という。)の事故だ。 原子炉容器に直接接続されている配管のことを1次系配管と呼ぶ。2次系配管というのは、簡単に言うと周辺機器に接続されている配管のことで、放射能漏れなどの直接的な原因となる可能性のない配管系のことをいう。 当然、国による安全審査・審査基準等も1次系に対しては厳しく、2次系に対しては甘い。ここで「甘い」という言い方には、少し語弊があって、決して「適当」という意味ではない。高度な工学的判断の下に、危険率の少ない2次系においては必要な設計条件が1次系に比べて項目数も少なく許容値も甘いのである。工学とはそういうものであり、そうでなくては物作りなどできない。 これまで、このような事故があっても大抵の場合は電力会社どまりの報道で、メーカーの責任に詳しく触れられるようなことはなかったと記憶している。ところが、今日の読売新聞を見るとメーカーの管理体質にまで記事が及んでおり、どの担当部署でどのような方々が関わっておられたかをある程度知る私としては大変驚いた。 これまで1人2人の死傷では、腰を挙げなかった新聞も一度に11人もの死傷者を出してしまった過去最悪の惨事とあっては、詳細に取り上げないわけにはいかなかったという事かもしれない。 (我が家は読売新聞のみ定期購読なので、さっそくコンビニで日経と朝日を買いに走りました~!!。産経も欲しいと思ったんですが、おいてなかったす;;) 多くの専門家の方々が事故の原因について語っておられるが、それをすごいとは思わない。なぜなら事故が起こってみないと語れない部分が、工学の分野においては多々あるからだ。いかにコンピュータが高速になり解析技術が進歩しようとも、未来までを予測することは不可能で、起こってみなければ分からないことはまだまだたくさんある。今後このような事故を起こさないようにするためには、そのもの(製品)を作らないこと以外に解決の道はない。 事故原因を工学的に究明して、設計にフィードバックすることはもちろんであるが、それと同時にフォードバックしなければならない大切なものが他にもまだあるような気がする。そしてそれは、もう何年も前からわかっていることなのである。 今回の事故原因とは関係ありませんが、原子力開発における研究で有名な、米ローレンス・リバモア研究所の元職員が2000年の原水爆禁止世界大会において発表した手記をみても、そのことはみんなわかっていたんだなと思う。管理体制などをいくら強化しようとも、決して解決することの出来ない問題である。 先進諸国が相次いで開発を中止しているという分野に、日本が継続して投資を続ける意味は凡人であるわたしには想像できないところにあるんでしょうね。 それはなにも原子力開発に限ったことではなく、すべての物作りに共通する。「今回の事故同様の設備は水力発電、火力発電にも共通して存在する設備である。同類の設備を持つほかの発電所も、点検・管理体制を強化しました。」というだけの結論では惨事は必ず繰り返されることと思います。 「わかっちゃいるけど、やめられな~い」で済む問題ではないと思うんですけどね。1つの功績のためには多くの礎(いしずえ)を必要とするが、命という人柱が礎であっては決してならないでしょう。 *)物が壊れ、人の心が壊れ、子供達の未来が壊れていく。21世紀をそんな時代にしないために、人は何を選択していけばよいのだろうか。他にも言いたいことは山ほどありますが、単なる暴露話になってもいけないし、私なんかに言う資格もないので、今日は買ってきた新聞をじっくり読んでみることにします。 *)買えないので、リンク追加:福井新聞 ------------------------------------------------TakeBow/~ 【だんまりタック~!ほうれんそうは大人の基本!】(09:30) 楽天日記の文字が「小」「中」「大」の3種類を選べるようになりました。(ミドル英二さん情報ありがとうございました。) 「ログイン」=>「詳細設定(上級者用)」=>「メインの設定」で編集ボタンを押すと、表示されたページの一番下に「文字の大きさ設定」という項目がいつのまにか追加されておりました++; こういうときヨット乗りは、「だんまりタックしやがったなぁ~」などと言い表します。 「タック」は略した言い方で、正式には「タッキング」といって、ヨットが風上の進行方向に向かって約90度の方向転換を行なうことを言います。 今回の項目の追加は方向転換ではありませんが、用法を拡張して「自分が知らないうちに○○○された」と言った場合に、「だんまりタックされた」というふうに使うことがあります。 「報告」「連絡」「相談」・・・会社生活&社会生活の基本栄養素!ほう・れん・そう をおいしく頂きましょう!!! (*)小さいお子様は嫌いな場合が多いですから、大人が上手に食べさせてあげることが必要です。そうしないと、大きくなってから体や心のどこかに障害を持った子に育ちます。 (*)サブ項目のほうも同様に文字の大きさを設定できますが、こちらは「中」にすると表題が尻切れトンボになるなど、表示できる情報量が不足してしまいますので、「小」のまま使用するのがよいでしょうね♪ ============================ 【昨日のアクセス】143PV。見ていただいたみなさま、ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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