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テーマ:鉄道雑談(1511)
カテゴリ:東武電車の話
皆様、こんばんは。長かったメンテナンス工事も少しけりが付いて来ましたので、今日から記事の執筆再開です。 さて6月14日、いよいよ「東京メトロ副都心線」が開業します。これに伴い始発駅の和光市駅から、東武東上線が、練馬駅からは西武有楽町線を介して西武池袋線が乗り入れる事になりました。同時に東武東上線でも、白紙改正とも言うべきダイヤ改正が行われます。 その目玉の一つは、既にお知らせしました有料列車「TJライナー」号の運転開始。もう一つは、東上線特急列車の「快速急行」への格下げです。やはり「東武特急」といいますと、日光・鬼怒川系統の「スペーシア」や、伊勢崎線系統の「りょうもう」号など優等列車のイメージが強く、ロングシートの一般通勤車による東上線特急は「東武特急」と呼ぶにはどうしても見劣りがしたのかもしれませんね。 今でこそ通勤・通学路線となった東武東上線ですが、かっては行楽列車が多数走っていた、という話は既に取り上げました。今日はその話の続きです。昭和41年、不運にも急行に格下げとなったかっての名列車「フライング東上」号が廃止されると、東上線の行楽輸送も少し寂しくなりました。それでも特急列車の一部は秩父鉄道に乗り入れ、かろうじて「行楽特急」としての面子を保っていました。 1975年(昭和50年)頃には、越生線直通の特急「かまきた」号が、東上本線の輸送力強化に伴い廃止され、特急列車は東上本線系統のみとなりました。 [1978年(昭和53年)頃の特急名と運転区間] ●「みつみね」号(池袋~三峰口間[秩父鉄道直通]) ●「ながとろ」号(池袋~上長瀞間[秩父鉄道直通]) ●「たまよど」号(池袋~寄居間) ●「さだみね」号(池袋~小川町間[この列車のみ平日運転]) ●「むさしの」号(池袋~森林公園間) 中でも昭和47年頃に開園した武蔵丘陵森林公園は、東上本線屈指の観光地になり、森林公園駅が新設されました。そこへのアクセス列車として運転開始されたのがハイキング特急「森林」号でした。その列車が後に「むさしの」号に名称変更しました。 しかし昭和50年代も後半になると、東上線の輸送力は6両編成では限界となりました。その後改良がされ、池袋~小川町間では10両運転が可能になりました。このあおりを受けて、ホームの限界上6両編成しか使用のできない寄居ゆき特急「たまよど」号がまず廃止されました。 また秩父鉄道直通特急である「みつみね」号と「ながとろ」号も「小川町乗り換え」という方策が取られる様になりました。これは池袋~小川町間は10両編成の電車で運転するが、小川町駅で6両編成の電車に乗り換え、その乗り換えた電車が秩父鉄道に直通する、と言う手間のかかるものでした。 また10000系電車が特急に使われるようになると、ヘッドマークも姿を消しました。更に追い討ちをかけたのが、西武鉄道秩父線の直通運転開始です。西武側はセミクロスシート、トイレ・自動販売機付きの4000系電車を使用した「快速急行」を、休日に池袋駅から運転開始しました。 そうなると、乗り換えの手間はある上にロングシート、という東上線特急では到底太刀打ちできるはずもなく、1992年(平成4年)をもって「秩父鉄道直通特急」は廃止されました。同時に特急から愛称名も廃止されました。 その後は休日特急のうち1往復がかろうじて寄居直通特急として走っていましたが、輸送力強化を理由に2005年(平成17年)3月、この寄居直通特急も廃止されました。最終列車には8000系のリバイバルカラー車が使用され、ヘッドマークはかっての名列車「フライング東上」号をモチーフにしたものが取りつけられました。(今日のトップ画像です) もしも、日光線快速に使われている6050系が東上線に数編成在籍して特急に使用されていたら、状況は大きく変わっていたかもしれませんね。今回デビューの50090系は、一般列車にも使用されますがその際はロングシートになるそうです。せめて休日の快速急行使用の時は、クロスシートにして欲しい、と思うのは私だけでしょうか…。 mama-gooseさんの執筆された「Last Run/最終列車の後で」(第二版)、絶賛発売中!売り上げは、キハ601号車の復元作業の費用に充てられます。 季節はいよいよ夏へ。お出かけする予定のある人も、時間やお金がなくて予定がない人も、日本全国の観光情報なら、国内旅行情報サイト「日本の旅ドットコム」を是非、ご活用下さい!「ガイドブックにない旅」へご案内致します。 尚「楽天広場会員」以外の方で、御意見・御感想・コメントのございます方も、どしどし下さい。ご参加、お待ち致しております。 日本の心・和の心。織部は、そんな和の心を大切にする美濃焼を窯元から直接提供している和洋陶器の専門店です。 本店は、大きな店舗面積を生かした圧倒的な品揃えが魅力。うつわ邸は古商家屋を店舗として利用し、美濃の人気作家の器が並びます。様々の表情を持つ器たちとの出会いを、心ゆくまでお楽しみくださいませ。 ◎伊豆長岡温泉「南山荘」 古き浪漫漂う、数奇屋造りの宿。露天風呂をはじめとする3つの温泉が自慢です! ◎大宮大成鉄道村 鉄道博物館まで徒歩5分。楽しかった余韻を、寝台列車風の宿泊施設で夢見てください。 最近ブームになっている「油そば」。私もすっかり、ハマっています。ここのショップのは格別に美味しいですよ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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