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SFマガジン2006年4月号の感想の後編 読切小説の感想文です 「変転 魔界の断章」 森岡浩之 残念ながら「星海」シリーズは未読ですので 感想は書けないですが 銀河世界に中世の政治システムを持ち込んだような作品は やっぱり苦手だということを再確認してしまいました 「天つ風 博物館惑星・余話」 菅浩江 博物館惑星の物語はいつもなぜか懐かしい 「芸術」を愛する著者の感性が心地よく染み込んできます 「カメリ、テレビに出る」 北野勇作 人類不在の未来の世界で生活する カメリをはじめとする不思議な生物たち 今回は映らなくなったテレビの謎をカメリが解決するお話ですが いつものように甘酸っぱい感情に満たされてしまいました 「大風呂敷と蜘蛛の糸」 野尻抱介 短編集『沈黙のフライバイ』で既読でしたが 再読にもかかわらず興奮しながら読み終えました やっぱりこの感情が私の「センス・オブ・ワンダー」 気球と凧を使って成層圏まで上っていって そこからロケットを打ち上げるという 工学部の女子学生の思い付きを JAXAをはじめとするみんなで よってたかってよってたかって実現する話なんですけど 「宇宙女子」とか「理系女子」の話って面白いですよね 先月そのまま『宇宙女子』っていうタイトルのムックまで出版されてて 理系女子が流行しているのかな? おまけに今回は『仮面ライダーフォーゼ』の宇宙女子の城島ユウキちゃんが 主人公沙絵にかぶってしまってツボでした 清水富美加さん主演の実写映画誰か製作しませんか 「クローゼット 廃園の天使」 飛浩隆 訳あってまだ飛浩隆さんには手を出せずにいます 本作で評判通りの面白さであることがわかりましたけど 必ず読みたいですけどもうすこし待っていてほしいです(時間が・・) 「ひいらぎ飾ろう@クリスマス」 deck.halls@boughs/holly コニー・ウィリス/大森望 訳 クリスマスの一式を外注するようになった未来 ただでさえトラブル続きで多忙のリニーに 新規顧客からの問い合わせが入ったが その人物のネットチェックができない といっても複雑な話ではなく 登場人物それぞれのクリスマスへのこだわりのなかで 次々に巻き起こるドタバタの数々を なんにも考えないで楽しめました 「1873年のテレビドラマ」 Selenium Ghosts of the Eighteen Seventies R・A・ラファティ/浅倉久志 訳 訳者の浅倉久志さんが丁寧な脚注をつけていただいていますが 1873年(!)に製作されたというテレビドラマの謎と 製作会社の経営者を巡るあやしい物語は 私の手には余ってしまって・・???でした 「オールモスト・ホーム」 Almost Home テリー・ビッスン/中村融 訳 トロイとバグとチュトの3人組は 競走場の看板とアーケードとトイレが飛行機であることを発見し それに乗って飛び立ちますが・・ 少年の日の甘酸っぱい思い出の物語 初老のオジサンにとっては心に染み込む染み込む ドストライクの傑作でした キングの『スタンドバイミー』ではなく マキャモンの『少年時代』の雰囲気を思い出しました 「グラス・フラワー」 The Glass Flower ジョージ・R・R・マーティン/酒井昭伸 役 ある惑星で発見された謎の文明が残した遺跡 それは身体を交換するゲーム施設でした そこを管理しそこに引き寄せられた人々の伝説・・ 神話を読んでいる雰囲気でした 「プランク・ダイヴ」 The Planck Dive グレッグ・イーガン/山岸真 訳 出た! 現代日本で人気ナンバーワンのイーガンによる 最先端にして最高の硬度をほこるハードSF 仮想空間で暮らすようになった人類 ある科学者チームが究極の理論を完成するため ブラックホール「チャンドラカセール」に飛び込むプランクダイブを実行し 内部で発生する事象を観測する計画をたてますが そこに非常に保守的な都市国家から 立会人として父娘がやってきます・・・ というお話ですが そこで展開される理論は・・上っ面を撫でる程度でスルー でもこの雰囲気にゾクゾクしてしまうので わかりもしないイーガンを読んでしまうのです なんだこれ? 宇宙女子 宇宙と働く女性たちの物語 [SF雑誌]カテゴリの最新記事
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