財布購入!「所作」(ノーノーイエス)
長財布を購入した。姫路城の近くのノーノーイエスという会社が作っている「所作」という財布である。元々この財布を買うつもりではなかったのだが、銀座の東急スクエアで思わず衝動買いしてしまった。じつは去年の8月にここに来た時、気に入った財布(薄くて革の光沢が美しいタイプ)を見つけたのだが、悩んだ挙句、ちょっと躊躇ってしまい、結局買わなかった。その後同じようなタイプを探していたが中々気に入ったモノに出逢えなかった。やはりいいと思ったものはその時に購入しなければ駄目だということである。今回、もしかしたらあの財布があるのではないかと思い探してみたのだが残念ながら(半年以上も定番で置いてあるはずもなく)もうそれは店頭にはなかった。やっぱりあの財布には縁がなかったのだと諦めかけたところで出逢ったのが、この「所作」という財布である。所作とは、「行い。振る舞い。しわざ。身のこなし。」のことらしい。 ・・・・・結婚式などでお祝いを包む1枚の布「袱紗(ふくさ)」がモチーフ。贈答品を包む古い様式「折形」の紙が折り重なりをデザインに落とし込む。世界でも珍しい製法で丹念に手間をかけた堅牢な植物なめしのジャパン・レザー。そのレザーを縫うことなく贅沢に仕立てレザー本来の風合いを最大限に活かす。サイフには札入れとフタ付きカード差し、マチがついて取り出しやすい小銭入れ・・・・・ということだ。こんな感じで、パタパタと財布を開いていく。最初はちょっと違和感があったが、使っているうちにだんだんと味が出てくる感じである。一番手前のポケットはコインケース。間口が広くて出し入れがしやすい。蓋は革の帯に挟み込むので逆さまにしてもコインが落ちることはないだろう。2番目の蓋を開けるとカードポケットが現れる。8枚のカードが収納出来る切れ込みがある。カードポケットの裏にも更にポケットがあるので、入り切らないカードやレシート類を入れることが可能だ。そして3番目、一番奥のポケットが札入れである。現生をつねにたくさん持ち歩く人にはちょっと厚みが足りないかもしれないが、一般人には十分なサイズか?この財布の特徴はファスナーやボタンが一切使っておらず、縫製もまったくしていなくて、一枚革を器用に束ねて金属のネジ1つで留めるというシンプルな構造である。ちなみに価格は消費税込で22,000円、これが高いか安いかは使って見なければわからない。しかし長い付き合いになりそうな気がする。(のできっと安い、だろう)