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本日は漫画話。
「深海蒐集人」既刊2巻まで。朝日ソノラマ発行。 作者は、かまたきみこ先生。 波津彬子先生のアシスタント「かまー」として、波津先生ファンには馴染みがあります。 「深海蒐集人」は近未来ファンタジー。 急激な地球温暖化によって、多くの都市が海中に没してしまった未来の地球が舞台。 陸地に荷物を運び出せた一部の上層階級を除き、大半の人々は大切な財産に防腐処理を施し、いつか引き上げる事を想定して海中に保管していた。 そんな世界に進出してきたのが、海中に沈んだ多くの遺物を引き上げる"ダイバー"の仕事。 主人公ミミもその一人。 彼女は素潜りで一時間近く潜水していられる天性の資質を持つ優秀なダイバーである。 読んでいて、この人はSFが好きなんだなぁと思いました。 他の作品もそうですが、世界観がSF小説のようです。 ミミは、海洋版ララ・クロフトみたい。 ララを捩ったネーミングかと、勝手に想像してしまいました(笑)。 でも直接のモデルは、「グラン・ブルー」のジャック・マイヨールかな。 絵柄は線が確りしていて、カッチリした印象です。 物語は一話完結方式。 心温まるコミカルで優しいタッチの物語です。 同じくかまた先生の単行本「クレメンテ商会」もなかなか面白くて良いお話です。 こちらも近未来ファンタジー。 ネットワークが全く使えず、情報の送信は一世代前のFAXのみになってしまった世界が舞台。 独占企業として人々を戦慄させる"ギャノン"(笑)に対抗するは、モグリのメンテナンス業者である修子。 こちらは絶版一歩手前のコミックなので、手に入るかは運次第ですが…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jul 19, 2004 06:15:42 PM
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