テーマ:映画館で観た映画(8349)
カテゴリ:映画鑑賞記録
"BE COOL" 監督・・・F・ゲイリー・グレイ 原作・・・エルモア・レナード 出演・・・ジョン・トラヴォルタ、ユマ・サーマン、ヴィンス・ヴォーン、ダニー・デヴィート、ハーヴェイ・カイテル、ザ・ロック、セドリック・ジ・エンターテイナー、クリスティナ・ミリアン、アンドレ・ベンジャミン、スティーヴン・タイラー、ジェームズ・ウッズ、他。 ・物語序盤・ チリ・パーマーは元取立て屋で、現在は映画プロデューサーとして活躍している。 しかし映画業界の仕事にも嫌気が差していた。 そんな時、インディーズ・レーベルを経営する友人トミーから、自分をモデルにした映画を撮ってほしいとの依頼が。 映画には成功を夢見るシンガーも登場させるとの事。 そしてトミーは、その役に相応しいリンダー・ムーンという若手歌手を見付けていた。 しかしそれも束の間、トミーはチリの目前でロシアン・マフィアに射殺されてしまう。 その後、チリはトミーの妻で会社の共同経営者であるイーディーと共に、リンダのマネージメントに乗り出す。 しかしリンダには既に契約をしている悪徳マネージャー、ラジが居た。 チリはマヌケなボディガード、エリオットを伸して、強引にリンダを自分の元に連れてくるが…。 ジョン・トラヴォルタ主演のクライム・コメディ「ゲット・ショーティ」('95)の続編です。 残念ながら前作を観ていないので、本当の意味では面白さを理解しきれていなかったのかもしれませんね。 映画プロデューサーをやっていて、過去に作った映画のポスターも出てくるので、主人公チリがそういう経歴の持ち主である事は判ります。 まあ、前作を観ておいた方がより楽しめると思いますが、これ一本だけを唐突に観ても、独立したお話なので充分理解できる内容になっていますので、ご心配なく。 ただ、ダニー・デヴィート(マーティン・ウィアー役)の存在は、前作を観ていないと判りませんね。 一応、顔出し程度に出演していますが、前作では相棒として活躍したみたいです。 観ていて感じた事は、とにかく登場人物が多い。 それぞれの関係が複雑に絡み合っていて、頭の中で整理しながら観ていないと、誰が誰だったか忘れてしまいそうでした。 質屋を営むロシアン・マフィア達に、ライバルのレコード会社社長のニック・カーとその手下ラジと用心棒エリオット。 ギャングもどきのアレンジャー、シン・ラサールとその一味。 そして主人公チリと今回の相棒イーディー。 この面子が、あれこれと罠を掛け合って、危ない駆け引きを繰り広げます。 ジャンル的には、前作同様クライム・コメディですね。 死人も出るのですが、根本的に陽気でお気楽。 個人的にお気に入りは、マヌケでホモっぽい用心棒役のザ・ロック。 映画俳優として成功する事を夢見ているのですが、基本的にアホアホ。 片眉あげの得意技が笑えます。 でも最後はニコール・キッドマンと…。 トラボルタとユマ・サーマンは「パルプフィクション」以来の共演です。 今回も確りダンスシーンがあるので、「パルプ…」ファンはニヤリでしょう。 しかし今作の見所はダンスよりもやはり歌。 リンダ役のクリスティナ・ミリアンの歌声は、パンチが効いていて、ノリの良いリズムにピッタリ。 更にエアロスミスのヴォーカリスト、スティーヴン・タイラーが本人役で出演していて、彼女とデュエットします。 このシーンはまるでコンサート会場に居るように、ノリノリになってしまいましたね。 流石、大御所、迫力のある良い声してます。 ファンは必見でしょう。 蛇足ですが、彼はリヴ・タイラーのお父さんなのですね。 コメディですが、おバカ路線ではなく、オフビートな感じの作品です。 一般大衆ウケはしないと思いますが、映画ファンの方なら楽しめる1本でしょう。 クールに決めようぜぃ!(笑) ↑ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Sep 13, 2005 12:04:48 PM
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