テーマ:映画館で観た映画(8349)
カテゴリ:映画鑑賞記録
監督・・・下山天 アクション監督・・・下村勇二 原作・・・山田風太郎『甲賀忍法帖』 出演・・・仲間由紀恵、オダギリジョー、黒谷友香、椎名桔平、沢尻エリカ、りりィ、寺田稔、坂口拓、升毅、虎牙光揮、木下ほうか、伊藤俊、三好健児、石橋蓮司、松重豊、永澤俊矢、北村和夫、他。 ・物語序盤・ 戦国時代が終わり、徳川家康が天下を統一し、太平の世へと向かいつつある頃。 忍者の二大勢力を誇った伊賀と甲賀は、初代・服部半蔵が定めた掟により長きに渡って互いに接触する事を禁じられてきた。 戦国の世で暗躍していた忍者達も、戦いの無い世界では無用の長物となりつつあった。 それでも彼等は、各々の里で、日々忍としての鍛錬に明け暮れていた。 ある日、それぞれの里の跡取りである伊賀の朧と甲賀の弦之介は、互いの身分を知ることなく出会い、運命的な恋に落ちる。 これからは争い合う世ではなくなると、二人は密かに将来を誓い合うが、運命は皮肉にも暗転する。 尋常ではない忍者達の技が、太平の世にとって災いとなると判断した家康は、伊賀と甲賀に過酷な指令を出す。 それは、伊賀甲賀それぞれの精鋭5人を戦わせ、どちらが生き残るかによって、次期将軍を決するというものだった。 その中には、朧と弦之介も含まれていた。 なかなか面白かったですよ。 真面目に作ってある所が好印象でした。 風景も綺麗でしたし、色彩も美しかったと思います。 原作を知らないので、どの辺をどうアレンジしてあるのか全く判りませんが、上手く纏めていたと思います。 一番の見所は戦闘シーンでしょうね。 有り得ない忍術を使って戦う忍の精鋭達。 人間業は超越して、超能力の域に達しています。 真剣に考えると、ツッコミ所なのかもしれませんが、ワイヤーやCGを駆使して、見栄え良く見せていたので、どちらかと言えばカッコいいぞ~と楽しめました。 欲を言えば、選ばれた精鋭十人の死闘を、もっと長く観られれば更に良かったのですが。 折角超人的な技を持っているのに、出てきた途端に死んでしまう人も居て、呆気ない部分も多かったです。 個人的に好きだったのは、坂口拓さん演じる夜叉丸と、椎名桔平さん演じる薬師寺天膳。 夜叉丸は多分、自分の髪を自在に伸ばして、敵を封じていたんだと思いますが、坂口拓さんが能面のようなお顔ながら、なかなか美形で素敵でした。 元々武術に通じていて、アクションは得意な俳優さんのようですね。 椎名桔平さんは、白い長髪と化粧がやけに似合っていました。 あんなメイクが似合うのは、元が美しい証拠ですよね。 役どころは三百年も生きている不死身の忍らしいです。 その割には死に方が意外に呆気なくて、また復活して出てくるんじゃないかと、ずっと思っていました(笑) 悲恋の主役である仲間由紀恵さんとオダギリジョーさんは、相変わらずの棒読みで、上手いのか下手なのか微妙な演技を披露していました。 御免なさい。でも私、お二人とも大好きですよ。 余談ですが、オダギリジョーさんて、渡米して演技のメソッドを習ったらしいですね。 それであれかい…って、再度失礼しました(汗)。 でも高速で敵を斬るシーンは決まってましたよ。 その後、うぉーっと叫んだ時は、かなり引きましたが…。 朧の瞳から繰り出す技も、人知を超えたもので凄かったです。 しかしメインテーマである筈の二人の悲恋については、殆ど何も感じなかったですね。 それよりとにかく、もっと忍者達の活躍を堪能したかったです。 映画の時間が短めだったので、その辺を継ぎ足しても良かったと思うのですが。 でも全体的には娯楽として充分楽しめました。 ついでてすが、ハリウッドリメイクの話が持ち上がっていますね。 絶対に変な勘違い映画になると思うので、やめてほしいです…。 ↑ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Sep 24, 2005 03:44:40 AM
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