テーマ:試写会で観た映画の感想(677)
カテゴリ:映画鑑賞記録
来年1/7(土)より全国ロードショーです。
監督、脚本・・・清水崇 出演・・・優香、香里奈、椎名桔平、杉本哲太、小栗旬、松本まりか、小市慢太郎、治田敦、他。 ・物語序盤・ 杉浦渚は、プロダクションのマネージャーに叱咤されながら、あちこちのオーディションを受けている女優の卵。 渚は現在、松村という監督がメガホンを取る映画のオーディションを受けていた。 渚に何かを感じた様子の松村は、彼女の元に台本を送り付けてくる。 合格したと喜ぶ渚だが、それ以降、彼女の身辺では異様な現象が起り始める。 映画の題材となるのは、今から35年前に実際に起った、ホテルでの大量殺人事件だった。 それと同じ頃、大学生の木下弥生は、子供の頃に見ていた不思議な夢を再び続けて見るようになっていた。 それは行った事も無いホテルの夢だった。 弥生は友人に相談して、夢の謎を解こうとするが…。 会場にはゲストとして、監督の清水氏と主演の優香さんが来ていました。 清水監督はアキバ系の怪しいオジサンという外見でした(笑) でもソフトな印象で人当たりは良かったです。 優香さんは黒のノースリーブのワンピースで登場して、しきりに寒いと言っていました。 相変わらず可愛い方ですね。(#^.^#) 純粋にホラーと考えると、はっきり言って怖くないです。 怖さで言えば、私は「THE JUON」の方が勝っていたと思います。 (ちなみに「呪怨」は全然怖くなかった…。) 会場では怖がっていたのは、女子高生か比較的若い女性でした。 大人が観て怖いという感覚は殆ど無いのではないでしょうか。 今回の映画は、恐怖感より、ミステリーっぽい要素が強く、裏側に隠された謎を解き明かしてゆく楽しみがありましたね。 正直言うと、途中でオチが見えてしまったので、ちょっと残念な部分もありましたが。(^^ゞ でも全てを完璧に読み通した訳ではなかったので、興味が失せる事はありませんでした。 この映画の見所は、何と言っても、主役の優香さんです。 何処でそんな演技を習得してきたんだと言いたくなるような、迫真の演技です。 あの恐怖に歪んだ表情は、忘れられないくらい凄い。 本当に幽霊に遭遇したかのように、怯え慄く優香さんの表情と絶叫を堪能して下さい。 今作は映画の中で映画を撮影するシーンが多いので、普段観客が見られない、撮影現場の雰囲気を知ることができます。 いつも観るのは完成した映画ばかりで、その経過は知りませんから、妙に感心しながら見入っていました。 監督の指示した通りに動いて、実際は何も無いのに、カメラに向かって様々な表情を作って見せなければならないなんて、俳優さん達って大変だなぁと、つくづく感じました。 ホラー映画を観ながら、そんな所に感心しても仕方ないですが(笑) 昔の事件で殺された被害者達の幽霊さん達は、一生懸命"幽霊"を演じているのが可笑しかったです。(おいっ。) それぞれの人達の動きを冷めた目で監察すると、なかなか面白いのでやってみて下さい(笑) 全編観終わってみると、理屈が通っていないというか、必然性が感じられない部分も多々ありました。 でもこういう映画は雰囲気を楽しむものだと思うので、その辺は追究しない方が無難なのでしょう。 なんとなく、そういう話か~という程度で観ましょう。 しかし日本のホラーって、いつも理不尽ですよね。 家に入っただけで祟られるかと思ったら、今回は自分とは何の関係も無い前世の出来事の為に、命を落としてしまう訳ですから。 これじゃいくら気を付けていても避けられませんね。 まあ、普通に面白かったですよ。 ミステリー仕立てのホラーという事でお楽しみ下さい。 ↑ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Dec 5, 2005 12:24:42 AM
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