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カテゴリ:映画鑑賞記録
"AFTER THE SUNSET"
監督・・・ブレット・ラトナー 出演・・・ピアース・ブロスナン、サルマ・ハエック、ウディ・ハレルソン、ドン・チードル、ナオミ・ハリス、クリス・ペン、トロイ・ギャリティ、ミケルティ・ウィリアムソン、他。 ・物語序盤・ マックスとローラは公私共にパートナー。 彼等の仕事は泥棒。 二人は見事な連携プレイで、皇帝ナポレオンが所持していたとされる、3つの“ナポレオン・ダイヤモンド”の内、2つを盗み出した。 大金を手にした二人は、これを最後に泥棒稼業を引退し、バハマのパラダイス・アイランドに邸宅を購入し、悠々自適の生活を送る。 そこへやって来たのが、二人のせいで大失態を犯し、同僚から嘲笑の的になってしまったFBI捜査官スタン。 スタンは執拗にマックスに接近する。 島に一時停泊している豪華客船に、最後のダイヤモンドが展示されているのを知っていたからである。 マックスがこれを見逃す筈は無いと、尾行を続けるスタン。 マックスは島の裏社会を牛耳っている黒人から、ダイヤを盗むように依頼され、ローラの懇願にも関らず、ダイヤ奪取計画に惹かれてゆく。 ピアース・ブロスナンと言えば、私は007のジェームズ・ボンドのイメージしかありません。 007シリーズは、どうも苦手で殆ど観た事も無いのですが…。 今度もスパイが泥棒に変わっただけで、どうせ007みたいなノリなんでしょ…と、観る前からテンションが下がっていました。 でも観ている内に、気持ちが少しずつ陽気になってきました。 犯罪モノなのですが、基本的にコメディーなんですよね、これ。 FBI捜査官のスタンと怪盗マックスとの掛け合いが軽快で楽しいです。 スタンのキャラは少しおバカ過ぎるかなという気もしましたが、一応最後に一オチ用意されています。 しかしサルマ・ハエックとピアース・ブロスナン、何度もいちゃつき過ぎ。 最初から最後まで、ぶちゅぶちゅキスしまくって、あちこちで抱き合ってます。 アメリカンでしかもバカンス気分な映画なので、開放的な気分になるのは判りますが、頭の堅い日本人の私には、べたべたしている二人がちょっと目障りに映りました。 ロマンスもこの映画の重要な要素なので、少しは大目に見ないといけませんけどね。 ロマンスの側面から心に残ったのは、原題にもある夕日のエピソード。 夕日が苦手な人は、大金を抱えて孤独に死ぬタイプ。 逆に、夕日、つまり一日の終わりを安らかな気持ちで迎えられる人は、家族に恵まれて温かい一生を送れるという話でした。 夕日の時刻が苦手で、パートナーであるローラと共に、テラスで夕日を見ないマックス。 彼にとって一番大切な物は、泥棒としてのスリルなのか、ローラと寄り添って生きる人生なのか? ちなみに、私だったら、泥棒稼業はやめられません(笑)。 一度覚えたスリルの快感は、そう簡単に忘れられませんよね。 島の顔役的なドン・チードルは、あまり活躍しませんでしたね。 マックスの計画の一部に組み込まれた、大事なパーツではありましたが。 ピアース・ブロスナンはいい年の取り方をしていると思いました。 老けてゆくと、若かりし頃の美貌は見る影も無いという俳優さんもいますが、彼の場合は色気を失わず、ダンディーなオジサマになりましたね。 その辺は流石にジェームズ・ボンド俳優でしょうか。 全編コミカルで、それでいて、確り盗みの面白さも見せて、更に最後は誰が笑うのかな?という結末の見えない楽しさもあり、わりと小粒な作品なのですが、最後までクスクス笑いながら観られる映画でした。 気楽に娯楽として観るにはいい作品だと思います。 ↑ランキング参加中。ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Mar 11, 2006 03:33:37 PM
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