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MY HIDEOUT ~私の隠れ家~

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Oct 13, 2007
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カテゴリ:映画鑑賞記録
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監督・・・安藤真裕
原作、アニメーション制作・・・ボンズ(BONES)
出演(声)・・・長瀬智也、知念侑李、竹中直人、山寺宏一、石塚運昇、宮野真守、坂本真綾、大塚明夫、筈見純、野島裕史、伊井篤史、他。

・物語序盤・
戦乱の時代の日本。
住んでいた寺が襲撃され、僧侶・祥庵に連れられた少年・仔太郎は、命からがら逃亡していた。
祥庵と別行動を取る事になった仔太郎は、家族同様の愛犬・飛丸と共に、祥庵に教えられた寺を目指していた。
かっぱらいをしながら逞しく旅をしていた仔太郎が、仮住まいとしていた荒れ寺に、一人の男が舞い込んで来る。
彼は決まった名すらなく、自らの刀を封印した奇妙な剣士"名無し"。
実は、仔太郎は祥庵が、明の国から連れ帰った身寄りのない子供で、不気味な明国の集団に追われる身だった。
仔太郎は名無しを、唯一持っていた金目の品で、用心棒として雇い、寺まで連れて行かせる契約を結ぶ。
明国からやって来た武装集団は、どの者も秀でた能力を持つ戦士であり、ある薬品によって、痛みを感じない体となっていた。
その中で最も腕の立つ羅狼は、西洋の血が流れているらしく金髪碧眼で、一際異彩を放つ剣士だった。
偶然に名無しと擦れ違った羅狼は、相手の実力を見抜き、戦う価値のある男だと興味を示す。
一方、城を治める領主に取り入った武装集団の頭目は、明の皇帝の勅命を受け、ある儀式を執り行おうとしていた。
儀式を行う巨大な祭壇を建設させ、その要となる仔太郎の行方を懸命に追う集団と、漁夫の利を狙う領主の家臣・虎杖率いる武士団の間には、秘密裡の競り合いも起こっていた。

kuji_l

アニメで完全オリジナル作品て、結構少ないですよね。
国民的支持を得て、アニメなのに観に行っても、唯一オタクと後ろ指を差されない、私の大嫌いなジ●リ作品を除くと。笑。
宮崎サンに恨みは無いけどね…。
ジ●リには興味無いです。

今作は完全オリジナル。
しかも珍しい時代劇です。
昨今は、電脳アクション物が流行りですが、時代劇というのは、アニメに向いたジャンルだと思います。
ここに目を付けたボンズは、なかなか良い。
アニメ・プロダクションとしては、実力と定評のあるボンズ作品ですので、作画は終始安定していて、全く問題なしです。
カメラワーク(セル・アニメーションに、この言葉を使って良いのか謎ですが…。)が、凝っていて、細部まで気を抜いていないですね。
実写映画のように、画面をターンさせて各人物を追ってみたり、斬り合った時の血飛沫がカメラに飛び散ったりと、色々な手法を取り入れています。
またアニメならではの表現も、随所に見られます。
斬られる瞬間、瞳の中に、斬り付けてくる相手の姿が映ったり、刀の刃に息が掛かり、その後敵の姿が反射して見えるなど、細部の演出に拘りが感じられて良かったです。
とにかく、全般的に、実にカッコいい作品に仕上がっていました。

惜しむらくは、先ず何より絶対的な宣伝不足。
完全オリジナル作品ですから、当然、原作ファンも存在しない。
ボンズ作品の時代劇というだけで、劇場に足を運ぶ人は、やはりレアな存在ですよね…。
唯一、アニメファン以外にも通じるセールス・ポイントは、TOKIOの長瀬クンが、初の声優挑戦で主演!だけですから…。(-_-メ)
長瀬クンの声優ぶりは、わりと上手かったですよ。
確かにプロの方に比べると、表現力が不足していて、平坦で単調な印象も受けましたが、主役として許容範囲のレベルでした。
準主役の知念クンの声は、かなり浮いていましたが…。
可愛い声なのですが、この作品には合わないような。

舞台は日本ですが、何年の何処という設定は無く(赤池の国という地名はありますが)、半架空の物語です。
中国は明の時代という事で、その辺の時代を想定しているようですが、ストーリーは全てフィクション。
ストーリー自体は、特に目新しいものも無く、有り勝ちなものです。
謎の集団に追われる秘密を抱えた子供と、反発し合いながらも彼を守って旅する影のあるヒーローとの、ロードムービーです。

一番の見所は戦闘シーンですね。
上述したように細部の演出が光っているので、動きの良い絵と合わさって、見応えのある殺陣が見られます。
キャラクターでいうと、目立つのは主人公以外だと、明国の刺客である羅狼でしょうか。
中国人でありながら、金髪碧眼の剣士で、腕はピカイチ、性格はクール。
ただ、声を山寺さんが担当しているのですが、日本の武将である虎杖役の大塚明夫さんと、声質が酷似しているんですよね。
どちらも少し低めで、渋い感じの声です。
私の耳が悪いだけなのか、どっちも同じ人が喋ってる…と思えて仕方なかったです。
お二方とも人気と実力を兼ね備えたベテラン声優ですが、主要メンバーには、声質の違う声優さんを起用してもらいたかったなぁ。

こういうジャンルは、まだまだ開拓の余地があるので、オリジナリティーのある作品が、どんどん出来ると良いですね。

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最終更新日  Oct 24, 2007 12:39:30 AM
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