運命の告知数日後、ぼくと母親が先生に呼ばれ、いよいよ検査の結果がわかる。「S字結腸のところにできている、癌です。ステージ4までいっています」 と、告知を受けた。さらに、先生は「必要ならガンセンターを紹介しますよ」と言われたけど、家からの距離を考えると、母親も見舞いにくるのも大変だと思い、この病院で治療をすることにした。 このときに手術の日程も決めた。 先生に命を預けた。 母親は、この日の夜はほとんど眠れなかったらしい。 でも、ぼくは反対にぐっすり眠れた(笑 自分がもし、死ぬようなことがあれば、きっと胃がんだろうなと思っていたので、思ったよりもショックはなかったみたいだ。 |