話は戻るが・・・手術の時に、いろいろと先生から説明を受けていた。まず、癌の状態がどのようになっているのかは、開いてみないとわからない。 リンパ腺とかをとらないといけなくなるかもしれない、腸の状態によっては人工肛門をつけないといけなくなる。 足への神経があるから、そこを傷つけると歩けなくなる場合もある。 なんか、不安になるようなことばかり説明する。まぁ、医者としては最悪の状態も説明しておかなければそうなった場合の患者のショックは計り知れないと思うからなのだろうか? 手術後、初めて目が覚めたときにまず確認したことは、お腹を触ってみた。 人工肛門になっていないかどうかを確かめたかった。 触ってみるとなんかチューブが付いてる。ん?なんだこりゃ? あとで看護士さんに聞いてみたら、胃のなかにある液を外に出すためについてるんだよと説明された。 人工肛門じゃなくてよかった。 起きたときに先生が様子を見に来た。 その先生に何度も、ありがとうございます。と言った。 しかし、「ぼくは手術したわけじゃないし、それにがんばったのは君だからね」と言ってくれた。 その後、手術をしてくれた主治医が様子を見に来た。 そのときも、ありがとうを何度も言っていた。 その先生も「がんばったのは君だからね」同じ事を言っていた。 この先生に命を預け、手術をしてもらい、成功したことに感謝。 |