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カテゴリ:食関連
yanさんより本が届いた。ありがとうございます。 「緑のカーテンの恵みを食べよう」高山厚子著 そしえて発行 東京板橋区では校舎の窓に蔓植物をはわせて「緑のカーテン」を作り、クーラーの要らない暮らし方、地球温暖化の問題を植物を育てながら子供たちに経験させている。 yanさんはその仕掛け人のお一人だ。 もう一人の仕掛け人「緑のカーテン応援団」のSさんの記述に取り組みの様子が詳しい。 緑のカーテンに取り組んだ小学生の作文によると、カーテンのおかげで室内温度は7度も差があったとか。 板橋区のこの取り組みは学校だけでなく役所、企業、地域にまで広がっている。教育委員会や「緑のカーテン応援団」という市民団体の後押しは大きい。 本書は元板橋区の小学校の校長先生だった高山さんが、出身地の特産品であるゴーヤーやナーベラー(ヘチマ)という「緑のカーテン」の恵みをおいしくいただくレシピと、板橋区の緑のカーテンの取り組みについて綴られたものである。 環境教育と食育を融合させたもので、是非お勧めしたい一冊だ。 ヘチマの調理方法はこの本で初めて知った。 薄切りにしてフライパンで焼き、焼き味噌(油味噌)を乗せていただくステーキは簡単ですぐにできそうだ。 ゴーヤーはチャンプルーが有名だが、本書には25種類ものレシピがあり沖縄料理の奥深さがわかる。 カレーに入れるのは私もやっているぞ!とちょっと嬉しくなる。 暑い時には暑い地域で取れる野菜がからだを涼しくしてくれる。この夏はゴーヤーとヘチマで暑さを乗り切りたいなぁ。 高山さんの出版の動機をあとがきから抜粋させていただく。 (前略)ゴーヤーについては認知度があるのですが、ヘチマは「食べられるの?」と言う人ばかりでした。沖縄で育ち、食べる野菜としてヘチマを食してきた私は「ヘチマはおいしい野菜ですよ。戦争で荒れ、やせこけた土地に根を張り、人々の命をつないだ貴重な野菜の一つです」とお伝えしたのです。緑のカーテンに携わる人だけではなく生産農家にもぜひ市場へ供給して多くの人が食して欲しいと願っています。 長いこと「環境を守ることは環境を愛することから」を理念として環境教育に携わってきました。人は、身近な自然に関わると、自ずから環境問題に関心を持ち行動へ移すことを実感しています。緑のカーテン運動も、環境を守る役目の一つであり、しかも楽しみながら取り組める運動として広げたいと思います。 「食育の原点は家庭にあり」と思っています。(中略)母は「料理はみたり、聞いたりして体験で覚えるもの」と言ったものです。料理は工夫(知恵)です。頭脳を働かせ、もったいないという心を培います。緑のカーテンを作り、その実を調理しながら、多くの人々の輪が広がり、環境に優しい暮らしをして欲しいと願っています。 *楽天ブックスでは売り切れとなっていますが、入手ご希望の方はnegioyaまでご連絡下さい。 入手方法をお知らせいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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