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震災や原子炉の問題をエサにしたチェーンメールや特定のサイトへの釣りが流行っているので気をつけて下さい。
キーワードとなっている言葉は、「被爆には、ヨウ素」「甲状腺」などです。 事実として、被曝(ひばく)による健康被害には、「安定ヨウ素剤」の服用が有効だということが分かっています。 当然ですが、安定ヨウ素剤は医薬品ですから、医師にしか処方することができません。 チェーンメールやHPへのアクセスを促そうとしている人は、「安定ヨウ素剤の代わりに、代替品としてヨウ素を含んだものを飲食しよう」と訴えます。 つまり、「ヨウ素を含む昆布(こんぶ)などを摂取しよう」「とろろ昆布や乾燥昆布で出汁をとったみそ汁などを多めに食べるのが無理のない被爆予防」といった類いの記述が多いようです。 しかし、独立行政法人放射線医学総合研究所は「含まれる安定ヨウ素が一定ではなく、十分な効果が得られるか不明」としています。 また、平成20年に閉店した「くいだおれ」(飲食店)は、昭和61(1986)年のチェルノブイリ原発事故後、ワカメやとろろ昆布、ヨード卵をのせた「放射能除(よ)けうどん」を売り出して大ヒットしていますが、放射能汚染に効果はありませんでした。 チェーンメールやサイトへの釣りを行う人も、ネットで掻き集めた情報や風評を根拠なく「良さそう」というだけで載せていることが多いので注意してください。 とはいえ、わかめや昆布などを食べること自体は身体に良いのですが、問題は みのさん現象(スーパーでの買い占めや供給の不安定など)が起こったり、民間療法への信憑性が危ぶまれることが懸念されます。 これらの情報を、既に回された方もおられるかも知れませんが、良いと思われた情報を伝えられたという行為や動機は非常に素晴らしいものです。 それなのに、せっかく善意で伝えられた情報が虚偽や効果の無いものだと、情報を回した人が信用を失ってしまうこともあります。 皆様の善意が無駄にならないためにも、次の点を意識して情報を回されて下さい。 ・情報発信者の名前(あるいは組織名)と その所在が特定できるもの ・情報発信者が信頼できる人 ・情報を回すからには自分自身が責任を持つ覚悟があるかどうか 日常の中で放射能汚染から身を守る一番の方法は、基本的に花粉症対策と同じだそうです。 これは、実際にかなり効果があるようです。 放射能汚染から身を守る方法について、信憑性の高い記事へリンクを貼らせて頂きます。 ●リンク MSNニュース:放射性物質から身を守るには「現状では花粉症と同じ対応」 ※リンク先が見られない方のために転載させて頂きます↓↓↓ 放射性物質から身を守るには「現状では花粉症と同じ対応」 2011.3.16 21:06 原発事故が相次いだことで広まる放射性物質(放射能)や放射線に対する不安。しかし現在のレベルならば、身近な対応で、ある程度抑えることができる。 被曝(ひばく)には、放射性物質が服や肌に付着する外部被曝と、口などを通じ体内に取り込む内部被曝とがある。 平成11年の茨城県東海村での臨界事故で被曝者治療にあたった前川和彦・東大名誉教授が「今の状態では花粉症と同様の対応を取ればいい」と指摘するように、現在は微量の放射性物質が含まれた霧が広がっているような状態だ。 ■具体的な対策 こうした中で外部被曝を防ぐには、屋外では帽子をかぶったり、長袖の服や気密性の高い雨具を着たりして、肌の露出を避ける。さらに内部被曝を避けるため、ぬれたタオルやハンカチで口や鼻を防ぐ。被曝医療の専門機関、放射線医学総合研究所(放医研、千葉市)は「これでほとんどの放射性物質の吸い込みを防護できる」という。傷から内部被曝する可能性があるので負傷した部位は覆う必要がある。 屋内に戻ったら、玄関などで上着や靴を脱いで袋に入れ密閉。シャワーを浴び、室内に放射性物質が入るのを防ぐ。屋内にとどまる場合でも窓や換気扇は閉める。この時期は寒さも厳しいが、エアコンからも外気が入るため使用を控えなければならない。 ■最も重要なのは正確な情報 しかし、身を守るのに最も重要なのは正確な情報だ。 地球上では自然界からも放射線を浴びており、人間は年間1~2ミリシーベルトほど自然被曝している。また放医研によると、例えば100ミリシーベルト(10万マイクロシーベルト)を浴びた場合に、数年後から数十年後にがんになる可能性は約0・5%という。放医研は「喫煙や食事など生活習慣によるがんの危険性よりも低い値。過度に心配する必要はない」としている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月18日 17時30分23秒
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