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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:JAZZ(Grazie Italia )
Aldo Romano(ds)、Danilo Rea(p)、Remi Vignolo(b)
このアルバムがリリースされることしったとき、丁度、参加してるベースのRemi Vignoloが、小さなマイブームでした。 イタリアのアルトサックスのロザリオジュリアーニと、フランスのテナーサックスのデビッドエルマルク?のアルバムが気に入っていたのですが、その両方のアルバムに参加していて、普段の私の好みの路線とはずれるのですが(一緒にソロをうたえませんぜぇ!凄技すぎちゃって。。)、非常にかっこいい、っすげぇ~、っておもってたのです。 で、そこにドクター3のピアニスト、ダニーロ・レアがいるわけで、こりゃ、聴くしかないよな~~、って念じてました。 ダニーロ・レアは、今、私はイタリアのピアニスとの中でボラーニの次くらいに、興味津々のピアノなんです。 狂気という非日常の世界としらふで共同作業のできる人です。 ロマーノは、イタリア人らしいのですが、活動はフランスを中心に行ってるようです。私的には当然、フレズ、ダンドレア、キャストリ、って黄金のメンバーを配したロマーノカルティットがお気に入りなのですが、解散以後も彼の共演者達は、興味ある人が多いのですよね。どうも、ロマーノのプレイが好き、って言い切ったことが無いのが、気後れするところなのですが(^_^); がぁ、、ロマーノのリーダー作でプレイしてるときは、普段はちょっとなぁ~、って、ミュージシャンもお気に入りに仲間入りしちゃう、って感じなのですね。 彼のヴァーサイタル、つうか、総合的な意味での音楽の才能に「ほの字」なのかも。。あ、唄もうたうんですよねぇ。。。。ロマーノねぇ。。。 作品はすべてロマーノのオリジナルです。バラードあり、ブルース調あり、なかなか個性的だし、多彩です。テーマ、結構キャッチャーなんですよね。 中世の石畳となぜか木製カールセルが思い浮かぶ、メランコリックな5曲目など一度聴いたらちょっと、頭からはなれないとおもいます。 一曲目から小組曲風なたたずまいで、誘い込んでおりまして、気づけば3人の世界に浸っております。 超アグレッシブな展開と複雑な構成の3曲めなどが、聴き所なのかもしれないのですが、私は、8曲目のもつ美しさ透明感はもう白眉、ってものだとおもうし、特に最後のバラードは透明感あって、メロディもお気に入りです。 アルバムは、ジャケットの絵そのまま、3人を糸にたとえるならそれが捻れたり、ほぐれたり、「収束と解放」を、繰り返しながらも一体感を常にたもった作品と感じました。 全体には、ロマーノのオリジナルといえ、ピアノのレアのエネルギーが全開フルスロットルといった感じです。 もともと、かなりアグレッシブなで大胆なソロの展開をする人で、その想像力の飛躍はかなり大きなものがあり、ちょっとなぁ~、って時も私はあるのですが、このメンバーだと、そんな状況下でも、皮一枚つながって正常な世界に踏みとどまってる感じがします。 ボラーニのように大胆、自由奔放な解釈や演奏が信条なのですが、私はボラーニより彼の破壊工作に少し残虐性を感じます。が、それも、私的にはぎりぎりの線で、良いのです。面白いのです。 結構、フリーにつっこんだ演奏になってたりするのですが、とにかく、信じられないくらいの美しさももっているのでノイジーなものにはならないです。 その演奏は、静と動の間を大きな振り子が、いったりきたりするイメージがぴったりです。 で、そこに切り込むというか、ベースが恐ろしくテクニシャンで、聴き応えたっぷりです。 な。。なにやってるんだよぉ、って「みたくなる」! 1.Abruzzi 2.Ghost spell 3.Fleeting 4.Blues for Nougaro 5.Manda 6.Murmur 7.Threesome 8.Paradise for Mickey 9.Touched!! 10.Song for Elis Aldo Romano(ds) Danilo Rea(p) Remi Vignolo(b) 最後にちょっと、、ホント個人的なことだけど、、 レアは、よく他の曲のテーマ部分を挿入などして、(ほら、デュークジョーダンが有名なアルバムでジングルベルいれてるでしょ?あんなヤツ)遊びの部分も結構あるのですが、このへんは、ご愛敬なんですが彼の場合ちょっとくせになってません?かぁ、、って、おもったりします。 私はそれは、いらないかもなぁ~、って時がおおいな。だってね、そんな事しなくても、レアは、、、飛びまくってるんだもん! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月25日 17時29分47秒
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