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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:JAZZ(Far North )
このブログではお馴染みのLars Jansson Trioの1995録音の作品です。
日本盤も、再発されてる。いろんな意味で、凄く素敵なアルバムです。 今日は絶対これをかけたかったのです、、理由は最後ね。 ヤンソンはうっとりするようなメロディが印象的な甘口のピアニストとうい印象が強い人もいますが、実際には挑戦的ないろいろなタイプのアルバムをだしてまーーす。いろりろ、、あるのよん。 で、このアルバムは、全曲オリジナルで、美しく親しみ易いヤンソンメロディ満載。 透明感にあふれ多彩な表現を持つピアノを堪能できる一枚だとおもいます。 音楽的な要素でキース的なアプローチを強く感じる人もいるともうけど、私は内面的な根本の部分では重なった事がほとんど無いです。 トリオとしてのスタンスみたいなものが近くても、自己の内側を見つめそこからわき上がってくる感情を表現していく部分が同じでも、ヤンソンの音楽は凄く現実的な(具体的な)人に対しての「優しさ」「理解」「協調」「想い」「思いやり」等々を強く感じ、そういう想いを通しての広くこの世界への「平和」「融合」「静寂」「感謝」等々に想いがはせる感じがします。 (うまく言えないけど、同じようなテーマでもキースはもっと普遍的な抽象的な?感じ??) いろんな音楽が融合され引き出されてくる感じも似てるけど、やっぱり、似てて否なるものって、かんじですよね。 つうことで、とにかくとても聴きやすく、親しみ易いメロディだけど、、深く心に染み込んでくるのです。 そして、、心の中から何か、、暖かなものがわき上がってくる。。 聴き手の心の中でも何かが「共振」して、前向きな気持ちをもたらしてくれる音楽です。 で、それだけではなく、ヤンソン始め、三者の素晴らしいテクニックも、洗練されたスリリングな演奏を導きだし聴いていてアルバムは「壺」だらけです。 繊細で切れ味もよく多色な感覚のドラムと一緒に力強いビートを生み出すベース。 特にダニエルソンのエモーショナルで積極的なソロの展開はいつも釘付けとなってしまいまーーす。3人が一体となって作り上げていく世界はジャズのおもしろさがあちこちにつまってます。 1曲目、タイトル曲Invisible Friends。 私はヤンソンの曲の中には「お出迎え」メロディってのがあると思ってる。この曲もはじまると、なんだか、ヤンソンはじめメンバーが一体となって「いらしゃ~い」みたいな歓迎を受けてるような暖かな、、気分にさせてもらえちゃいます。 素敵なリズムにのった躍動感ある演奏が、なんだか嬉しい。ダニエルソンも1曲目からとても楽しそうな饒舌なソロでございます。 ハグハグなお出迎えの後は、しっとりと気高く美しい、Learn To Live。 アルバムのタイトルもそうなのですが、ヤンソンは禅や東洋的な思想に惹かれる思索の深い人なのです。タイトルにもいろんな想いがこもっていそうですね。 ヤンソンの端正な面もち、、そして、ダニエルソンの秘められた(え?秘めてない??)パッション。。 3曲目、静かに優しく包まれるよな安心感のような柔らかな曲と演奏。途中から入る弓弾きの音も効果効果的。 続く曲はシンセと弓のかぶる幽玄な広がりのあるFreedom and DestinyI。 次曲のFreedom and Destiny IIは短いけど憂いのある少し灰色のメロディ。 6曲目、クールにでも、リズム的なうまさやスリルを感じる辛口の切れ味ある演奏や Free For Threeの曲名そのまま、インプロを中心としたダークな雰囲気でのそれぞれの自己解放。 再び夜明けが訪れたように、8曲目では、柔らかな光りにつつまれたリラクゼーションが訪れる。。 って、 Autumn Bluesいぇ~い!ブルースだぜぇ。。やっぱ、ブルージィでカッコイイ。 アップテンポで、シリアスで疾走感のある曲やビターな雰囲気の曲、ベースがフィーチャーされた曲と、、ヤンソントリオの楽しさを次々と満喫できる。 最後は、まるで花の香りが風に漂うようなメロディのUnder The Bodhi Tree。 そのメロディは澄んで美しい。汚れを知らない。 少しだけ、、涙のしずくが揺れて落ちるようなはかなさもある。 でも、その透明な美しさの中に、何故か蝋燭の明かりのような柔らかな暖かさがあって、誰もがほんわりと、、優しい気持ちでいっぱいになる。 懐かしい想い出、場所、、人、、そんな大切な想い出も自然と浮かんできたりする曲。。 そう、、少しの言葉で、聴き手にいろいろな想いを浮かぶ、、一編の詩のようです。 こうやって、改めて聴き直しても、必ず何処かで手が止まるくらい、、素敵♪ 私の大切な友達、、皆さまの為に今日は大きな音で聴きまーーす。 1.Invisible Friends 2.Learn To Live 3.The Great Belonging 4.Freedom and Destiny I 5.Freedom and Destiny II 6.At Least Often 7. Free For Three 8. The White Cliff 9. Autumn Blues 10. Presence 11. The Quiet Mind 12. The Return To Zero 13. I Have Nothing To Say And I Am Saying It 14. Under The Bodhi Tree Lars Jansson (Piano) Lars Danielsson (Bass) Anders Kjellberg (Drums) どうしても、今日これをかけたかったのは、、 今日は誕生日だから、(え?私の)いつもここにいらしてくれる人達に感謝の気持ちを伝えたかったのです。 ネットの世界を知って、ブログも初めて、沢山の人と「友達」になさせてただいた気がします。 いや、友達にしてもらった。。。って、かんじかしら?ね? それも、多くは大好きなジャズを通してのご縁です!!すげぇ~♪ その多くの人達とは、実際に逢ったこともなく、顔も姿も、、わからない。。。本名も! 逢ったことがある人達も存在するけど、普段は顔を合わせる機会などほとんどないのです。 でも、この果てしなく広い空間の向こうには、私には「みえない」けど、「心の友」が「沢山」存在してるのです。まさに私には、ここに来てくださる皆さまは「Invisible Friends」。。 その皆さまに感謝の意込めて、心を込めての今日の選盤です。 どうか、皆さんに沢山の幸福が降りそそぎますように。。 と、決めてみましたが、、どうでしょうねぇ。。英語力ゼロの私ですからね♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月25日 16時56分23秒
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