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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:JAZZ
Nearness of You: The Ballad Book/Michael Brecker
マイケルブレッカーのバラード集をかける。 先週、ジャズファンの間で一番聴かれたバラード集かもしれませんね。 デックスの演奏で有名な「Chan's Song」から始まるアルバムは、いわゆるジャズスタンダードではないけど、素敵な曲がならんでいます。 どの曲も、マイケルブレッカーにとっては、大事な曲なのでしょう。 冒頭曲から彼のワンフレーズで、暖かでロマンティックなムードが漂う。 いつものパワフルでスピーディな鉄人マイケルブレッカーは影を潜め、優しく耳元で囁くジェントルなマイク。 優しく、ゆったりした時間がつづき、時々、胸の高まりが抑えきれなくなったように、エモーショナルな演奏になるけど、彼は素晴らしい仲間と一緒に心に残る大切な曲を、丁寧に吹き上げていく。。 30年!以上のつき合いのジェームステイラーの歌でのオブリガード&ソロを聴いてると、、 青春の日、大切な人達と過ごした、セピア色の時間を思い出す。(遠い目) 互いの素晴らしい未来を信じた日々。。 エピローグの曲は、「I can see your dreams」と名付けられたマイケルブレッカーのオリジナルでした。 マイケルブレッカーは、想い出ととして語るには、まだ生々しすぎます。 へい!その影響力は、まだ、現役だぜぇ。 そして、アルバムで、演奏を聴けば、ずっーーと、現役だぜぇ。 だから、往生際悪いと言われても、「さよなら」は、まだ、言わないのである、、 でも、、今まで、随分お世話になりましたよね。。。m(__)m 極東の田舎。。随分離れた所でしたが、、同じ時間をすごせて、たのしかったです。 本当に、格好良かったわ。 ありがとうございました。 そう、、もっと時間がたてば、、私の気持ちの中でも、、 マイケルブレッカーを天国の人として、、自然に思い浮かべる時がくるのでしょう。。ね。 時の流れは、段々と、、地上の人を、天国の人にしてしまうのですから。 いろいろな状況があるとは思いますが、、 きっと、、人の営みというのは、、そう言うものなのです。 亡くなってしまった人が帰ってくることはない。 亡くなった人が、新たに何かすることもない。 でも、想い出は、想い出を持ってるその人が生きてるかぎり、残ってますから。 人は99%は想い出でできてる。あとの1%は、未来への希望。 なんちゃって。 ブレッカーブラザーズのヘビメタビバップ、ケニーホイラーとのECM盤(@_@)、メセニーとの共演盤、超有名なピットインライブ盤、、、それぞれ楽しめるアルバムを沢山持ってるマイケルブレッカーなのですが、今日の一曲は、なぜか、、これ。 One More Angel/John Patitucci ベーシストのジョンパティトゥーチのアルバム。ほとんど彼のオリジナルで構成されたアルバムです。 モチアン、パスカといった、ハイセンスなトリオに、曲によってゲストが加わるアルバムです。。 アルバムの、、出来は、、まぁ。。悪くはないけど、、 ちょ~~っと、自己顕示欲?思い入れがつよすぎるかなぁ?って感じなのですが、、 マイケルブレッカーも2曲に参加しています。 そのうちの一曲がタイトル曲の「One More Angel」。 初めて聴いたときに美しいメロディと言うだけでなくて、随分、心やすらかな気持ちになる演奏だなぁ。。って、感じました。 余り多用するのはどうなんだろう?っておもうんだけど、 「心癒される」 そんな感じの曲と演奏でした。 で、、この一曲リピート状態だったのですが、後から、この曲はパティトゥーチの亡くなった娘さんに捧げられた曲だと教えていただきました。 天国の可愛い天使に、パパが愛情込めて作った曲。 マイケルブレッカーも静かに気持ちを込めて、可愛い天使の為に天国にまで響く演奏です。。。。 今日は、もうひとりの、、新参者の天使のために、、(T_T) この一曲を聴きたいと思います。 ************************ マイケルブレッカーのためにブログ休んでいたワケではなくて、 自分の事、家族の事でちょっと大変だったのです。 週末は、新潟ジャズストリートだったのに、、そのことすら、思い出さなかった。。。 清く正しいジャズファンの皆さま、、お身体を大切に。 そして、ご家族を大切に。。。 明日から、私は、清く正しく、、イタリアに回帰しま~~す。(きっぱり) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月22日 17時30分10秒
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