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2007年06月15日
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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:JAZZ(Grazie Italia )
洗濯物が、風にたなびく風景は、、世界共通、、平和と幸せの象徴だーい。
でも、わからんのが、、宙を浮く、、車。。。

縁、縁とは不思議なもの。ホントよね。。
人と人の縁もなのですが、音楽との出逢いも。
このアルバムを勧められたのは随分前。
忘れていたわけじゃないけど、なかなか私の元にやってこなかった。
この次に出てる、ユメール、ヴィトウスって、嬉しいメンバーの「Takes On Pasolini」を先に手に入れちゃったこともあって、新譜で通販しなかったのでありますが。。

時々、天に悪態つく私ですが、、この時は、なんつーーか、
かみしゃま、ありがとう、すずっくは、いつもいい子でいます、
って、天に向かって嘯いたのであった。。
思わぬところで私を待っていのが「Encore/Antonio Farao」の日本盤。
しかーーも、安い。
もちろん、悩まず、買う。奥様、財布のひもがゆるみまっす。
おぉ、日本語で、杉田さんがライナーかいてるぅ。
前にアーティさまが、お勧めしてくださった「ヨーロッパのジャズレーベル」の著者でござる。(まだ、、手に入れてない、、汗)
リンク先が杉田さんのHPにリンクしてるので、時々、眺めにいくけど、お髭の似合う優しそうな人だったなっ。

アントニオファラオのイメージはパーカッシヴにモーダルに走りまくる鬼だったんだけど。。
「CanJazz」に行ってから、リーダー作、ちょっと、変わったかもしれない。
決して、音数少ない耽美派に変わったわけではないのですが、かなりメロディアスに歌心溢れる演奏になったとおもう。。
まぁ、そのテクニックはそのままで、感情にググッとそった演奏をしてるような気がします。私的にいわせると、「失恋三回、成就一回」、って感じか。

もともと、ピアノの巧さには定評があって、若き日にバークリーに行こうと相談した、マイパパちゃま、ユメールに「教えに行くのかい?」って言われた逸話は有名。
1965年生まれの彼は、11歳からピアノ習ったそうですから、特別英才教育ってワケはないようですが、14歳の時に、ジャズクラブで休憩中に弾いたピアノでプロのジャズメンを驚かせたそうですから、やっぱり、非凡なんでしょうねぇ。

このアルバムは、連名が一曲あるんだけど、他は彼のオリジナルで、これが、、美しくロマンチックな曲が多いのです。
柔らかな明るい雰囲気で、はじまるGospelloは、まさに私的ウエルカムソング。
このままラーシュヤンソンが弾いたって、彼のオリジナルと疑わないだろう、楽しい曲。
しかも、それぞれの演奏も連携もばっちりなのです。
ベースのMartin Gjakonovskiのわりと太めの力強い感じは、ちょっと、普段の好みとは違うけど、でも、この人のソロも歌心がバッチリなのです。好き☆
1970年のマケドニア生まれだそうですが、ダスコダ・ゴイコビッチのバンドでも活躍してます。
タイトル曲のEncoreは、しっかりしたクラシックのテクニック、表現力を元に、緊張感の中にも構築された美しさが表現された哀愁たっぷりの曲。
Now It's Different! は躍動感があり、ジャズの演奏の楽しさ・・・を。
I'm Lostと名付けられた何処か悲しみに満ちた静かな曲。ゆったりとした空間に響く音の美しさ。次第にエモーショナルに登り詰めていくピアノもどこまでもブルーなまま。虚ろな心を表現してるかのように迷い子を演じていきます。

テンポよくはじけるVera。硬質なピアノ1音1音がリズムに合わせて踊っているようです。テンポが特別速いワケではないのですが、彼の疾走する感じがちょっと、顔をのぞかせた演奏。
ゆったりしたワルツThreeで、一休み。
で、、Dedeではきますよぉ。
もう、凄い。お得意の「モードで、どうも」。m(__)m
エネルギーが有り余ってるような、いきなりの怒濤の三位一体。
やはり1970年生まれのドラムのDejan Terzicの奮闘ぶりは、もう、お腹のそこから響いてきます。
このドラムもやるねぇ。。
連名になってるDouble Life and Moreは、3人のインプロゼーションを重視した演奏。
混沌とした中で、1筋の光りに集まるような収束が気持ちよく、ぴりっとアルバムのスパイスに。
そして、ピアノソロで、可憐に歌心を歌いあげるSylvie。
実に可愛らしい曲で、鬼の子とは思えない演奏でございます。これ好き☆
ブリリアーーントな演奏でございまっす。
News from Europeは、アップテンポで、3人の実力をばしばし、主張してる演奏!

終演は、なんと、Japan 。
アルコにのせて、不思議なメロディが流れる。
このトリオはシナジーライブに来日してるのですが、その時の日本の印象でしょうか?
秘めた熱さ、それが日本で感じた東洋的魔法の力だったのかもしれません。。
全部で56分ちょっと、、時間も宜しい具合でーーす。

いやぁ、、まいった。
確かに、私好みの一枚でございました。
夏ばての回復剤。煌めきとともに。。

1 Gospello
2 Encore
3 Now It's Different!
4 I'm Lost
5 Vera
6 Three
7 Dede
8 Double Life and More
9 Sylvie
10 News from Europe
11 Japan

Antonio Farao (p)
Martin Gjakonovski (b)
Dejan Terzic (ds)

OMAGATOKI (OMCZ-1021)

今までのenjaや澤野からの演奏を聴いて、「うまいけど、恐い」、って思ってる人は是非買いです。「Takes On Pasolini」より、柔らかさと「きらきら」した何かがつまってるかも。
でも、ガッツで弾きまくるAntonio Faraoが好きな人には、拍子抜けかも。
でも、弾くトコは弾いてる、アルバムだとおもうのですが。。
意外とこのアルバムの本質が、彼自身なのかもなぁ、、って思いました。
個人的には、、この路線は好き☆
しかし、イタリアしりとりは、、キリが無い。。。

追伸
「123456」
って、もうすぐじゃん。。
もしも、踏んだことに気づいたら、おしえてくだしゃい。





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最終更新日  2007年06月15日 12時17分00秒
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