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2008年04月17日
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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:JAZZ(Far North )
今、来日してツアーを行っているAnders Perssonには、「At Large / Anders Persson Trio」と、言う、私が大好きなアルバムがあります。
このトリオのメンバーで「Domestic wax」、「In person」と言うアルバムを出していますし、この他に歌姫Lina Nybergのアルバムのバックもつとめたりと、かなり親密なレギュラートリオなのです。
今回はそこにOve IngemarssonとJohan Borgstromと言う、スウェーデンのトップクラスのサックス奏者を従えての録音です。
マルチ奏者である彼らは、基本的にはテナーサックスを中心に、ソプラノサックス、クラリネット、バスクラ、などにも持ち替えての演奏参加です。
森さんのブログによれば、このアルバムは、アンダーシュがイェーテボリ・ジャズ協会とスウェーデン放送に依頼されて書き下ろした作品だそうです。
アルバムタイトルの「Obsolete Music 」は、「時代遅れの音楽!!」と、言う意味だそうで、命名ににもアンダーシュの遊び心を感じますが、曲名もObsolte Piece #1~ #8と言う懲りようです。
もっとも、、ジャズファンは、この手の同じタイトルが並ぶと、フリーやアバンギャルドなアルバムと勘違いしやすいので、これは、、ちょっと損しちゃったかもしれませんね。
中味は、叙情も北欧カラーもたっぷりですが、ストレートアヘッドなハードボイルドなサウンドです。
全曲、アンダーシュパーソンのオリジナルで、アレンジも彼が担当。
でで、、今回の第33回のスカンジナビアンコネクション、このクインテットのメンバーがまるごと来日しておりまーーす。

クールに気迫あるベースソロからはじまるビターな感じのメロディの1曲目。
程よく抑制された陰影あるタッチのピアノ、モーダルで滑らかななオーベのテナー。
それを濃密度に支えるベースとドラム。
ファンクテイストで、ちょっとユーモアも感じる2曲目。
ヨーハンのテナーは、ゴリゴリと凄みのある演出。
ソロはかなりシリアスな感じ。
3曲目は、はじまりはちょっとアブストラクトな感じ。
インテンポになってから、疾走感もたっぷりにサックスが鼓舞します。
ここでも、テナーソロ、力強くアグレッシブにぐいぐい引っ張っていくヨーハン。
ユニゾンもバッチリ、チームワークもがっちりと突進モード。いけぇ~!!
そして、必ず手が止まって、オーベのスケールの大きなテナーサックスソロに聞き惚れてしまう4曲目。
縦横無尽、ダイナミック、天衣無縫、、もう、どの言葉も陳腐に聞こえるほど、淀みなく続く高速のフレージング。キャア~~~~!!(これを、、これを私は明日目の前で聴けるのだヨォ!!!)
溢れ出るメロディアスでモーダルな長尺なライン。もう、めろめろな私。。
そして、美しく、端正、、しかーーし、情熱的なアンダーシュのピアノ。

ゆったりと、はじまるバラード調のメロディ。
北欧的情緒を、哀愁あるソプラノサックスをヨーハンが奏でる5曲目。
端正なベースソロ。
6曲目も、美しく、哀愁も感じるロマンティックなメロディ。
グルーヴ感たっぷり、陰影もあり多彩な色彩を感じるピアノ。ソプラノとテナーのユニゾンも絡みも、優雅。
そして、エキゾチックでエモーショナルなオーベのテナーソロ。
7曲目は、フリーキィな音も出しながら、躍動感たっぷりに、ヨーハンがテナーを吹きまくる。
フィンガリングも鮮やかに、猪突猛進モード。この人のサックスはホント大胆、奔放、豪放なイメージ。
最後は、全員で快進撃。チームワークもがっちりと次々と決め技をきっちり決めて行き、それぞれのソロもうまく繋がっていき、非常に爽快な気分になる演奏。
後半オーベとヨーハンの絡み合い、重なって進行していく部分は本当胸踊る。
もう、楽しい、楽しい!!すげぇすげぇ!!
うむ、、あっけなく終了。この演奏!!二倍の長さでも良いデス。。

ハァトウォームで繊細、叙情豊かな部分とハードボイルドで躍動感あふれる力強い部分と、多彩な表情をしっかり詰め込んでまとめ上げた緊張感ある演奏の連続でした。
計算されたアンサンブルの部分と、各自のエモーショナルな演奏部分がよい塩梅に融合された素敵なかっこいい作品!
いわゆる奴根性ハードバップものでは無いのですが、洗練されていながら、熱いグルーブもがんがん漲り、5人が一体になったときのサウンドの厚さはじっとして聴いていられないような熱さがあります。
60分と言う長さも程よく、変化に富んだ演奏が並んでいて、あっという間に終わってしまいます。
白夜はきっと人の心にいろいろな感情を沢山ため込んでしまうのです。。。
それが、一気に惜しみなく噴出!お買い得な一枚!

1. Obsolte Piece #1
2. Obsolte Piece #2
3. Obsolte Piece #3
4. Obsolte Piece #4
5. Obsolte Piece #5
6. Obsolte Piece #6
7. Obsolte Piece #7
8. Obsolte Piece #8

Ove Ingemarsson (ts,B♭cl)
Johan Borgstrom (ss,ts,bcl)
Anders Persson (p)
Yasuhito Mori (b)
Magnus Gran (ds)



いよいよ、明日は新潟でライブです。
おぉ、、りりしいネェ!!
スカンジナビアンコネクションのライブは、この新潟でも定着しつつあります。。(と、祈ってる)
しかし、北欧の耽美的なピアノブーム、って、感じで増えて来たファンには、サックス二本、しかも、オリジナル中心の演奏は、敬遠されちゃうかもしれないなぁ・・・。
デモねぇ。。ほんと、凄いサウンドなんですよぉ。
普段、北欧のジャズなんて聴かないい人でも、ジャズラヴァーなら、、気に入ってくれると思うんだあぁ。。
あぁ。。。どちらさまも、お時間ありましたら。。。。
よかったら、、、明日の金曜日、ジョイアミーアにいらしてみてね。
って、私が言うのも、、なんですが。。(^_^);;;

と、、相変わらず長いのですが、、中味が薄くて、、間違いだらけな気がする。。
・・・・いつも以上に恥ずかしいのですが。。。明日に迫っちゃったので。。(^_^);;





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最終更新日  2008年04月17日 18時30分02秒
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