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2008年12月11日
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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:A Merry Jazzmas
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十二月になるとクリスマスは駆け足でやって来ます。
つうか、奥様的には、、何かと雑用が多くて嫌になる。。
今年はアドベントカレンダーも買い忘れちゃった。
有名な楽しいクリスマスキャロルに、「The Twelve Days of Christmas」って、あるのですが、、こんなワクワクだけでクリスマスを待てるのは子どもだけですよね!

と、、うだうだ言ってないで、、、、いきなり懺悔しなければなりません。。

う~~ん、、今世紀最大の大失敗です。
このアルバム今年の春にでていたのですが。。。
これは、クリスマスアルバムです。(きっぱり)
しかも、非常に完成度も高く、美しさがあふれてるアルバム。

Julって言うのが北欧の方で、クリスマスを現すキーポイントだと言うのは、以前にフィンランドのクリスマスアルバムを買ったときに教わったのですが。。
しかも、スウェーデンのドラマーアンダーシュルベリのアルバムかたっ時にもjulって言葉が含まれたクリスマスソングにも、あるんですよぉ。あ、これ、ラングレンのクリスマスアルバムでダニエルソンが感動的なソロ演奏してた曲。スウェーデンのクリスマスの曲なのでしょうね。
クリスマスカラーがほとんど使われてなくて、ベースとピアノでハートをもじったこのジャケットも見過ごしちゃったのね。

そう、、でも、「はぁと」は、クリスマスの精神で一番大事な部分デシタ。。

デンマークを中心に北欧のクリスマスに関する曲の数々をあの「Arching/Olivier Antunes・Jesper Lundgaard 」の二人が奏でてくれてるではないですかぁ。
透明で居ながら、グルーブ感、ドライヴ感を持ち合わせる、、強さと美しさが同居するピアノ。
彼のリーダー作「1'stSketches / Olivier Antunes Trio 」もとても良かったです。
最近、日本版も某所からでていて好評のようです。買ってないけど。
そして、デンマークのベースの重鎮と言ったら、このお方。饒舌で、しっかりしたピッチ。
その自信の程はコード楽器をゲストに呼びながら、、自らテーマメロディ弾きまくりのクリスマスアルバムを持っているほど。(笑)
そのアルバムでも彼はデンマークで、クリスマスシーズンに聴かれる曲を中心16曲も演奏しています。
清しこの夜、なんてのもありますが、、基本的には北欧のノスタルジックあふれる牧歌的な曲達。

クリスチャンではない私は、クリコレなのですが、キャロル、賛美歌と言ったたぐいに凄く弱い。
伝承曲、、トラディショナル、、民謡、そのてはもう。。お手上げです。。
今回もルンゴーのクリスマスアルバム「X-MAS BASS」からかなりの曲が重なって居ました。
そう、前作「Arching」でもデンマークの民謡を演奏してるので、合わせるとかなりの曲が「X-MAS BASS」と重なります。

まずは、 Dejlig Er Jorden。
優しいゆったりしたメロディを互いに紡ぎ合います。平和な世界を心から願う、しみじみ想う、、そんなメロディ。年齢は親子ほど違うのでしょうが、同じ視線で、上下の関係なく一緒のスペースで演奏を楽しみます。
Julen Har Bragt Velsignet Bud。やはり、ほんわかした牧歌的なメロディ。ウォーキングならぬお散歩速度の懐深いベース。しかし、途中にはいるピアノハーモニーやソロはもうゾクゾクする程ジャジィーで美しかったりします。めちゃくちゃ極上なベルベットを素肌で触れる感じ。
Der Er hvidt herude弓引きのぎこぎこ音でリズムをとって、暗く緊張感ある演奏がアルバムのアクセントにもなってる。緊張感と耽美的なフレーズととても印象的。
わき上がる泉の水を想像させるような美しいピアノのソロで始まるEn Rose Sa Jeg Skyde。
訥々とピチカートでメロディをかなで時にピアノが一緒に歩む。。
二人で寄り添い離れず、互いを尊重しながら、、心から演奏を楽しんでいる雰囲気。
一輪のばらが咲いたって、邦題がある曲で、皆さんもきっとどこかで聴いたことがあると思うのです。
可愛らしい曲。オルゴールとかのアルバムにありそう。

Velkommen Igen Guds Engle Sma。賛美歌のような曲なのかな。。
とても優しいメロディなのですが、途中からなかなかテンポ良くジャジィーでリリカルなソロになります。
まるで、子どものピアノ練習のように始まるHojt Fra Traets Gronne Topも、途中から弓引きでリズムをとった元気良く躍動感ある演奏に。ピアノソロは凄くシンプルな音使いですが、力強くダイナミック。
I sne star urt og busk i skjulもうっとり聞き惚れます。もう、めちゃくちゃ綺麗。
可憐で哀愁あるスタンダードのようなアレンジ。この世の憂さをすっかり忘れる。ベースソロも素敵。

と、半分が過ぎました。この後も緩急曲、演奏に変化のある曲順で、最後まで一気に来ませます。
ちょっと自然賛歌ような感じのSneflokke kommer vrimlendeの演奏も躍動感あって素敵。
こういう駆け足の曲で、二人本当に息がぴったり合ってます。これは、ツーカーって感じ。
少し暗く沈んだ感じがたまらないDer Er Ingenting I Verden Sa Stille Somもいいのですねぇ。
このベースソロも最高だし、ピアノも陰影ある美しさがたまりません。
なんだかぐっと胸に迫る演奏。スズック的白眉。

これは誰もが聴いたことある曲なのです。Glade Julは「きよしこの夜」です。。
ゆったりと丁寧に、テーマ弾いたあとは、夢見るようなソロになってました。
ほんのちょっとゴスペルっぽい感じになったりして、やはり、遊び心も充分。

この後、、Barn Jesus I En Krybbe Laも暖かな気持ちに、、Det Kimer Nu Til Julefestは、華やかな雰囲気と喜びが、、そして終演曲Spurven Sidder Stum Bag Kvistは、ジャズのエッセンスがタップリ入った演奏です。

一枚丸ごと、クリスマス。しかも、、たぶん、ほとんどがデンマークの人たちにお馴染みのクリスマスの曲。
北欧の持つ美しいメロディ、そして、、クリスマスの原点をみるような安らかさに満ちた演奏。
デュオの好きな人、そして、、静かなクリスマスアルバムを求めている人に♪
おすすめ。。m(__)m

ルンゴーのクリスマスアルバムと曲はかぶさって居ますが、
完全に違う所、、それは、ミュージシャン同志の関係。
ルンゴーのクリスマスアルバムでは、主役はルンゴー1人。結構豪華な共演者は脇役です。
ここでは対等な2人の息のあった素敵な演奏を聴くことができます。
オリビエがクリスマスのアルバム作りたかったか、、それは」、、疑問もあるけど。。(笑)
少なくても、ルンゴーの熱意に全力で応えています。(きっぱり)


1. Dejlig Er Jorden
2.Julen Har Bragt Velsignet Bud
3.Der Er hvidt herude
4.En Rose Sa Jeg Skyde
5.Velkommen Igen Guds Engle Sma
6.Hojt Fra Traets Gronne Top
7.I sne star urt og busk i skjul
8.Sneflokke kommer vrimlende
9.Der Er Ingenting I Verden Sa Stille Som
10.Glade Jul
11.Barn Jesus I En Krybbe La
12.Det Kimer Nu Til Julefest
13.Spurven Sidder Stum Bag Kvist

Olivier Antunes(p)
Jesper Lundgaard(b)

とりあえず、、叫んでみる。この時季売らなくてどうする!!(爆)

Julはクリスマスアルバムででーーす!


さてさて、、この人、最初に聴いたときから妙にひかれて、好きなピアノなのですが、
今回検索してたら、理由がわかった。
彼は、ニューヨーク在住の時代に国際的に著名なリッチー・バイラーク、マルグルー・ミラー、マーク・コープランドそしてケニー・ワーナーといったピアニストに師事しているンだそうです。おぉ。。!
綺麗で住ましたときのケニーワーナーはちょっとわかるかも。コープランド程妖しくはない気がします。

と、、何を思い立ったか、今日はキースの「生と死の幻想」(薔薇のジャケットね)から「祈り」を聴きました。
クリスマスアルバム聴いたからではないんだけど。
ヘイデンとのデュオです。神になる前、、自らが祈りを捧げるキースでーーす。好き☆
でねぇ。。昨日は、クリスマスせずに、、なぜかコルトレーンの愛奏曲?「テーマ フォー アーニー」にはまってしまったのです。こういう臭い感じのメロディも大好きなのねぇ。。
好きなテナーで、ハシゴ状態。やめられなくなってしまった。。○薬に近い。。効果☆

つう事で、今年自信を持っておすすめできる「スズック的クリマスアルバム」が見つかってヨカッタァ!!
Olivier AntunesのHPで試聴できるみたいだけど。。
短いと、あまり印象良くないかも。。。
ttp://www.deezer.com/en/oliver-antunes-jesper-lundgaard/jul-A252765.html
ここが、長く試聴できるらしいです。お試しあれ。

んじゃ、退散♪





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最終更新日  2010年03月18日 18時11分16秒
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