|
テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:JAZZ
放し飼いトリオ + @ ジャズフラッシュ!! 仕方ひろむ(org) 西尾研一(ds) 八木敬之(ts) 八木義之(vtb) ゲスト 本田巨匠(tp) 八木暢之(flh) 心の戯言、、前置き。(爆) 自由になることは幸せか。 野に放されたもの達は、自らの中に存在する野生に気づく。 そして、その野生が次第に、、自由と文明文化が創り出した理性から遠く反対側にある自己中心的な凶悪な心の存在を目覚めさせる。放し飼われたもの達は、、次第に自己の中に存在する凶悪で闇の部分の存在を隠すことをおそれなくなっていくのであった。。。(きっぱり) さてさて、、スワンのライブのあとはジャズフラッシュで「放し飼い+」でございます。 猛獣使いが女神から、仕方オルガンに変わるんだな。 とっとト、、移動したわたくしは新潟名物「豆八」の志まんやきなんぞも食べ余裕で時間を過ごしていたの。。。 しかーし。。ここからアクスデント続発♪ これは、この後放し飼いが起こす大惨事の予兆であったのかも。(爆) まずは、舞台よりきこえる仕方氏の電話。。 今回は、 ★オルガン機材はコンボ・オルガンの名器ローランドVKシリーズからVK-8をあぽろんe-shopさんのご厚意で無料で貸し出し頂いているノダ!!★ と。。どうやら、普段使ってるオルガンとセッティングが違うらしい。。 うむ、、既に30分前なのだが。。セッティングが完了して無い。 結構焦ってるのだな。。 オルガンなしのオルガントリオは、、いくら放し飼いでも、、しゃれにならない。。ぞぉ。 次は、舞台に立てかけておいた、こやぎちっちゃいのバルブトロンボーンが、、倒れた。。。 真ん中のバルブが微妙に曲がった?らしいのね。 見た目には、何ら変わらないのだが、、結構微妙なセッティングらしくて、 なんだか、真剣に真ん中のバルブのピストン運動を繰り返すこやぎちっちゃいのでした。 あまりに真剣でとても声などかけられない雰囲気。 バルブトトンボーンも居ない、オルガンも居ない、居ない居ない付くしは、、しゃれにならないな。 ムム。。。いろんなことがありますよねーー。 と、寸前にいろいろ、、まぁ。。解決。 ほっとして、3時ちょっと前に、、携帯で時間確認するとメールに気がついた。 うぅ。。ぎゃぁ、、我が家の一大事!すぐにお家に電話しなくちゃ。。 約、、5分経過?? あわてて、、帰ってくると。。。。 店内既にライブ開始。。。しかもかなり異様なムード。 ドラムとオルガン生み出した緊張した空間をまさにフロント2人が切り裂こうって瞬間です。 あとからおさむさんから言われたけどDirectionsだったのだね。マイルスのフィルモアイーストなんて久しくきいてねぇぞ。くっそ。頭の部分聴かなくちゃアホじゃん。。もう、二度と聴くものか。。orz.... まぁ。。うだうだ言ってもしかたないので、わたくしのライブ観戦はここから。 って、めちゃ凶悪な巡礼の旅が始まるのです。 唸るようなバルブトロンボーンのソロ、次第に過激に咆えるサックス。 異常なテンションが続きます。オルガンも変態。。。 と、オリエンタルな朴訥としたテーマが入ります。ショーターのAung San Suu Kyiだったのだ。 これはソプラノです。そ、ショーター確かにソプラの使ってますよね。。 が、、わたくしはすっかり違う曲と勘違いしてたの。実は、ライブ終わって一週間ずっと。 しかも自信ありありで、ウェザーのブラックマーケットだと思ってたのだ。(爆) あれもショーターソプラノだァ。 すみません、2曲目きかれた時、ブラックマーケットって言っちゃいました。 ハルギャルパーをギャルハルパーと覚えるわたくし。。曲やテーマメロディもうろ覚えなのね。 まぁ、タイトル勘違いしてたって、体制に影響は無いんだけど。個人的モチヴェーションは下がる。。 と、ソプラノのテナーには無い微振動上へ下へと揺すられ続け、バルブトロンボーンのワウ。。(なんだかアクシデントは大丈夫だったみたいですねぇ。。)のかかったソロも強力だナ。わたくしの脳みそはグズグズお豆腐状態になりましたです。オルガンに戻しつつ、テーマに戻りつつ、次のテーマを挟みつつ、グズグズとAll The Things You Areを予感させて、超高速のサックスソロへこれ凄かったァ。怒濤でドラムとオルガンが荒れ狂うなか吹きまくって、三男へバトンタッチ。うむ。。ここで璃事長的に理解。この流れだと、きっと、最後は80/81。くっそ、そういう魂胆だったのか。。この危険な状況で無重力に突入かぁ。。 空間タップリに始まった3男のソロは試行錯誤してオルガンへ。ちょこっとスペースサウンド風にクールに分解されてタ。最後は西尾ドラムでキャァ~♪パッシと決めると、予測どおりに80/81のあのユーモラスなテーマが始まる。と、、隣からもイェ~~イ、のかけ声!持つべきものは年齢を超えたジャズ友。 と、まずはこやぎ小からドラムと無重力へ向かってホン投げられる。う~ん、ふてぶてしい感じが良い具合です。はい。無防備と言うものが恐いのはどんな状況下においても同じでしょ。ドラムが残ったまま、、オルガンの空間交信系ソロ。その大きな空間にたまらず、フワ~~っと、無防備に入ってきたサックス。とたんに周りから音が消えて独りの時間に。いやいや、持つべきものは友。見せ場をつくってくださいますね。(爆) 40分ノンストップで演奏し続けた仲間の優しい気遣いだな。(爆) 最後の気合いを振り絞って、考えつくことを考える前に実践。(笑) 時を止めて時間を流すドラムソロ、そして、戻ってお終い! きゃぁ。。。。。。。。。。疲れたァ。。。。。♪ あぁだこうだぁ、、と、話してるうちに。 メンバーは集中力とスリリングな緊張感でたいそうお疲れでしょうが、、 わたくしも、清く正しい息継ぎができず、何度か呼吸困難に陥った気がします。 さて、2セット目はいきなり、あの優しいJames。 テーマ演奏で、少し、、お疲れの見え隠れするサクッスではありますが、がんばってもらいましょう。。だって、好きな曲なんだもん。 意外と体力温存してたこやぎ小のメロディアスでアグレッシブなソロから。。こういうの巧い。 続くこやぎ大も正気になりましたね。よかったァ。まぁ、そこまで吹かなくても、と、回復。(爆)どういう性格なんだろう。。。 クールで白いオルガンのソロを聴いてたら卒業式を思い出しちゃった。 こういう美メロシリーズは放し飼いには必要だな。凶悪なだけが野生でない。(爆) 続くナンバーは反則エリントン縛り。わたくし的には、ステップスアヘッドがらみのセンチメンタルムードを期待してたのですが、ここはエリントンの片腕ビリーストレイホーンのChelsea Bridge。この臭い、ちょっと幻想的なムードのある曲何故か好き。そういえば、Lotus Blossom、Day Dreamも好きなわたくしですが、彼がピアニストであったことはすっかり忘れてたナ。(爆)少しビブラートなんかきかせてすっかし夜の帝王風に。でも、まぁ、ソロガソロなんで臭くなりすぎないですね。新鮮っと言えば、新鮮。 Like Someone In Loveはゲスト参加の豪華版。つうか、疲労困憊を隠せないメンバーの為にもがんばってもらおう。トランペットの本田巨匠、フリューゲルこやぎ兄。先攻本田巨匠。軽快にテーマ演奏のあとは鋭く音符を刻みながら大きく空間を使った演奏です。巧い人は居るところには居るんだねぇ。(爆)綺麗な奥さまの声援をしっかり受けてガッツな演奏です。はい。こやぎ兄にバトンタッチ。ゆったりと歌心を滲ませた大人のソロ。これがにくいだなぁ。オルガンが入ったあとも巨匠の華やかなトランペットが響き余韻を残して終演。放し飼い的にあり得ない演奏であった。(爆) こやぎ大のMCを挟んで、最終曲に。。。 2人には戻って来てもらって、Sunny。イエェ~~イ! わりとゆっくり目のテンポで軽快に。メンバー的には最後の力を振り絞って。 こやぎ小も既に知性は働かなくなってると思いますが、期待通りの体力系の走りに、続く本田巨匠のシビアでスリリングなソロが爆発!きゃぁ。いや、面白い展開だ。。。と、バトンをうけたこやぎ兄にはエフェクターがぁ!! そういう意味で挑戦的で攻撃的なンだけど、ダンディに決まってるんだな。素敵!意外な展開にわたくしてきには大受け。最後にサックスが登場して放し飼い怒濤のSunny終演に向かって進撃でっす。解き放されたように生き生きした仕方オルガン。最後に向かって全員で混沌と突き進んでわたくしの頭の中で振り切れた針は戻って来ません。 あぁ。。この音楽的な喧噪!すげぇ。。至福。。。。終わるな!! と、祈りもむなしく最後のドラが鳴ってしまいましたとさ。 こうやって、 「我々はどこから来たのか 我々は何ものか 我々はどこに行くのか」 と問い続けたメンバーは、観客に 「祈りと瞑想の午後三時」 を与えて、静かに立ち去ったのであった。。。(大嘘) しかし、、1セット目はそのミュージシャンシップに敬意を表しますね。 こやぎ大を褒めるのは、なんか頭に来るけど、脱帽だ。次はゆるゆるでも、、許す。(爆) やっぱ、このバンドもかっこいいわナ。 とりあえず、理事長的ジャズスト参戦記はお終い。 あとは、も、一回、、写真とぼんやり感じた徒然日記書いてお終いにしまァす。 んじゃ、退散! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月28日 15時51分18秒
|