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2010年03月07日
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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:JAZZ

なんだかうれしくて早起きしちゃった。
カーテンを開けて庭を眺めると、雨が降ってる。
春霖雨に茶色の芝が重たく濡れる。
じっと目をこらすと、時折小さな白い粒が雑じる。
なごり雪まではいかないけど、霙なのですね。
冷たい、寒いはずなのだけど、灰色の空の下で、、空気は光り輝いて見える。
流されてるわけでなくて、まわりの変化で自分が変わる事だって沢山ありますよね。
春なのねぇ。。


ラーシュダニエルソンの追っかけしてるうちに、ACTレーベルから目が離せなくなりました。
このレーベルのジャズはあまり「汗」をかかないジャズです。ECMほどクールでもないし、EGERほどクラシックよりでもない。ジャズを基盤にクラシック、現代音楽、環境音楽、結構、ロックやポップよりだったり、フォークロアな感じだったり、周辺音楽との境界線を低くしたサウンドが得意です。少なくても、ブルーノートやレッドの路線ではない。(爆)そういう中では、このアルバムはかなり普通のジャズだと思うの。
JulianとRomanはドイツの有望な若手のジャズマンらしい。ブラザー最中情報によると、弟ペット係が20歳、兄ピアノ係が2つ年上らしいので22歳。ACTレーベルはドイツに本拠地があります。で、お国の若い音楽家を応援する為だと思いますが、「ヤング・ジャーマン・ジャズ」というシリーズを持っていて、彼らはその企画でこのレーベルから一作目をだしており、このアルバムは彼らをよりバックアップする体制の2作目です。
プロデューサーがニスルスラングレンで、なんと、リズム陣に、ラーシュヤンソントリオにいたダニエルソンとシュルベリがいます。これだけで、私的には買いなのに、全然見落としてしまってました。
ニルスラングレンは歌も歌うトロンボーン奏者で、そのアンニュイな感じはトロンボーン界のチェット。
そして、この兄弟もチェットの捧げるアルバムもだしてたりするので、その辺共感するものがあったのかもしれません。そう、ドイツには、既に大人気のティルブレナーがおりましたね。

で、ブラザー最中さまが、レビューあげたときも、チェックしたのに、一緒に購入する物品が見つからずに保留したまま、、。何故か、新年にお年玉としてやってきたのでーーす。
これが、聴いてびっくり、北欧的空気はたっぷりなのですが、意外なまでに普通にハードバップしてたりして、、。
そう、、彼らは一歩前に出るために、イェーテボリの森にやって来たのです。

オープナーは透明感あふれるピアノとざっくりした空気をたっぷり含んだトランペットとの美しい兄弟のオリジナル作Fade A Little。リリカルに輝くピアノとしっとりしたペット、センスの良いドラム、きっちり支えるベース。
Geno The Shoeshineはちょっとアップテンポの減り張りある曲。ジャーーズ!イェ~~イ。のびのびと吹くトランペットが気持ちいい。いきなりライブハウスへようこそになりましたね。
Traveller's DefenseはダニエルソンのTarantella / Lars Danielssonに入ってた曲で、トロンボーンのラングレンが参加。心もとない、、何処か切ないメロディをたんたん紡ぎます。私的トロンボーン界のチェットが築く世界は儚く切ない。それを受けたペットの世界はもっと現実的。ダニエルソンの独特な世界をうまく演じました。Herbert GronemeyerのAirplaines In My Head にはヴォーカルゲストのIda Sandが参加。ジャズヴォーカルと言うよりロック&ポップの彼女の歌には強い意志が秘められていて、ザックリと力強いフレーズで応えるペットが潔い。

彼らのオリジナルNinni's Dance。スウェーデンのサックス奏者、Magnus Lindgrenが参加。この人ちょっと一筋縄でいかない雰囲気を持ってますが、ここでは曲調にあわせてか結構優しい感じかな。
そのリンドグレンの曲でDalodrum。これはフルートで。私はこの人はフルートの方が印象的だし好き。
ちょっと変わったオリエンタルな曲調なのですが、本人はもちろん、ジュリアンのペットがなかなかかっこいい。
続く彼らのオリジナルはダニエルソンのチェロによるピチカートのソロがフィーチャー。4人の息もぴったり合って、世界が広がります。
Not Strong EnoughはIda Sandのオリジナル。シンプルなメロディ&唄、ミュートの響き。実は、お気に入り♪
Trainwalkは、かなり雰囲気も変わってジュリアンのアグレッシブな演奏で違う顔をみた気がします。でも、短すぎる!!全体に弟のペットが真ん中なのですが、Loveのピアノソロは儚げでよかったです。美しいメロディにダニエルソンのソロぴったり。ダニエルソンの曲でSong For E. 。何処か荘厳な雰囲気も持つ。トロンボーンもペットもたんたんと進み、ダニエルソンの世界。
そのままのメンバーでアンニュイなSmoke Gets In Your Eyes。最後は、なんと、3管でラロ・シフリンのToccata。めちゃファンキーで、ビックリ♪なんだか、挑戦的な感じもする終演曲でした。


庭を一巡りした。大好きな水仙の芽はだいぶ大きくなった。
桜の花の芽もちゃんとついてた。
雪が消えたあとは、暫く殺風景な眺めなのですが、、春の息吹をあちこちに感じられ気分がうきうきしてきます。
そんな気分に丁度いいかと思うのです。
豪華なゲストで、少しパッチワークのような仕上がりになった気もしますが、こうやって遠く日本でも彼らの名前を知る人間がでるわけで、タイトルに偽りはないと思うの寝。兄弟仲良く、より上を目指してくださいね♪

1. Fade A Little
2. Geno The Shoeshine
3. Traveller's Defense
4. Airplaines In My Head
5. Ninni's Dance
6. Dalodrum
7. Dusan
8. Not Strong Enough
9. Trainwalk
10. Love
11. Song For E.
12. Smoke Gets In Your Eyes
13. Toccata

Julian Wasserfuhr (tp)
Roman Wasserfuhr (p)
Lars Danielsson (b,cello)
Anders Kjellberg (ds)

Special Guests
Nils Landgren (tb #3,11,12,13)
Magnus Lindgren (ts #5,13 fl #6,13)
Ida Sand(vo #4,8)

午後は雨もやんだので、、西堀ローサのライブを聴いてきました。


★今日のピアノピアノ★



長沢好宏(ts)、細木久美(p)、文河潤(b),AYACO(vo)
長沢さんは、新潟を代表するサックス奏者です。その長沢さんがピアノピアノにでちゃう。
ピアノはみーく姫こと細木さんだし、なんか、ただでいいのか。。
いいか、私は新潟市にはいっぱい税金払ってるし。。(きっぱり)
ビートルズナンバーからジョビン、タッドダメロンまでと幅広くインストではこなし、AYACOさんが入ったヴォーカルヴァージョンでは、スタンダードナンバーをしっとり聴かせて下さいました。
どの曲も皆さんが知ってるような選曲で、会場がリラックスしたムードでジャズを堪能してました。
インストでは好きなホット・ハウスやジョビンのルック・トゥ・ザ・スカイがよかったなぁ。
ヴォーカルヴァージョンでは、私はご本人もお好きなビリーホリディのゴッド・ブレス・ザ・チャイルドが一番よかった。普段私は、この辺の重たいヴォーカルは聴かないのですが、AYACOさんのザックリしたハスキーな声にはぴったりでした。
しかし、いつ聴いても長沢さんの音ってすごく綺麗。テンパッタ演奏は決してしない、見せない、男の美学もダンディです。そして、その長沢さんの演奏をよく知ってる細木さんのピアノは端正なだけでなくて、曲の聴かせどころをきちんと抑えていて、長沢さんやAYACOさんをたてながら演奏を華やかに演出していきます。ベーシストのひたすらタンタンと弾くウォーキングベースで楽しい2時間弱でした。

んじゃ、退散♪





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最終更新日  2010年03月09日 17時30分36秒



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