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2010年04月15日
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カテゴリ:JAZZ(Born In The U.S.A. )

寒いんですよ。。新潟。。
身も心も寒って、モンだ。
寒くても、鼻水でてても、、時間は過ぎていく。(笑)

クリポタことクリスポッターの潔い吹きップリは、ブログ仲間では浸透してきてますです。
クリポタを好きな人は増えてる、、と、思っているよん。
ええとねぇ。。。たとえ、、あとから、、なんだあれは?って思うことになっても、、
ま、夢中になれものがあることは良いこと。ねッ!

そのクリポタさまが今回参加したのが、、ECMからでるポールモチアンの作品です。
モチアン先生って、1931年生まれだって、、ジャケの中の写真はあやしいインテリやく○って、感じだわ。。m(__)m
ゆうに、、70歳超えてるわけだけど、、モテモテドラマーなのか、、それは、、ワカリマシェン。(爆)
モチアントリオ、ってありますように、モチアン先生ドラム、クリポタさまはサックス、、そして、もう一つの楽器はピアノです。しかも、、ジェイソンモラン。うむ。。。
この手だと、ドラムレスってのも定番な気もするけど?モチアンはいわゆる、、普通のドラムと違いますからね。
音を出してなんぼがドラム、って気もしますが、、とにかく、、間が多いのです。
むしろ、ダンダンと音が入ると聴いてる方がびっくりするようなドラムです。(爆)
北欧系とか、サクサクと繊細なドラム多いですが、そうう言うのとも全然違うのだ。
つうことで、ECMの美学には結構とはまるのですが、そこに、強面がお得のクリポタ&モランでっす。
どーーんなファンタ~~スティックな出来事になってるか、、楽しみ♪

10曲中バーリンの Be Careful It's My Heartをのぞいて全てモチアン先生作。

オープナーの霧中のようなMode VIから幕開けからECMだなぁ、、と。モチアンの少ない音の間を、漂うように幽玄なサックスが響き、最小限の音はモランも一緒。しかもリズム的なアクセントととしてモランのピアノが鳴る。ゆったりした空間ですがピーント張り詰めた空気。 Casinoもシングルノートでたんたんと弾くモランの美しイ世界になにもない空間にものを置くようなつかみ所のないけど繊細なモチアンのドラム。感情を抑えながらも表情豊かなクリポタ。シンバルの音で色づけされながら、モンクの幽霊を感じるLost In A Dream。静かに感情を盛り上げるBlue Midnight。。ひんやりした中にも込められた感情の起伏は、三者の統一された意識の生む密度の濃い時間へ繋がっていく。

そう、、拍手がおきて、、ライブであることに気づくのですが、演奏が始まると忘れちゃう。この深遠な感じ、、これがスタジオ盤だったらどうなるんだろう。
と、何故か、ごく普通に演奏されるBe Careful It's My Heart。クリポタはスタンダードも演奏しますが、、こういうアルバムでこんな風に情感込めて歌心を響かせるのは、ちょっとびっくり。モチアンもチャントリズムキープしてて、普通の?演奏になってる、、よね?
静かだけど、緊張感の続く演奏なので聴衆にも、、休憩って感じ。

スタンダードの名曲に劣らぬ、Birdsongも素敵な曲。低温な感じは変わらないけど、次第に3人のエネルギーが集結した瞬間の温度が高くなってる気がする。クリポタは艶のある良い演奏を丁寧に続けてます。Tenは冒頭ちょっとフリーな空気。モランが、そのゴリゴリっとした感触をのぞかせます。モチアンもアグレッシヴで制&静の時間が続いたので、その温度差は非常に大きく感じ、奔放な感じ。モチアンがバスドラ?使った。。
その流れがそのまま、アバンギャルドな雰囲気でDrum Music。ちょっと強面な面々の演奏が続く。モランも水を得たお魚のようでっす。後半の三位一体となった部分はなかなか聴きもの。Abacusはダイナミックで繊細という相反するような表現がぴったりなモチアン先生のドラムソロです。もしや、70どころか、、80歳??そのかっこよさはちょっと驚く。つうか、、やんや♪クリポタの艶やか~~な、音で始まるCathedral Song。かなり感情豊かな表現になっていて、その演奏の力に最後まで潤目になります。モランのバッキングも素敵。

ウ~~ン、モランもクリポタもすごいけど、モチアン先生恐るべし。
美しいけど、メロディの持つ美しさだけに頼った演奏でなく、想像力豊かな美しい世界が待ってます。
最初の取っつきにくさにめげないで、虜になってみませう。。奇跡のヴィレッジヴァンガードライブじゃ。

1. Mode VI
2. Casino
3. Lost In A Dream
4. Blue Midnight
5. Be Careful It's My Heart
6. Birdsong
7. Ten
8. Drum Music
9. Abacus
10. Cathedral Song

Chris Potter (ts)
Jason Moran (p)
Paul Motian (ds)

明日から、また、夜昼、、お出かけが多い。
風邪が悪くならないといいなぁ。
どうか、、身も心も暖かくなりますように。。

んじゃ、退散♪

追記 やっぱ、クリポタすごい。コルトレーンがオリジナルのバラードを吹くときの説得力は半端じゃないと思うんだけど、それに通じるような説得力があってかっこいいと思いますです。心を奪われる、、、って、感じだなぁ。。





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最終更新日  2010年04月16日 11時38分50秒
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