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重信川の岸辺から

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2015/07/04
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 池田浩士氏の『ヴァイマル憲法とヒトラー』を読んだ。ヒトラーのナチスがどのようにして国民の支持を得、どにょうな圧力下にヴァイマル憲法を無化していったかを分析した本だ。

 この本のなかに面白い指摘があった。ナチスが政権を獲得したのち、戦争へ向けて準備する。その際の軍隊の呼び名についてだ。

 「兵役法で「陸軍の常備軍」といわれているのは、言語では「フリーデンスヘーア」です。直訳すれば、「平和の陸軍」という意味になります。常備軍のことを一般にこういういい方で表すのですが、考えてみれば平和のために軍隊はいらないわけですから、この場合の「平和」というのはつまり戦時ではないという意味にしかすぎません。」

 安倍政権のいう「積極的平和主義」、戦争法体制、戦争法案に「平和」という言葉をつけることの欺瞞については、大分明らかになっていると思うが、あのナチスも、「平和の軍隊」などといっていたのだ。これを知ると安倍政権の平和という言葉の危険さがさらに明確になる。

 この本にはこういういこともいっている。

 「戦争を職業としない国民を戦争に奉仕させることによって殺したナチス国家は、各個人が持つ自己の人生のあり方をみずからが決定できるという自己決定権を、国民から剥奪したのでした。」

 「ヒトラー政府が国旗と国歌に敬意を表することを強制し、「ハイル・ヒトラー」のナチ式敬礼を強要し、人びとが唯々諾々とそれに応じた時、死に至るまでの生き方は自ら決定できるという基本的な権利は、すでに失われていたのでした。」

 こういう部分を読むと、自民党の議員たちの言論抑圧発言や国立大学への国旗・国歌強要が、自己決定権という基本的な権利の剥奪につうじるものであり、決して、いい加減にすましてはならないことがよくわかる。

 戦争法案強行と言論抑圧発言は一体なのだ。

 なお、ついでにいっておくと、NHKは言論抑圧をまだ「報道機関批判」と言い続けている





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Last updated  2015/07/04 10:27:52 AM



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