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January 10, 2008
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テーマ:闘病日記(4004)
カテゴリ:シックハウス
私自身がCS(化学物質過敏症)であるが故に、何事も化学物質に探りを入れて物事を捉えてしまいます。

ここ数回の記事で「CSは病気じゃない」と書いてきましたが、そう捉えられる理由も分からなくはありません。

コメントも頂いたので、今回は医学的見地について少し触れてみたいと思います。




現在、シックハウス症候群、化学物質過敏症は脳神経系の異常という説が主流です。

といっても、そういった病気として取り組んでいる病院は国内で10軒程度と、一部の医者の意見に過ぎません。
医学界全体で見るなら1%程度の意見でしかないでしょう。

他の医者の見方としては、「そんな病はない、気のせいだ」というもの、「何かしらあるだろうが、現状ではよく分からない」というものの2つに分けられます。

患者の症状もバラバラ、苦手な物質もバラバラ、発言も支離滅裂、とくれば精神的にオカシイと思われて仕方がないのです。
医者は健常者なわけで、それを客観的に判断するしかありません。


何らかの共通点を探すしかないのです。



この病のメカニズムを話すとき、「花粉症に似ている」という表現を多くの人が使います。

体の許容量を超えて花粉を取り込んでしまったとき、アレルギーとして症状を出すようになる。
一度 発症するとその後ずっと同じ症状が出る。
誰でも掛かる可能性がある。
人によって その許容量の個人差は大きい。
アレルギー体質な人ほど罹り易い。
など。。

↑この「花粉」を「化学物質」に置き換えると全く同じだからです。


しかしながら、アレルギーの検査では何も引っ掛からない。
同じ症状が続くとは限らない。
悪化すればするほど、様々な化学物質に反応するようになる。
本来 アレルゲンになり得ない、自然のものにまで反応するようになる。
人によって反応する化学物質は異なる。


病気というのは、ある状況に陥ると誰でも、同じような体内の変化が起き、同じような症状を出す。
これが分かって初めて「○○病」という新しい病気として認められるのです。

あれもこれも ひっくるめて○○病とはいきません。
「シックハウス症候群」が「症候群」であるように、シックハウスの中で起こる様々な症状を総じて「シックハウス症候群」と呼ばれます。

では化学物質過敏症は???


これまで多くの患者の話を聞いてきました。
ここ1年間は実際の患者さんとも沢山 触れてきました。

一人一人の症状の どこまでが本当に化学物質によるものか、精神的な面から来ているのか、全く分かりません。
多くの患者に会えば会うほど、どんどん分からなくなっていきます。
健康な人、やや過敏な人と、実際の過敏症の患者との間には物凄い差があります。ちょっと話を聞くだけで分かります。
しかしながら患者になった後の反応は、一人一人で何百通りの症状や変化を起こしています。

化学物質の接触曝露によるもの、吸入曝露によるもの、存在を感じただけで起こるもの、想像しただけで起こるもの、精神的に起こるもの、疲れから起こるもの、疲れた時の曝露から起こるもの、日常的に触れているものから起こるもの、問題ないと思っているものから起こるもの、自分の体内で生成される物質から起こるもの、・・・。

さらに その掛け合わせ。。

それほど多種多様な原因から様々な症状を出してしまうのです。
これを客観的に○○病として認めるならば、どこかで線を引かなければなりません。


それは、どうやっても出来ないのです。
現在の科学の限界を超えています。



今 北里研究所病院では、ある条件を元に線引きしています。
それに対する患者側の反発も多いです。


でもそういう事をしていかないと、何でもあり になってしまいます。

だからと言って実際に苦しんでいる人は物凄く多い。
潜在的な患者を含めるとその数は計り知れない。

厚生労働省などは、対応したいと言えば したいでしょう。
「全く考えていない」という訳では ないでしょう。

線引きしようにも、どこに線を引いたら良いのか皆目 見当がつかない。
「分からない以上、分からないとしか言いようが無い」というのが現状だと思います。


これについては、それぞれの批判ばかりしていても しょうがないです。
いつか誰かが確証を突き止め、この病が病気として一日も早く認められることを祈るばかりです。





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Last updated  January 10, 2008 02:27:28 PM
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